驚異の根技! 自作のクエン酸鉄植物活力素「芽眼出~る!(自称)」  | アロマのちハーブ、ときどきオイスター。

アロマのちハーブ、ときどきオイスター。

   Ayuさんのアロマと海賊マサルのオイスターについて綴ります。

2017年から数えて今年は3年目の挿し木になります。 今年の高松の9月はまだ真夏でした。10月の5日を過ぎた頃から少しずつ秋らしい気温になりました。挿し木の適温(25℃以下)が例年より20日近く送れ、11月になってしまった苗の定着を心配していましたが...、すごい勢いで根が伸びてくれたので植替えに間に合いました。ニコニコ 

 

99%UPの発芽率です。ゲラゲラ

 


どちらかと言うと伸びすぎでした。植替えの土を濾した粉土を根に降ってからスパのようにクルクル巻いて植えるのは結構大変でした。笑い泣き

 

挿し木では根が出る場所はほぼ決まっています。その季節に伸びた部分(薄緑)を境に前季(薄茶)の枝コブに集中します。2コブ半で斜めにカットして、根の生えない鋭利な槍でグサっと挿して安定させて放射状に根を伸ばす!が理想ですが相変わらずクルクルやっています。

                                       照れ

 

 

 

全長10㎝位で、半分以上葉っぱをとって挿しています。。葉っぱが垂れると枯れて落ちて養分になって雑菌が繁殖してしまうので危険なNGです。

 

遮光して光合成が十分にできず、苦手な酸性土なうえに、底にしか水が溜まって無くて、「根を伸ばさずにはいられない状態ビックリマーク」にするのがコツかな?ニコニコ

 

今回はその底の水のお話です。照れ

 

 

 

 

5分間位、水没させておいて軽石(鹿沼土)をモロくします。

 

 

ゴールドラッシュのときみたいに水中で揺すってやると、砂金とは逆で根の張り具合の弱いものから順番に浮き上がってきます。最後に残った強情な根も軽く採れます。これで根を傷めることが無くなりました。

 

 

             

                  ちなみにこの残り水はベリーブルーたち専用です。

 

 

 

 

 

 

 

 

その昔、熱帯魚を飼育していました。水槽のレイアウトを美しく見せるのに水草は欠かせません。植物に必要な栄養素だけでなく微量ミネラル(鉄分)が不足すると葉緑素が作れず、光合成が出来なくなって枯れてしまいます。 専門店で鉄(二価鉄)のサプリを買ってきましたが、水替えの頻度が多いので結構な出費になっていましたが、そんなときに先輩から1000円分を50円で自作する方法を教えてもらって毎月のように作っていました。水草に限らず、魚たちも鮮やかな色で元気に泳いでいたのを思い出します。

当時使っていた水草の活力素「メネデール」は地上の植物にも多く仕様されていることを後に知ることとなりました。

 

ダウン

 

メネデールは正式名称を「植物活力素メネデール」という植物の活力剤です。元気のなくなった樹木や野菜、植物に活力を与える効果を持つので、「植物のサプリメント」と呼ばれています。ほぼ無色無臭の液体なので、室内栽培の観葉植物などにも気軽に使えます。液肥によく似ていますが、肥料成分は含まれていません。あくまでも肥料の補助的役割を果たす活力剤です。

 

 

 

私が作っていたのは使用済みの使い捨てカイロとクエン酸を利用し、森の栄養素ともいわれる「フルボ酸鉄」と同等の機能をもつ「クエン酸鉄」です。元々は海洋の水質改善用です。効果としては植物の鉄分吸収を助け活性化させるメネデールと同等です。
 

 

鉄を濡れたまま放置しておくとサビが出ます。これは鉄の酸化、つまり鉄がクエン酸と反応して酸化鉄(水酸化第二鉄)になる化学反応です。

 

                    ダウン

 

 

ざるとキッチンペーパーを使ってろ過したらこんな感じになります。

 

 

メメデールとは? 

目が飛び出すほどに早く沢山の芽や根が出ることが由来です。

 

(実は太マジックで「ネ」と「メ」を書き間違えたのが起源)笑い泣き

 

 

光によって更に反応を起こすのですぐに遮光して冷暗所に保存します。挿し木には当初はメネデールと同じく100倍に希釈して与えますが、あくまで微量ミネラルサプリなので週に1回程度、500~1000倍に希釈した溶液を与えています。  挿し木に限らず、植替えのときや弱ったときの活性剤として使用しています。

 

 

 

 

気になる成分ですが・・・

 

 

化学反応が起こるときに出る熱を有効利用したものが「使い捨てカイロ」です。日常の生活の中でも鉄がさびる時には熱を出しているのですが、普通はゆっくりと反応が進むので熱として感じることはありません。「使い捨てカイロ」は空気中の酸素によって反応をさせて暖かくさせていますが、この反応をクエン酸を使って一気に水酸化第二鉄にしたのがメメデールです。

 

 

「使い捨てカイロ」の原料は


■鉄粉

酸化反応になくてはならないものです。原料中の半分以上は粉(純鉄)です。

 

■水

鉄粉がさびる速度を早めます。

 

■バーミキュライト

日本名は「ヒル石」という雲母系の原鉱石から作られる人工用土。一般的には観葉植物の保水土として知られています。

(カイロにはかなりの水が含まれているのに、中の粉がさらさらしているのは、バーミキュライトの表面の小さな穴に水分を取り込んで保水剤の役目をしているからです。)

■活性炭

表面の微孔に空気を取り込んで酸素の供給を促します。

 

 

 

使い捨てカイロはこの4つの原料から出来ています。

 

これに水とクエン酸を加えたのが「メメデール」ですビックリマーク