「占いは答えじゃない、ヒントだ。」

 

ルノルマンカードのシンボルについて調べ、コア意味をつかむ企画、14回目は『キツネ』じゃな。

 

Lenormand14 きつね

意識的にかわいく描いてみた。

 

私はキツネと聞いても『きつねうどん』ぐらいにしか思わなかったんじゃけど(笑)、エレノアちゃんの話を聞いてキツネに対する認識が改まったよ。

 

今回は、インスタにも投稿したものもお届けするね。

 


目次

童話の中のキツネ
実際のキツネって?
なぜ詐欺的な意味があるの?
漢字で表すと
参考リンク

 


 

 

 

童話の中のキツネ

昔話や童話では、キツネは『だます』『ズルい』キャラとして書かれていることが多いよね。

 

キツネとツルのごちそう

キツネとブドウの話

ごんぎつね(ラストが泣けるやつ)

キツネとクマ(←岡山県に伝わる民話らしくて岡山弁じゃったで。笑)
 

世界的にこの調子のようで、

 

キツネ=ずる賢い

キツネ=意地悪

キツネ=自分の利益のために人を騙すのが自然体

 

というイメージはユニバーサルなものらしいわ。

 

(各お話は『参考リンク集』から読めるよ~)

 

でもな、私はなんだか腑に落ちないんよね。

 

なぜキツネは騙すのか。

キツネに聞いてみないとわからないけど(笑)、絶対に動機があると思うんよ。

 

 

 

実際のキツネって?

そこから
「実際のキツネってどうなんだろう?」
と考えた。
物語ではデフォルメされるだろうから。
 
で、調べてみたところ、実際のキツネはなつきにくいらしい。
警戒心が強いみたい。
親離れが早く、8~10か月で成体となり、その後は単独行動をとる。
 
キツネはね、イヌ科なの。
イヌ科の動物は基本的に群れで暮らすもの。
 
(飼犬は人間の家族という群れに属している、と解釈したよ。)
 
だけど、キツネはイヌ科なのにもかかわらず単独行動。社会性ナシ。
 
さすがに血族は襲わないらしいけど、
それ以外は全部敵かエサ(ひえー)
 
だから、警戒心がハンパないらしい。
耳が大きいのは敵やエサが来るのをいち早く感知するためなんだって。
 
そしてここからがキツネの真骨頂という感じなんだけど。
キツネはエサを一度に食べないらしいのね。
何度かに分けて食べる。
半分に分けたら半分は食べて半分は穴に埋めてとっておく。
 
で、後でエサを埋めた穴を見つけるとき、どうやって見つけると思う?
 
なんとなんと、記憶をたどって見つけるらしい。
 
他の動物のようにクンカクンカ匂いを辿ったりはしないんだって。
 
すごいよね~
賢いよね~!
 
あと、キツネは相手によって戦い方を変えたりするんだって。
これも賢い。戦略的。
 
で、こういうのを『本能的に』している(考えてやっていない)、DNAレベルで賢いのがキツネ。
 
なぜかというとそれは、ひとえに『生きるため』よな。
 
こう考えると、
キツネ=仕事・ルーティーンワーク

という意味があるのもうなずける。

 

「生きるためには食べなくちゃ」

「そのために戦略的に獲物をつかまえなくちゃ」

 

…ってことだと私は思ったよ。

 

獲物を捕まえるのは、生きるという仕事のためなんだよね。

 

 

 

なぜ詐欺的な意味があるの?

キツネのしていることを人間の立場から見ると、迷惑なこともある。

 

たとえば、飼っていたニワトリを食べられちゃった!なんてことがあったら迷惑だよね。

 

キツネはニワトリというエサを得られたけど、人間にしてみれば損失でしかない。

 

こういう出来事から、

 

自分の利益のために人を欺く

 

というイメージが生まれたんじゃないかな~。

 

キツネは夜行性だから、人目を忍んで夜に…ってますます『してやられた感』があるもんね。

 

 

 

漢字で表すと

 

※おしゃれな人、メイク上手な人を表すこともあるので『綺』を入れています。化けるってことね。