恩返し | きょーすけの気学塾...

きょーすけの気学塾...

先日、名前を篤志より享佑(きょうすけ)に改名いたしました。
その為、こちらのブログのタイトルも『あつしの気学塾』から『きょーすけの気学塾...』へと変更いたしました。

心が豊かに生きられる秘訣をつらつらと書き綴っています。


私の知人、Yさん(女性)の父親が、亡くなったときのことです。


母親から、「財産の管理はあなたに任せるから」と言われ、全財産(貯金通帳や印鑑など)を預かったYさんは、不注意にも、全財産をどこかに置き忘れてしまいました。


後日、警察に届出があって、通帳も、印鑑も、無事、手元に戻ってきました。


Yさんはお礼をしようと思い、警察で拾い主の連絡先を尋ねたのですが、教えてくれません。


どうして教えてくれないのか理由を聞くと、「それが、拾い主の意向である」ことがわかりました。


拾い主は、警察官に「私の名前も、住所も、落とし主さんには知らせないでください。気を使わせてしまいますから。私は、お礼がほしくて届けたわけではありません」と伝えたそうです。


Yさんが「そういうわけにはいきません。大事なものを届けてくださったのですから、お礼がしたいです」ともう一度お願いをすると、警察官は、こう言いました。


「人から優しくされたことを、今度はあなたが、他の人に返していけば、いいのではありませんか?」


見返りを求めず、恩を売らなかった拾い主の善意と、「恩送り」の大切さを教えてくれた警察官のひと言に、Yさんは「心が救われた気がした」といいます。


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1秒で「気がきく人」がうまくいく

松澤 萬紀 著

ダイヤモンド社より


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明治生まれの詩人:河井酔茗作の「ゆずり葉」という詩をご紹介致します。


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子供たちよ。 


これはゆずり葉の木です。 


このゆずり葉は 


新しい葉が出来ると 


入り変わってふるい葉が落ちてしまうのです。 


こんなに厚い葉 


こんなに大きい葉でも 


新しい葉が出来ると無造作に落ちる 


新しい葉にいのちをゆずって・・・。 


子供たちよ。 


お前たちは何をほしがらないでも 


すべてのものがお前たちにゆずられるのです。 


太陽のめぐるかぎり 


ゆずられるものは絶えません。 


かがやける大都会も 


そっくりお前たちがゆずり受けるのです。 


読みきれないほどの書物も 


みんなお前たちの手に受け取るのです。 


幸福なる子供たちよ 


お前たちの手はまだ小さいけれど・・・。 


世のお父さん、お母さんたちは 


何一つ持ってゆかない。 


みんなお前たちにゆずってゆくために 


いのちあるもの、よいもの、美しいものを、 


一生懸命に造っています。 


今、お前たちは気が付かないけれど 


ひとりでにいのちは延びる。 


鳥のようにうたい、花のように笑っている間に 


気が付いてきます。 


そしたら子供たちよ。 


もう一度ゆずり葉の木の下に立って 


ゆずり葉を見る時が来るでしょう。 


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もう一度ゆずり葉の木の下に立つときは、自分が与えてもらう側から、与える側になったときでしょう。


そのときにならないと気づかないことがあります。


でもひとつだけ言えるとしたら、「恩を感じる」ことは出来ます。


受けた恩を感じ、返し、送る。


そういう人を、世間も神様も放っておかないでしょう♪


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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

心より感謝します。

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