会社経営は長く続けることが肝要と考える。

大小ではなく継続が大切だ。

繋いだ時間が信頼になる。

 

一つの事を本気で真剣にずっと続けることは大きな価値である。

時代の変化と共に見た目も中身も変えながら続けることも素晴らしい価値だと思う。

やっぱり続けることが肝要であり価値なんだ。

 

オレの場合は自分の会社を止めてまた新しい会社を創ったりしながら何とか経営者を続けることが出来ている。

結果それなりに長い期間となった。

 

いつの時も真剣で本気でそして大変だった。

だけどこの道しかなかったように思う。

 

自分で考えて自分で行動して自分でリスクをとる経営者の道

 

振り返ると2回経営者をしないでいる期間があった。

 

一度目は思うところあって全ての事業を清算または譲渡して会社を止めた時

次にやるべきことが出来て新しい会社が動くようになるまで2年間掛かった。

 

その時はすべて受け入れて経営者としては何もしない時間を楽しんでいた。

「人生の踊り場」と自覚して自分を信じてお金の掛からない学びと遊びに注力した。

 

「踊り場」の時に悩みながら学び考えたことが今の自分のベースになっている。

「踊り場」が新しい生まれ変わった自分を創ったと言っていい。

 

会社経営は山あり谷ありだよ。

望む形ではない「踊り場」になってしまうことも普通にあり得る。

 

大ピンチではあるけど大きな進化や転換点になることもある。

覚悟を決めて乗り越えてほしい。

 

二度目の踊り場はコロナ騒動の少し前

経営者をしないでいる期間ではなく経営者の仕事が出来ない期間になった。

 

健康だけは自信があったんだけど正に青天の霹靂

ある日突然に脳梗塞を患った。

 

病院では即入院を勧められたけど断って通うことを選択した。

あまりにも突然で会社のことが心配での判断だった。

ある意味自分の体より会社のことを最優先にしてしまう経営者としてはよくあることだと思う。

 

「車を乗るな」と言われたので仕方なく自宅療養せざる得なくなった。

症状は本当に軽くて体の不自由もほとんどなかったけれど全く準備が出来てなくて相当動揺した。

 

またしても訪れた「人生の踊り場」

結果1ヶ月間仕事を休んだ。

 

オレがいなくてもみんなが協力してくれて会社運営は穴をあけることなく続けることが出来た。

「踊り場」の1ヶ月間で会社の仕組みや経営者の自分の今後を考えたよ。

 

それが今の会社の形に反映されている。

自分がいなくても問題ないような会社形態に変えた。

 

自分の経営者としての姿勢にも変化が生まれた。

「潔くいつ辞めてもいい」という考えだったのが「良い形にして次に繋ぐ」に劇的に変わった。

 

健康面でも暴飲暴食から自分の意志で控えることが出来るようになった。

健康志向は昔も今も変わらないけどより強くなったのは間違いない。

 

2度の「人生の踊り場」は自分にとって必要な時間だった。

掛け替えのない大切な学びを得ることが出来た。

 

誰にでも必ず何度か訪れる「人生の踊り場」

過度に悲観することなく受け入れて思う存分に体感してほしい。

 

その先にある進化した自分に出逢うために