【書き下ろしコラム】サマー・オブ・ウルトラバイオレンス 〜CZW「TOD」対GCW「TOS」 | アメリカンプロレスショップ フリーバーズ(Yahoo!ショッピング)のアメブロ支店

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今月からアメリカでは、「Summer of Ultraviolence」と呼ばれているデスマッチシーズンが始まり、各団体でデスマッチトーナメント大会が開催されている。

 

 

CZW(コンバット・ゾーン・レスリング)で、2002年から開催されているデスマッチトーナメント大会「トーナメント・オブ・デス」は、数あるデスマッチトーナメントのなかでも、最も権威のある大会と言われている。

 

第1回大会「Zandig's Ultraviolent Tournament Of Death(TOD1)」は、2002年8月31日デラウェア州ドーバーの野外で行われた。

同じ日に、当時、西海岸ロサンゼルスで猛威を奮っていたハードコア団体XPW(Xtreme Pro Wrestling)が、東海岸のフィラデルフィアに進出を果たし、“ハードコアの聖地“旧ECWアリーナで初興行を開催することになった。メインはテリー・ファンク対シェーン・ダグラスだった。

ザンディグ率いるCZWは、それに負けまいと、より過激で、残虐度の高い、ウルトラバイオレントなデスマッチトーナメントを行い、No.1デスマッチ団体としての面目を保ったのである。

以後、CZWはデスマッチトーナメントの代名詞として、「トーナメント・オブ・デス」を、毎年開催し、デスマッチ界の盟主として君臨し続けている。

 

日本人選手の参戦は、2010年アブドーラ小林から始まり、2011年は沼澤邪鬼&竹田誠志、2012年には再度アブドーラ小林、2013年には塚本拓海と4年連続で挑んだものの、アメリカNo.1デスマッチトーナメントの壁は厚く、誰も優勝することはできなかった。

そして、2014年に行われた「トーナメント・オブ・デス 13」で、ついに日本デスマッチ界の最後の砦とも言える、“デスマッチのカリスマ”葛西純が皆の期待を一身に背負い、参戦することとなった。日本陣営は総力戦を想定し、沼澤邪鬼、竹田誠志、そして、レフリーの李日韓の4人を血戦の地、アメリカに送り込んだものの、CZWからは、まるで葛西の制覇を阻止するかのような待遇を受けることとなった。しかし、日本が世界に誇る“デスマッチのカリスマ”は、マット・トレモント、ダニー・ハボックら強敵を次々と撃破。

決勝に待ち受けていたのは、過去2回同大会を制覇して、当時、米デスマッチでは向かう所敵なし状態だったMASADAであった。これまでの2試合の激闘で、かなりの体力を消耗していた葛西であったが、カミソリボード十字架を背負って入場する姿は、まさに神が降臨したかのようでもあった。強敵MASADAは思うようにいく相手ではなかったが、デスマッチの神様は、日本人初の「トーナメント・オブ・デス」優勝という大偉業を葛西純に授けた。これ以降、葛西はアメリカで試合をしていない。

 

 

 

GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング) の「トーナメント・オブ・サバイバル」は、2年前から始まったばかりと歴史は浅いが、CZW「トーナメント・オブ・デス」に徹底対抗しようと、毎回1週間前に開催をぶつけてくる。

 

2016年に行われた1回目の大会では、2003年に、ニック・モンドが、選手生命に終止符を打つことになった危険な “TOD2での禁断の高所落下” を再現。

昨年は、シュラックの両肩に肉針を刺し、 “宙吊りボディサスペンション(身体改造)” を披露。この宙吊りもザンディグが、以前、CZWで行い、その凄惨さから、ファンの大顰蹙を買ったアングルを敢えて再現したものだった。

 

CZWに並々ならぬ敵対心を持っているGCWは、海外在住のある日本人を通して、昨年は竹田誠志の参戦が実現した。そして今年の大会にも日本人選手を招聘したく、FREEDOMSに選手の貸し出しを要請しようとしたのだが、残念ながら交渉をその日本人に断られてしまった。その後、ありとあらゆる手を尽くしたが、FREEDOMSとうまく交渉出来ず、要請を断念した。

そこで矛先を、これまでに関係を持っていなかった大日本プロレスへと向け、交渉を開始した。

当初、高橋匡哉の参戦が検討されたが、条件が合わず、よりアメリカ向きと思われる植木嵩行の参戦が決定したのである。

過去に因縁があった大日本プロレスとザンディグが、十数年ぶりに、一つの大会の名のもとに集うことにも注目したい。

 

 

 

9月には、ニック・ゲイジが主催するデスマッチトーナメント「ニック・ゲイジ・インビテーショナル 3」が開催される。まだ参加メンバーは発表されていないが、GCWは、ここにもある日本人選手の参加を目論んでいる。

 

実は最近、米デスマッチ古参団体の両雄、CZWとIWAミッドサウスに、以前ほどの勢いが感じられなくなってきているのだ。そうなると、GCWが米デスマッチの勢力分布図を塗り替え、一躍、盟主の座に就くことになるかもしれない。日本にも、積極的に仕掛けてくるようなGCWだけに、今後の日米デスマッチ覇権争いからは目が離せなくなりそうだ。傘を必要とするほどの激しい血の雨が、リングに降るような予感がする。

 

 

(プロレスショップ フリーバーズ 店主 タカ中山)

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