「スポンサー契約が終了するなど多大な損害」伊東純也選手側が女性2人に約2億円の損害賠償を求め提訴 女性側「こちらに違法行為はないと考えている」

 

 

 

 

2024/02/19 16:15
 
 
 
 
 
 フランスのサッカー1部リーグのスタッド・ランスに所属する伊東純也選手(30)が2月19日、性被害を刑事告訴した女性2人に対し、2億円余りの損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしました。
 
 
 (伊東選手の代理人・加藤博太郎弁護士)
「あきらかに違う告訴について、週刊誌に書かれてしまったら、それで社会生活が終わってしまう」
 
 
 
 伊東選手をめぐっては今年1月、東京都内に住む女性2人が、性被害を受けたとして準強制性交などの疑いで刑事告訴しています。
 
 女性側の代理人弁護士によりますと、女性2人は去年6月、マネージャーらと共に日本代表の試合を終えた伊東選手と大阪市内の飲食店で会食した後、伊東選手が宿泊しているホテルの部屋に移動して、さらに酒を飲み、酒に酔った状態で同意なく性行為を強要されたなどと主張しています。
 
 
 一方、伊東選手側は
「事実無根で、週刊誌に報道させる目的で行われた悪質な行為」として、今年2月、虚偽告訴の疑いで女性らを逆告訴しています。
 
 
 
 19日、伊東選手側は
「客観的な事実に反した虚偽告訴によって、スポンサー契約が終了するなど多大な損害が生じた」などと訴えました。
 
 (伊東選手の代理人・加藤博太郎弁護士)
「私たちとしても女性を攻撃したいと思っているわけではありません。一刻も早く伊東選手の名誉を回復する必要があった」
 
 
 一方、女性側の代理人弁護士は
「こちらに違法行為はないと考えている。訴状を見て対応を検討したい」としています。
 
 
 
 
 
 
 

【伊東純也選手】女性側と双方『刑事告訴』そこにさらに『民事提訴』...元検事「名誉回復を考え事実認定してもらうためでは」「週刊誌が含まれない点もポイント」【MBSニュース解説】(2024年2月19日)

 
 

 
 MBS NEWS
 2024/02/19
 
 
 
フランスのスタッド・ランスに所属するサッカー日本代表の伊東純也選手(30)をめぐっては、女性2人が性被害を受けたとして準強制性交などの疑いで刑事告訴。
 
一方、伊東選手側は事実無根として、虚偽告訴の疑いで女性らを逆告訴しています。
 
さらに今回、伊東選手側は女性2人に対して、2億円余りの損害賠償を求める民事訴訟を起こしました。
 
 
この理由について西山晴基弁護士は、双方の刑事告訴が不起訴になった場合に「事実として何があったのか世の中がわからない。事実を認定してもらうために、名誉回復を考えて民事裁判を起こしたと考えられる」と分析します。
 
また民事訴訟の相手が女性2人で、週刊誌が含まれていないことについても「より損害賠償請求をしやすい構成」として、その理由を解説しています。
 


◎西山晴基:弁護士 レイ法律事務所 元検事 性犯罪など多くの刑事事件の捜査・公判を担当 弁護士として刑事、芸能分野の案件を専門に扱う

(2024年2月19日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)