実家で過ごしたお正月2 | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。


元旦。
あけましておめでとうございます。
寒いけど、いい天気。素敵な幕開けだ。

が、まだ胃の調子が本調子には程遠い。
なんとか、お節をかじる。

まずは、赤酒という地元のお酒(甘いお酒)に
屠蘇の元をいれた、お屠蘇。
神前式の誓いシーンのような感じで、
真っ赤な漆の杯にトロリとしたお屠蘇をついでもらい、
クッと飲み干す。すこしツンとした香り。でも甘い。

次に「年取り柿」というニックネームをもつ干し柿。
これを食べないと年が取れない。(と実家では言われる)
それに、「お祝い茶」と称される、梅干入りの緑茶。
これで年の始めをちょっぴり神妙に迎える。

そこから、お雑煮が登場し、お重箱がどどーん!
黒豆や栗きんとん、なます、かまぼこ、海老が顔をだす。

ここ数年は人数の関係もあって、カンタンお節だけど、
昔はいろいろと手作りをしていた。
黒豆はコトコトと甘辛く炊き、数の子は数日前から漬け込む。
吉野揚げといわれる豚肉の生姜風味揚げに、
なぜかわが家の定番なのが、ポテトサラダ。
そこに、“豚肉の眼龍巻き”とか“トマトの貝柱サラダ”など
毎年変わりの創作お節が華を添えていた。

お雑煮は、鶏肉入りのすまし出汁に、網で焼いた丸餅。
具は、里芋、人参、大根、かまぼこ、ちくわ、みぶな(青菜)、
それに必ず必要なのが、もやし。
20センチもあるだろうか。ひょろひょろと長い地元産のもやしを
お雑煮のいちばん上にクルリと巻いて置くのが、わが家風なのだ。

胃が大ダメージを受けている今年は、
なんとか、お屠蘇、干し柿、お茶はクリア。
しかし、栗きんとんや黒豆をチョイとつまみ、
お雑煮を食べたところで、もうノックアウト。
大好きなお餅を消化する元気は、まだ残念ながら無いみたいだ。

年賀状の仕分けをして、お墓参りと初詣。
夕方には、新春“大”ボーリング大会を開催しよう!と
従姉妹と決める。食べ物はパスでも、ボーリングだったら……ね。

昼ごろになって、だいぶん回復してくる。
あー、健康って、なんて素晴らしいんだろう、
お酒が飲めるなんて、とても素敵なことなんだ、
と元旦早々実感。健康に甘んじてちゃいけないねぇ。

おばあちゃんを見舞って、さてボーリング場へ出陣!
「このボーリング場って、昔は手書きだったのよー」なんて
ゲラゲラ話ながら会場に入ったら、
なんと! 今もまだ手書きだったー!!! オソルベシ。
久々にスコアをつけながらのボーリング。
大人9人+子供4人の新春“大”ボーリング大会は
笑いと歓声の入り混じった盛大なものになりました。

夜は、一日遅れのお蕎麦。
お酒を飲もうかと思ったけど、今日までガマン。
大みそか、元旦と飲まなかった年は、
もうここ、10年以上ないはずだ。
おーぉ、我ながら感動に値する。
今年のなにかを物語っていたりしてね……。

それにしても、そろそろわが家のお節を引き継ぐ歳に
なってきた。大切に受け継いでいきたいと思う。
ちょいと面倒だけど、やっぱり手作りのお節が何より美味いもの。
料理、調理方法など、細かく母に聞いておこうっと。


次回に続く。