経営者が事業経営を続けることは挑戦を続けることである。

挑戦には失敗がどうしても付きまとう。

失敗から学んで再び挑戦する。

 

失敗することを過度に怖がらないようにしたい。

失敗しないための慎重で入念な準備は絶対に必要である。

それでも上手くいかないことの方が圧倒的に多い。

 

上手くいかない原因を分析するは重要だけど、そもそもその挑戦が間違っていないかも検証する必要がある。

 

事業を一次的に成功させることはそんなに難しいことではない。

しかし事業を続けるということは継続的に長期的に成功成長を続けなくてはならない。

それはやはり至難の業であり、しかし目指すべきものはそこでしかない。

 

挑戦する中身がそもそも短期の成功を目標にしている場合が多い。

「早くお金を儲ける」が基準だとそうなる。

 

資金繰りが苦しかったり会社と資金を大きくすることだけが目標だと知らず知らずのうちにそうなっているものだ。

若い頃の自分は正にそんな状態だったよ。

目の前のことだけしか見えてなくて理想はあったけど長期的な考え方が出来なかった。

今ある問題を解決するために新しいことに挑戦する。

そんな繰り返しだったように思う。

 

挑戦しても肝心の問題解決にもならず当然上手くいかない。

それを検証することもなくまた新しいものを取り入れようとした。

そんなものずっと続くはずもなかった。

 

事業経営がうまくいかなくなり追い詰められた経営者の多くはこのようになる。

臭いものに蓋をして見ないようして見栄えの良い新しい挑戦に活路を求める。

しかしそれは絶対にうまくいかない。

 

ダメの原因を検証分析してそこを解消するための変化や挑戦を本気で行う。

誰かや何かに依存することなく経営者が自ら行う。

それは責任と覚悟が必要であり経営者にしか出来ない。

それだって立派な挑戦だ。

 

短期の成功が目標になっているのは自分本位の考え方がそうさせる。

長期的な目標を達成するには自分本位から相手や世間が喜ぶ利他主義の考え方に自分自身を進化させたい。

「自分が喜ぶために儲ける」から「相手を笑顔にして儲ける」に

 

新しい挑戦をする時に今のオレは失敗も想定して挑戦する。

やっぱりそうなるかと失敗を動揺することなく当たり前に受け入れる。

想定して小さくして何度も失敗を乗り越える。

乗り越える度に進化してより良いものなるものだ。

だからうまくいかないことも失敗も楽しい。

 

唯一手持ちの資金が減っていくことはドキドキするのでそこはうまくバランスを取りたい。

だから小さい挑戦がいい。

 

小さい挑戦で小さい失敗を受け入れて乗り越える。

何度でも納得するまでそれを繰り返す。

そして周りの人が喜んでくれるものに進化させる。

 

その繰り返しが経営の醍醐味だとオレは信じている。