大規模な国際症例対照研究であるINTERSTROKE研究で、コーヒー、紅茶、緑茶などの摂取量と脳卒中の関連を検討したところ、コーヒーを多量摂取(1日5杯以上)する人は脳卒中全体と脳梗塞のリスクが高く、逆に緑茶を摂取する人ではこれらのリスクが低かったという(カナダ・McMaster University and Hamilton Health Sciences)。
・コーヒーは、1日摂取量が1~2杯もしくは3~4杯の人では脳卒中との関連はみられなかったが、5杯以上の人は、脳卒中全体(OR:1.37)および脳梗塞(OR:1.32)のオッズが高かった。
・緑茶は、3~4杯の人における脳卒中全体(OR:0.73)および脳梗塞(OR:0.75)、また5杯以上の人における脳卒中全体(OR:0.70)および脳梗塞(OR:0.69)のオッズが低かった。