今日28日は、

すみだトリフォニーホール(小ホール)へ。


「ピアノ五重奏の響き 

ブラームスとミュージカル映画の世界」

に行って来ました。


友人のピアニスト粥川愛さんが出演するコンサート。



第一部

ブラームス「ピアノ五重奏曲へ短調op.34


ピアノ、粥川愛さん。

ヴァイオリン、ビルマン聡平さん(新日本フィル、首席第2ヴァイオリン奏者)。

ヴァイオリン、田村安紗美さん(新日本フィル、第2ヴァイオリン奏者)。

濱本美加さん(新日本フィル、ヴィオラ奏者)。

飯島哲蔵さん(新日本フィル、チェロ奏者)。



第二部

ピアノ五重奏によるミュージカル映画の世界


『マイ・フェア・レディ』より「踊り明かそう」


『メリー・ポピンズ』より「2ペンスを鳩に」「チム・チム・チェリー」


『ガーシュイン』メドレー


『ニュー・シネマ・パラダイス』メドレー


『シンドラーのリスト』より「メインテーマ」


『会議は踊る』より「ただ一度だけ」


こちらのピアノは、粥川さんのご主人、作曲家でピアニストの中山博之さん。

上記全ての曲を、このピアノ五重奏のために編曲。

かなり大胆な編曲も。


まず僕の大好きな曲「踊り明かそう」のアレンジに驚かされ、あとは中山さんの世界に引き込まれました。



このコンサート、約1年前が1回目。

今回が2回目の同じメンバーによるピアノ五重奏。


前回はシューマン。

今回はブラームス。


中山さんが全ての曲を解説してくれましたが、今回編曲にあたって、かなりブラームスを意識されたとか。

かなり時間をかけ、プレッシャーの中で編曲されたそうです。


でもいざ本番で演奏すると、あっという間に終わってしまう。

そんな切なさを感じたので、最後に選んだ曲は、1931年の映画『会議は踊る』より「ただ一度だけ」



その最後の曲を聴きながら僕の心に浮かんだのは、先週の日曜日のジャンティのパーティーでのアマデモ。


あんなに長い時をかけて練習したのが、パーティーでの3分間に集約される。ただ一度だけ。


S先生とのデモのワルツ部分を、もう一度踊ろうと決めたのは、そんな気持ちがあったからだ、と改めて思いました。



終演後、ロビーで久しぶりにお会いした粥川愛さんと。



緊張感のある第一部と、とにかく楽しい第二部からなる素晴らしいコンサートで、また明日からの日々への力を与えられた1月最後の日曜の午後でした。