もちろん良い結果に結びつくようにと行動をするけどそれは簡単ではない。

 

再び経営者になった当初は成功報酬型に拘っていた。

収入を得るを目標にしていた時期

そのためには結果が必要である。

 

結果よりも姿勢が大事と自分に言い聞かせてはいた。

焦りは禁物であると

 

経験を買われて交渉事をまとめることを頼まれることがあった。

なんとか早く上手くまとめて良い結果を届けたい。

 

自分の考えを一方的に伝えると間違いなくうまくいかない。

一生懸命であればあるほどまとまらないジレンマ

 

相手の話を誠実に受け止めて理解してからが交渉の始まりであることを知る。

相手の気持ちを鑑みながらこちらの想いや希望を伝える。

 

それを踏まえてどちらかが一方的に有利になることなく〇になる答えを模索する。

どちらにも×が付かない〇になることを意識するようにした。

 

するとまとまることが多くなった。

しかも相手もこちらも笑顔でまとまることが

 

「〇になる」は交渉事以外でも今も常に意識している。

 

どんな事業でも勝つか負けるかの基本は競争になることが多い。

 

具体的な相手に勝つことを目標にすることもある。

相手を潰すという嫌な言葉を平気で使ったりもする。

 

勝つと高揚して負けると消沈する感情の起伏が続く。

 

いつになっても終わりがなく知らず知らずのうちに事業も個人も疲弊していくものだ。

 

意味のない競争が嫌だったことが会社をやめた原因のひとつである。

 

再び経営者の道を目指した時は競争のないことをしたいと強く思った。

しかしいつの間にかまた競争の世界に入り込んでいる自分に気付く。

 

交渉事の経験を通して勝ち負けではないことを意識するようになった。

どちらも〇になる。

 

相手と話をする時 

どちらも笑顔になる〇をイメージして話をする。

 

新しい事業を創造する時

小さくてもいいからみんなが〇になる事業を模索する。

小さいければ小さい〇の方がいいとさえと思う。

その小さい〇が繋がって大きな〇になることが最良と考える。

 

その形が一番強くて本物でしかも楽しい。

 

今も頼まれて競争の勝つための協力をすることはある。

本音は勝っても負けても楽しくないよ。

 

競争を否定しているわけではない。

世の中すべてが競争になっているので仕方ないとは思う。

 

でもオレは競争と違う世界で事業を繋げて拡げていきたい。

 

キーワードは「みんなが〇になる」

 

自立した本気の小さな小さな〇がひとつづつ繋がっていく。

その繋がりが逞しくて優しい大きな大きな〇になる。

 

本気で真剣にいつの時もオレはその形をイメージして模索している。

まだうまくいかないけど・・