(ひと)コロッケを救った、母からの「魔法の言葉」&串間充崇さん、世界の食料危機をハエで解決 | 長谷部茂人 マイノリティレポート

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B級ニュース・マイスター長谷部茂人がお届けする平凡と非凡の時勢談。

僕を変えてくれた母の生き方

いつの頃からか、我が家の柱には母の字が書かれた、黄ばんだ紙が貼られていました。

あせるな

おこるな

いばるな

くさるな

まけるな

子供の僕には意味が分からず、「あおいくま」と読んでしまいましたが、母は笑いながら「広志くん、この言葉だけは覚えておきなさい。これを覚えておけば大丈夫だから」と教えてくれました。それからというもの、僕は事あるごとにこの「あおいくま」を思い出し、心の支えとするようになりました。

僕が中耳炎になったのは小2の時です。しかし、母にそのことを言い出せませんでしたお金がかかるから我慢しようと思ったんです。姉と僕の間には母に気を遣わせてはいけないという暗黙のルールがありました。お金が必要なら自分でアルバイトをして稼ぐ。僕はそれを当然のことと考えていたからです。実際、中学、高校と新聞配達をしながらお小遣いを貯めていました。

耳の痛みはその後も時々起こり、耳垂れが出ることもありましたが、我慢できないほどではなかったので、そのままにしておきました。

ところが、中2の時、突然、耳鳴りがして右耳に激痛が走ったんです僕は耐えられずに、その場に倒れ込んでしまいました病名は真珠腫性中耳炎。即入院です。しかし、そんな大変な時でも僕は「お母さんに悪い」と、そのことばかりを考えていました。

母は「大丈夫ね?」と声を掛けてくれましたが、その表情はとても辛そうでした。母は痛みを打ち明けられずにいた僕の気持ちを分かってくれていたでしょうし、そうさせてしまった自分を責めていたに違いありません。息子の右耳が聞こえないと宣告された時、一体どんな気持ちだっただろうかと思うと、いまでも胸が痛みます

僕はと言えば、落ち込んだのは本当に一瞬でした。「左耳が聞こえるからいいや」とすぐに気持ちを切り替えていました。両耳が聞こえることを期待するのではなく、片耳になってどうすべきかを考えていました。自分から先回りして相手の右側に座る、それもふざけたりしながら相手に気づかれないように自然な形で振る舞う、という技術をいつの間にか身につけていったんです。この時の呼吸は、その後、お笑いの世界に入ってからも大変役に立ちました。

https://www.mag2.com/p/news/365077

 

 

世界の食料危機をハエで解決しようと研究、串間充崇さん

家畜のフン1トンに300グラムのハエの卵をまく。すると、卵からかえった幼虫がフンを分解、1週間で肥料300キロ、幼虫150キロができる。幼虫は家畜の飼料に使える。そんな仕組みを完成させ、1日100トンのフンを受け入れる工場の建設に、まもなく入る。

 宮崎市に生まれ、高専をでて中部電力の社員に。24歳のとき、テレビでこんな番組をみた。

 東西冷戦のころ、旧ソ連が宇宙船の中での食料自給をめざしてハエの研究をはじめた。ソ連崩壊で継続がピンチになるも、宮崎のある会社の社長が引き継いだ。

 ロマンを感じて故郷に戻り、十数年、手伝った。社長が4年前に死去し、研究を継いだ。

 旧ソ連時代から1千世代あまりかけあわせてきたハエたちを死滅させるわけにはいかない。ハエを守る空調費やスタッフの人件費をまかなうため借金を重ね、借金取りにおびえた。「でも、ハエのためには命も惜しくなかった」

 ベンチャー企業から出資を受けた。農家や大学から、できた肥料で野菜は大きくなり、飼料で家畜は病気やストレスに強くなった、と報告があった。工場にはハエが外に出ないようバッチリ対策をほどこす。「人類を満腹にして争いごとをなくしたい。ハエたちと進みます

https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180625000284.html

 

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9月24日(月・祝)【シンポジウム2018】「生き方革命~母なる地球に生きる」ご案内
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1 映画『おだやかな革命』上映会(12:30~14:10)
 しなやかに生きるために・・・それは、もう始まっている。
 今、各地で始まっている「暮らしの選択」。
 懐かしくも新しい時代が見えてきた・・・。
 成長・拡大を求め続けてきた現代社会が見失った
 これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける物語。

2 リレーセッション(14:10~15:50)
「氣力作物と自立支援」
 NPO法人アースアズマザー副理事長 村野政章
「食と健康」
 高橋ファミリークリニック院長・中部支部長 高橋信雄
「和語、いのち」
 南山大学人文学部心理人間学科准教授 まどかアッセマ庸代
「リボーン(Reborn)、病を克服する生き方」
 岐阜県養老郡医師会会長・船戸クリニック院長 船戸崇史

3 パネルディスカッション(15:50~16:30)
「人と地域の元気をめざして」
 パネラーはリレーセッション演者ほか以下の方々
 進行:長谷部茂人(一宮市神山連区地域づくり協議会副会長)
 山本百百代(心の学校 講師・NPO法人アースアズマザー理事長)
 花谷まさゆき(一宮市議会議員)

総合司会:木村健太(チーム木村けんた代表)
※14:30~14:50 休憩時間に安心野菜の食べ比べを行います

●と き:2018年 9月24日(月・祝)12:30~16:30
●ところ:JR尾張一宮駅/名鉄一宮駅構内 iビル7階シビックホール
     一宮市栄3丁目1番2号 TEL0586-28-9153
●会 費:前売り2,800円(当日券は空き席がある場合のみ販売)

*参加申込みは以下ホームページ「申込みフォーム」から願います。
 申込みフォームに記入して正式申込みとなります。
 http://holistic-chubu.org/event

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【主 催】NPO法人日本ホリスティック医学協会中部支部
 一宮市平和1-2-13(担当 長谷部) TEL0586-46-1273 FAX0586-46-0367
 Eメール contact@holistic-chubu.org