真夜中のお婆さん | 心の中

心の中

どこかに存在しているある男の心の中にある思い

なかなか寝付けない午前3時

ちょっと近くの公園で涼んでみることに

静か~な暗闇に心地良い風とまだらに見える雲を眺めつつ

ぼんやりと考え事


ふと何かの音が聴こえてくる

遠くの方で電子音が鳴り響いてるようだ

、、、ってドンドン大きくなってるような

ピーッ ピーッ ピーッ


そして現る音の主


目の前にお婆さんが、、、

明らかに俺へと向かってる

一直線にゆっくりと


少しビビりながら様子を見てると、、、


遂に真正面手を伸ばせば触れる位置

電子音は最大音量で鳴り響く

ゆっくりとお婆さんがカバンに手を入れて、、、


「お兄さん、これわかるかいな?」

そう言いながら差し出された携帯電話

音の正体は携帯の音だった

「あ、見てみます」


画面を見ると(アラーム)の表示

、、、何でこの時間?

とりあえず止めようと操作してみるが、、、

暗証番号を入力しないと止まらない設定の様子


「番号入れんとダメですわ、分かります?」

「番号?あたしゃ知らないわ~」


困ったな、、、よし

「じゃあ電池抜きますね?良いですか?」

「ああええよええよ、止まるんやろ?」

「帰ったら電池入れて誰かに番号入れて貰えます?」

「娘がいるから娘にやってもらうわ」


やりとりしながら(簡単に書いてるが実際は耳がとおく声もこもっていた為五分ぐらい繰り返しながら理解して貰ってる)電池を抜いて返しました

そして暗闇へと消えて行くお婆さん、、、


良いことをしたのか、、、?

不思議体験をした気分だが、、、

ちゃんと携帯の暗証番号わかるんだろうか?


謎のお婆さんに出会う午前3時頃

めちゃくちゃビビってました、、、