ピロリ菌の除菌治療の失敗は虫歯と関連~ヘルスデーニュース~ | 長谷部茂人 マイノリティレポート

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ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の除菌治療に成功するかどうかは、虫歯の有無と有意に関連しているとの研究結果が示された(朝日大学歯学部)。

ピロリ菌は、胃炎、胃潰瘍、胃がんなどを引き起こす。

胃がんの90%以上はピロリ菌が原因とされている。

ピロリ菌の感染者は減少傾向であるものの、2017年時点で日本人の約3600万人が感染しており、年齢が上がるほど感染率は高まる。ピロリ菌の感染者には抗菌薬による除菌治療が行われるが、除菌は必ず成功するわけではない。

今回の研究では、226人のうち除菌に失敗した人は38人(17%)だった。

除菌に失敗した人は成功した人と比べて、歯磨きの回数が1日2回以上である人の割合が有意に低く、虫歯のある人の割合が有意に高かった。

除菌に失敗した人と成功した人で、歯の詰め物や歯の欠損の有無について有意な差はなかった。
https://www.carenet.com/news/general/hdnj/58298

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