「佐渡島の金山」世界遺産に登録決定!長年の悲願達成で地元も歓喜「決定の瞬間、28年の苦労忘れた」 (24/07/27 19:16)
新潟ニュース NST -NIIGATA NEWS NST-
2024/07/27 19:16
インドで開かれている世界遺産委員会は27日、佐渡島の金山について世界遺産に登録することを決めました。長年の悲願成就に地元が歓喜に沸いています。
インドで開催されている世界遺産委員会。「佐渡島の金山」は日本時間の午後1時半から審議が始まりました。
佐渡市で開かれたパブリックビューイング会場には約200人が集まったほか、新潟市の会場にも多くの関係者などが集まり、審議の様子を見守ります。
そして、佐渡島の金山が世界遺産に登録されることが全会一致で決定。パブリックビューイングの会場ではくす玉が割られ、歓喜に沸きました。
【佐渡市民】
「本当に良かったですよねこれで佐渡も安泰です」
【佐渡を世界遺産にする会 中野洸会長】
「28年間の間にいろんなことがありましたが、決定の瞬間にそれらのことはすべて忘れたと言っても過言ではないくらい。それくらい大きな喜びでした」
また、新潟市でも号外が配られ、世界遺産の登録を喜びました。
【新潟市民】
「もうね感動、感動しかないです。嬉しかったですね」
【新潟市民】
「自分たちのふるさとが世界にその価値を認められたというのは本当に嬉しいです」
一方、花角知事と佐渡市の渡辺市長は今後、佐渡金山の歴史的価値を世界に発信していきたいと話します。
【花角知事】
「この世界遺産としての価値を多くの人に理解して頂くそのために佐渡に足を運んで見て頂く。そうした交流人口の拡大につなげていきたい」
【佐渡市 渡辺竜五市長】
「本当にしっかりとこの価値世界の宝の価値を島民も含めて多くの人に知ってもらうとまずここから真剣にスタートしていきたい」
これで、日本の世界遺産は文化遺産が21件、自然遺産が5件のあわせて26件となり、新潟県内では初となります。
悲願達成「佐渡島の金山」 世界遺産登録決定に地元は歓声【スーパーJチャンネル】(2024年7月27日)
ANNnewsCH
2024/07/27 18:00
新潟県の「佐渡島の金山」が世界文化遺産として登録されることが決まりました。悲願達成に、地元は喜びに沸いています。
■「佐渡島の金山」世界遺産 登録決定
ユネスコ世界遺産委員会
「採択されました」
ついに、新潟県の「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されました。
この歴史的瞬間を、涙し見守る人もいました。
喜びは新潟市でも。
市民
「海外や県外から色んな人が佐渡に来て、新潟をすごく盛り上げてくれたらうれしいなと思っている」
世界遺産登録までには長い道のりでした。
佐渡を世界遺産にする首都圏の会
「今年は長崎」
佐渡島の金山は、4年連続で国内推薦候補から落選。
2年前、ついに日本からユネスコに推薦する場所として佐渡島の金山が選ばれましたが、不備を指摘され、世界遺産の登録は見送りとなっていました。
また、登録にあたっては委員国の全会一致での決定が慣例となっていますが、委員国の一つとなっている韓国が「朝鮮半島出身者の強制労働があった」として反発していました。
そのため、日韓両政府は話し合いを続け、韓国政府は26日、「日本が展示の中で歴史全体を反映すると約束した」ことなどを理由に「韓日間で合意に至りつつある」と明らかにしていました。
「佐渡島の金山」は能登半島の先端からおよそ100キロ離れた場所にある、日本海最大の離島・佐渡島にあります。
広さは東京23区のおよそ1.4倍。大自然に囲まれ、街並みは木造建築も多く、古き良き日本の風景を感じさせてくれます。
金山は江戸時代から平成元年までに採掘されていて、およそ400年で78トンが産出されています。現在のレートで換算するとおよそ1兆円にもなります。17世紀における世界最大の金の生産地です。
また、最大の特徴はその規模で、これまで掘り進められた坑道はアリの巣のように広がっています。その長さはおよそ400キロで、佐渡から東京までの道のりに匹敵します。
佐渡を世界遺産にする会 斎藤本恭さん
「ここの鉱山のシンボル、道遊の割戸です」
「(Q.道遊の割戸とは?)山頂の露頭に見えていた金を掘り進んでいった結果、こういうふうに割れた」
一方で、佐渡には金山以外にも魅力的なスポットが多くあるといいます。
佐渡観光交流機構経営企画室 山本尚代室長
「佐渡島は海流が入り交じって四季に富んでいる島です。北前船の文化的な流れもあって様々な文化が融合したなかでの歴史や文化、今なお続いている伝統芸能が残っていて、実際に江戸時代に生きていた方々と同じものを目にしているというようなロマンを感じながら実際に楽しむことができるのではないか」
新潟「佐渡島の金山」世界遺産登録を決定 韓国政府も登録に同意 ユネスコ世界遺産委員会|TBS NEWS DIG
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2024/07/27 18:00
インドで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、新潟県の「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決定しました。
世界遺産委員会はきょう、新潟県佐渡市にある「佐渡島の金山」の審議を行い、世界文化遺産への登録を全会一致で決定しました。
日本最大の金の産地として発展した「佐渡島の金山」について、「高度な手工業による採鉱と製錬技術を継続したアジアにおける他に類を見ない事例だ」と評価しています。
日本政府は、韓国が戦時中の「強制労働の現場だ」と反発していた経緯を踏まえ、「朝鮮半島出身の労働者の記憶を誠実に留めつつ、歴史の包括的な展示などに努めていく」としています。
駐ユネスコ韓国代表部 パク・サンミ大使
「韓国政府は長期にわたる慎重な審議の末、委員会の決定に同意することを決めました」
一方、韓国側はきょうの委員会で、登録に同意したことを明らかにしました。
韓国が求めてきた「歴史全体を反映する」ことに日本が応じ、現場に朝鮮半島出身の労働者が経験した過酷な環境を伝える展示物をすでに設置したためとしています。
また、韓国の最大野党・「共に民主党」は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録について、コメントを発表しました。
この中で、尹錫悦政権に対し、「日本に先祖の辛い歴史を売り渡した外交惨事」だと強く反発しています。その上で、「必ず責任を問う」と政権への対決姿勢を鮮明にしています。
記者(新潟・佐渡市 午後2時前)
「佐渡島の金山の世界遺産登録が決まりました。会場は歓喜に包まれています」
金山の地元・新潟県佐渡市は世界遺産登録を目指し、20年以上にわたって活動を続けてきました。
佐渡市民
「うれしいだけです。この日を待っていた。この時を待っていた」
「これによって、人が増えて活性化して、いい島になってくれれば」
世界遺産の登録は新潟県内では初めてとなります。