ある1日のできごと | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。


エピソード1

レストランで原稿書き。
しばらくして、ドヤドヤとおばさま達がやってくる。

「ハ~、疲れたわね~!」
「あなた、頑張ったからねぇ」
「私、ビールにしようかしら」
「じゃぁ、私はこれで」
「いつもの、ほら、あの、ないのかしら」

疲れてはいるようだけど、とっても元気。
大きな声で、話しは弾む。

「でもさ、私なんて、入ったばかりでしょう。
 だから気を使って言えないのよ」
「言ってもいいのよ。何気なく自然に
 “後ろがつかえてますよ”と言えば、大丈夫よ」
「スピードの遅い人がいると、後ろが大変よねぇ」
「そうなのよねぇ」

後ろがつかえる?
スピード?

「でも、コーチはどう思ってるんでしょうね、私たちのこと」
「ずっと通って欲しいって、言ってたわよ」
「私、最近コーチから何も言われないのよ」
「上手く泳げるようになったから、言うこと無いのよ」
「でも、もう体力ないわよ。75歳よ、もう今年」

なんと、75歳を筆頭に、
おばあちゃんたちスイマーだった!! すごーい!!

「私、水泳では痩せないって分かったの。だからもういいわ」

机の上には、グラスやお皿がてんこもり。
そりゃ、おばあちゃん、痩せんやろうねぇ……。


エピソード2

電車に乗る。
40くらいのひげ面の男の人がこっちを見てる。
なんだか怖いなぁ。

軽~く、屈伸をしている。
軽~く、軽~く。

そうしながら、少しずつ、こっちに近づいてくる。

屈伸、一歩前進。
屈伸、一歩前進。

電車のなかで見る「屈伸運動」は、
ジェイソンの伝動ノコギリのように、
恐怖を駆り立てるのでした……。