経営に於いて循環する血液といえるお金

もちろん大切で大事である。

 

大きなお金を得ることを目標にして経営者になった人は多いと思う。

 

しかしお金を得ることが経営行動の指針になるとその後に必ず迷いの渦に巻き込まれる。

お金を得るが経営者の判断基準であると自分の意志がなくなってくる。

 

会社経営が思うようにならなくなり、何とか存続させようと周りが見えなくなっている時にそんな状態に陥りやすい。

本来は当初誰もが崇高な目標や目的があったはずなんだ。

 

ひとりの人間としてお金がなくて自分のために家族のために生きて行くためにお金を得ることだけを目標に行動する。

もちろんその状態であれば潔い覚悟を持った在り方だと1ミリも否定はしないよ。

カッコいいとすら思う。

 

事実オレも同様の経験をした時期もあった。

その時は妻に「犯罪をしたら即離婚」と釘を刺されていた。

どんな状況でも絶対に超えてはならないラインをちゃんと教えてくれていたんだ。

だから最悪の選択をすることなく時間を掛けて何とか乗り越えることが出来た。

 

でもそれは一個人としての話

経営者である時はお金を得ることを目標に行動してはやっぱりダメなんだ。

順番が逆

世の中や相手お客さんに必要とされる行動や商品の対価がお金であって、喜んでもらった結果としてお金を得られることを改めて自覚したい。

 

経営者として何回も訪れる資金がショートしそうになる問題

お金がなくなったことを想像して恐怖感に襲われる。

慌ててお金を搔き集めようとする。

 

もちろん気持ちも行動も理解できるけど、その前に現状をよく見てほしい。

意図して目を瞑って見ないようにしている現状を数字をじっくりとよくよく見るべきだ。

自分でよく理解できなければ信頼できる人にアドバイスをもらってもいい。

ここはカッコつけてる場合じゃないよ。

 

お金を得るを少し端の方に置いといて今出来ること今やるべきことを本気で真剣に模索する。

無駄があったり不正があったり、必要ないことは大変かも知れないけど止めたり、新しい商品や事業の種があったり、何かしら見えてくるものがあるはずだ。

そうしたら四の五の考えずにまず行動する。

お金を搔き集めるのでなく、どこかや誰かから借りて来るのではなく、もしかしたら違う形でお金を得ることが出来ることもあり得る。

 

自分の頭の中も会社の中身もお金の出る得るも極力シンプルにしたい。

 

お金がなくなるという恐怖に過度に捕らわれることなく現状を分析して未来に繋がる答えを見つけ出す。

 

お金を得るは結果でしかない。