超党派の日華議員懇談会の古屋圭司会長(自民党)は7日、国会内で記者会見し、先月30日に死去した台湾の李登輝元総統の弔問のため、森喜朗元首相と議員懇のメンバーらが9日に台湾を訪問すると発表した。
弔問には、自民党から古屋氏と衛藤征士郎元防衛庁長官、岸信夫元副外相ら、公明党の富田茂之元副財務相、国民民主党の榛葉賀津也参院幹事長、日本維新の会の石井章参院議員が参加する。蔡英文総統との会談を申し入れている。
古屋氏は、日本と台湾に国交がないため、森氏は「首相特使」としての位置付けではないが、「実質的には首相の名代」だと説明した。古屋氏は「世界で初めての弔問団になる。長年にわたる台湾と日本の信頼関係を象徴する一つの行事だ」と述べた。
新型コロナウイルス対策として、弔問団全員がPCR検査を受けた。チャーター機を使用して往復し、人との接触を極力避けるという。
【野間口陽】
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