物事がうまくいかなくなると経営者は一生懸命に必死に行動する。

否定的なことはなかったようにしようと

 

必死に行動するは大事だけどその前にすべきことがある。

 

現状を受け入れることだ。

 

現状を分析して原因を明確にして受け入れる。

目を逸らすのではなく凝視して受け入れる。

 

そして自分自身に強く明確に言い聞かせる。

 

良いことも悪いこともどんなことも自分の責任で

「全て受け入れる」と

 

逃げることなく誰かに頼ることなく「全て受け入れる」と決めることによって見える景色が変わり始める。

 

悪いことから受け入れる。

自分の至らなさを受け入れる。

次にどうなるかを想像して受け入れる。

 

それは自分の生き方の姿勢にもなっていく。

 

受け入れるということは否定しないこと。

 

どんなことでも肯定して一度は受け入れる。

 

否定しないことによって良いところを意識して見るようになる。

 

悪く見えていたところが実は一番の魅力であったり

頭の中で勝手に想像していたプラスとマイナスのボーダーラインがなくなっていく。

 

今まで生きてきた経験などで培った思い込みによって判断していることが圧倒的に多いことに気付く。

実はそれが視野を狭くしていることに

思い込みと先入観が判断の邪魔になっていることを

 

「全てを受け入れる」ことによって先入観に捕らわれることなく客観的に自分を見られるようになる。

 

「全てを受け入れる」ことは「全てを許す」に繋がるんだ。

 

経営者をしていると敵もまあまあ多くて、会社をやめる過程には自分の尊厳を傷つけられることもある。

辛いより悔しくて涙が出る。

必然的に許せないという感情も湧き立つ。

 

頭から離れないその想いがまた自分を苦しめる。

 

「全てを受け入れる」と決めることによって

「全てを受け入れる」を当たり前に続けることによって

 

許せないが許すに変わっていく。

嫌いも好きに変わっていく。

悪いも良いに変わっていく。

 

全てを受け入れた後に流れに身を委ねることによって心に余裕が生まれる。


それはその後の人生を生きるための大きな財産になる。

 

知らず知らずのうちに人間力も高くなっていくはずだ。

 

どんな状況下でも揺れることのない胆力も身に付く。

 

そして何より誰の話でもなんの話でも好意的に耳を傾けることが出来るようになる。

 

そこに再びのチャンスがある。