デモのための練習。
ルーティンは全て覚えました。踊って確認して、エントリーからエンディングまで「ステップは大丈夫ね」とのことで、いよいよステップごとのレッスン。
今日のメインは、スイングで手が下がる僕の欠点を直すこと。そのために脇の下のストレッチを更に意識する練習。
すでに何度も注意されていることですが。
さらにPPで右足で立つ時の注意。
PPのあと進む時、足より上体を先に。その時も左脇の下のストレッチ意識。
全体として、いつも言われ続けていたことを、やっと身体が覚えてくれた感覚。すごく嬉しい。
実はこのレッスン。いつもそうなのですが、あるポイントをレッスンして、先生からOKが出たあと、何故かしばらく違う話に飛ぶ。そして突然、さあさっきのもう一度、と。
これって、自動車免許試験場での、認知症テストと同じですよ、と思わず叫ぶ僕。
そうなのです。免許更新時の認知症テスト。16個の絵を見せられたあと、他の話題。しばらくして、では先程見た絵を思い出して、何があったか書いてください。
ね、同じでしょ?
以前社交ダンスは認知症予防に最適と投稿しましたが、実はレッスンは認知症テストも兼ねていたんだ!
話戻って、足より先に身体を投げ出す感覚のレッスン。
少し前のKEIさんの投稿の一部を思い出しました。
(以下KEIさんのブログの部分コピー)
足形ダンスを覚えてしまうと、ステップを踏みにいくようになってしまう。
ちゃんとボディから動く先に足が着くべき。
これ、昨日の団体レッスンで貫名先生が酔っぱらいの動きで説明してくれたのがすごくわかりやすかったです(笑)
(以上コピー終わり)
この文章の僕なりの理解は、何故酔っ払いは転ばないか。身体が先に倒れそうになると自然に足が出てうまくバランスを保つ、かな。
酔っ払いの歩き方=酔歩。
実はこれ、僕の専門の確率論の専門用語なのです。
数学用語は全て英語からの訳ですが、元の英語は
random walk。
「乱歩」とも訳されますが、ランダムウォークを「酔歩」と訳した人のセンス、好きです。
ただ現在は、どの教科書でも講義でも、カタカナで「ランダムウォーク」として使われていますが。
ランダムウォークとは、学部の確率論の講義で最初に出てくる一番簡単な数学モデルですが、実は全ての時々刻々変わる確率現象モデルの出発点になっています。
1歩で↑にいく確率と↓に行く確率が同じ2分の1である数学モデルで、例えば下のような動きになります。
ダンスのステップはランダムではないでしょうが、体重移動と足の運びを酔っ払いの動きで説明されたとしたら、貫名先生すごいな。
再び話戻って、昨日のレッスン。
僕的には、何かパチンと弾けたような、大満足なレッスンでした。