クロー値研究所のおいちゃんです。
私は無類の建物好き。
その場所にこのデザインの建物、そうなったのにはきっと訳があるはず。
勝手な謎解きも楽しく、あっちこっちへブラリと。
今日は急に気温が下がったから汗の心配もないので、少し遠回り。
私は最近タイルが好きになっている。
堀商店のイギリス製のスクラッチタイルを見たからだけではない。
色艶と模様のバランスが好きなのだ。
それと、そのビルのロケーション。
昔は小さなタイルを職人が一枚一枚壁に貼っていったと聞く。
最近はその手法も残っているが、パネル状のタイルもあり、
工期の短縮に寄与しているみたいだ。
私は一枚貼りであろうが、パネル貼りであろうがどちらでも良い。
タイルの焼き加減でできる、あの手触りと艶、それにパズルのように
完成してから分かる全体模様が気に入っている。
しかし今日、すごいタイルを見てしまった。
新橋の柳通の一本裏の道を歩いていると、そのビルが目に入った。
この辺りはビジネスホテルと小さなビルが建てこんでいる場所だ。
考え事をしながら歩いていると、小さなビルの青い入口が目に留まった。
通り過ぎたが、ふと気になり振り返ると・・・「何これ!」
多分正面から見てもわからないと思う。
斜めから見るとその躍動感がすごい。
入口の枠にタイルが使用され、そこまではいい!
タイルの表面に湘南の海を彷彿させる「波がしら」が立っていて、躍動している・・・
・・・そんな訳はないけど・・・一瞬、若大将シリーズの加山雄三が頭をよぎった。
この場所にこのタイル、非常に際立っている・・・狙いは何なのか?!
さっぱりわからないから、
このビルを「ビーチボーイ」と呼ぶことにした。