経験を積むと少しづつどんな状況下でも受け入れられるようになってくる。

 

しかし負の感情が心を支配することからは中々抜け出せないでいる自分がいた。

 

見栄・嫉妬・執着・不安・恥がオレの中でよく出て来るマイナスの感情だった。

 

思うようにならない時以外でも時々やって来る負の感情

再出発をするにあたって何としても手放したいし克服したい

 

今のこの状態でも自分が良く見られたいという自意識過剰が一番の原因であることは理解していた。

 

そして気が付いた。

負の感情は全部自分のエゴであることを

自分本位の考え方や行動を正すことが必要であることを

 

当時自分の中で一番に強かった負の感情は見栄と嫉妬だった。

 

知っている人の活躍をみると自分と比較して湧き上がる羨ましいという嫉妬

それが嫌で嫌でなんとか手放したいと毎日自分に言い聞かせる。

 

「羨ましいと思わない 見栄、嫉妬、執着、恐怖を手放す」

 

手放そうと思うだけではなかなか感情をコントロール出来なかった。

 

そんな時にある人から聞いた言葉が大きなキーワードになる。

 

「祝福するといい」

 

「祝福するエネルギーと見守るエナルギーが一番大きくて強い」

 

すごく腑に落ちて霧がやっと晴れたように思えた。

 

負の感情が出て来た時は受け入れて「祝福」することで少しづつ手放せるようになっていった。

 

結局は全部自分の中の意識の問題である。

 

負の感情を全部否定しているわけではない。

湧き上がってくる感情を受け入れて分析することは今の自分を知ることにもなる。

 

知れば理解できればすべきこともしてはいけないことも明確になる。

 

負の感情を丸ごと呑み込んでしまえるような大きな人間力を持ちたい。

 

どんなピンチでも動じずどんなことでも寛容に受け入れられる大きくて深い人間になりたい。

 

それが再出発に当たっての経営者としての目標になった。

そしてそれは人生の目標の一つにもなっている。

 

一人で経営している会社は経営者の魅力が最大の商品であると言っていい。

 

経営者仲間に「会社の業績を上げるにはどうしたらいい」と聞かれることがある。

 

そんな時はこう言う。

「商品をピカピカに磨くべきだ」と

 

商品がピカピカなら営業なんてしなくても売れる。

だからピカピカにする努力を惜しむなと

 

一人で経営している会社は経営者の魅力が最大の商品

商品である経営者の魅力をピカピカにする努力は惜しまない。

 

寛容な人間力を身に付けるためにすべきことはたくさんある。

 

「負の感情は自分のエゴ もっともっと大きくて深い人になる」