再び経営者の道を歩み出そうとする前は一人で出来ることを模索した。

 

作家、芸人、画家、作詞家、作曲家、歌手、占い師、などなど

やはり簡単には出来そうもない。

結局は自分に覚悟がなくてどの道にも進めなかった。

 

今もたまに思う。

 

「完全自己完結型のビジネスを創る」

 

それがもしかしたら自分の中では究極の目標なのかもしれない。

誰の手も借りることなくたった一人で出来るオレ好みのビジネス

 

でもそこには行ける方法も知らず、いつも誰かの協力が必要になる。

 

協力を求めるのであればオレ自身が前向きになれるような人と一緒に行動をしたい。

 

再び経営者になって一番最初に成立した仕事でこんなことがあった。

 

店舗物件を紹介していよいよ店舗が開店になる間際の頃

清掃のパートを一人だけ求人していた。

望むような人が応募して来ないらしく痺れを切らしたオーナーが

「誰でもいいから採用すると決めた」と言っていた。

 

「良い人に巡り合うまで待った方がいいと思います」

 

「そうは言っても開店に間に合わない」

 

「私の妻が暇にしているのでパートが決まるまでお金要らないですから使って下さい」

 

それで1ヶ月間くらい妻がその店舗の清掃をした。

十数年前の話なんだけど1か月後に決まったパートは今も責任感を持ってそこの仕事を続けている。

 

お金を要らないでと言って勝手に決めて来たことを妻は怒っていたけれど結局は納得して協力してくれた。

オーナーはすごく感謝していてもちろんお金は払ってくれたよ。

 

オレは信じている。

 

「想い人は必ず現れる」

 

出来れば妥協はしないで納得いくまで待てる余裕を待ちたい。

 

「想い人と出逢う」ために肝に銘じていることがある。

 

よく後輩の経営者に「何をやればうまくいくのですか?」と聞かれることがある。

そんな時はこう言っている。

 

「何をするかではなく誰とするかが大切だ」

 

何をしてもうまくいく人がいる。

それは成功するだけの経験と準備を重ねている人だよ。

 

「誰とするか」のその誰になることを目指す。

 

自分自身が何をしても成功する人になることが最も重要である。

 

簡単には出会えない「想い人と出逢う」ためには自分が「誰とするかの誰」になることが一番の近道と考える。

 

想い人と一緒に行動することよって見える景色が変わってくる。

 

想い人のために自分が行動することによってまた新たな目標が出来る。

 

その目標を達成するための行動がまた新たな想い人との出逢いを引き寄せる。

 

やはり事業は一人だけでは前に進まない。