浅漬けは言うまでもなく古漬けの反対で、漬けて

 

から日の浅い漬物です。日が浅いとは具体的に何日

 

位なのかというと、そこは曖昧です。検索してみた

 

ら漬けた当日に食べるイメージで作られている方が

 

多いようですが、自分の経験では、少なくとも一日

 

位は置いた方が旨いです。とはいえ作って直ぐに食

 

べたいのも事実。どうすりゃあいいんでしょうか。

 

キャベツときゅうりを例に取ると、きゅうりはいい

 

んですよ。種が水分を含んでいるので、案外早く漬

 

かります。特に、薄く切ったら直ぐですね。問題は

 

キャベツです。こいつがなかなか漬からない。私は

 

塩分 2 ~ 3% で 4Kg のバーベルを重石に使って

 

いるのですが、それでも直ぐは無理ですね。当たり

 

前ですが、塩の量は多い程早く漬かります。3% ま

 

で上げるとかなりしょっぱいですけどね。体にも悪

 

いし、低い塩分で早く漬かる方法は無いものか。と

 

いうことで、キャベツを千切りにしてしまいました。

 

表面積が増えればそれだけ塩の効果が効いて、脱水

 

が早まると。そうなんですが実際に食べてみると、

 

漬物とは似て非なる物になりますね。何をもってし

 

て漬物というかは難しい所ではありますが、キャベ

 

ツの浅漬けって、キャベツのバリバリした歯応えが

 

あってこそのような気がするのです。そんなこと作

 

る前に解かるだろと突っ込みが入りそうですが、

 

コールスローにしてしまうとバリバリ感は皆無にな

 

りますから。キャベツ、きゅうり、新生姜、大葉と

 

塩だけですから、当然味はさっぱりしているし、生

 

姜と大葉の爽やかさもあるので、油の多い肉料理の

 

あしらいにでもすると映えるのではないかと思いま

 

した。

特徴  漬物ではないと思うけど味は悪くない
難易度 低

材料
キャベツ

大葉
胡瓜
新生姜

1.キャベツは千切りにして、二つまみ程の塩を
 まぶしてよくもんで水分を出す。

2.葉も千切りにする。

3.胡瓜と新生姜は細切り用スライサーでスライス
 する。

4.1 - 3 に軽く塩をふって混ぜる。

注意点
・1 の工程で切った後にもむので、千切りの幅
 はサラダにする場合よりは若干太くなっても
 構わない。
・キャベツはもんで強制的に脱水するし、胡瓜
 はすぐにしんなりするので、全体の塩分量は
 1% にも満たない程度の薄味にした。