ラグビー日本代表新HC候補にルディケ氏浮上「11月に最終面接がある」意欲十分!公募に自ら立候補
ラグビーのリーグワンで東京ベイを昨季優勝に導いたフラン・ルディケ・ヘッドコーチ(HC、55)が21日、千葉・我孫子市内で取材に応じ、日本代表の次期HCに立候補したことを明かした。
日本協会との最終面談は11月に予定されており、南アフリカ出身の名将は「選ばれたら光栄なこと。エキサイティングな気持ちだが、現状は候補の一人」と話した。
昨季のリーグワンで東京ベイを初優勝に導いたルディケHCが、日本代表の次期指揮官に名乗りを上げた。
「11月に最終面接がある。自分がやれることをしっかりやっていきたい」と明かした。
今回のW杯フランス大会を最後にジェイミー・ジョセフHCが退任。日本協会は選考業務の一部を人材コンサルティング事業を展開している「オジャーズ・ベルンソン社」に委託し、7月17日に公募を開始していた。
ルディケ氏は「フェアなプロセスでやってもらっている」と東京ベイの石川充GMをはじめ、チームの理解を得た上で立候補し、既に日本協会側と面談した。
南アフリカ出身。母国のクラブを率いて世界最高峰のスーパーラグビー(SR)で2連覇を果たし、16年に前身クボタのHCに就任。トップリーグで下位に低迷していたチームを立て直した。
「日本ラグビー界で若手選手やリーグの選手を育ててきた自負がある。(代表HCに選ばれたら)光栄だし、エキサイティングな気持ちだが、現状は候補の一人だ」
関係者によると、現ニュージーランド代表コーチのスコット・マクラウド氏(50)も有力候補という。
一方、元日本代表HCで、W杯フランス大会でオーストラリア代表を率いたエディー・ジョーンズ監督(63)は大会後に「常にオーストラリアに力を注いできたし、より良くしたい。それがまだ私の仕事だ」と発言している。
リーグワンは12月に開幕する。ルディケ氏は東京ベイへの愛着を語りながら、「自分が去ってもチームが回っていくようにしている。プランはある」と自信を示した。