日本で一番チャーシューが流通している

 

業態はラーメン店で間違いないでしょう。

 

では全国に数万軒と言われているラーメン

 

店で、焼いたチャーシューを提供している

 

店は何軒位あるのでしょうか? よく解か

 

りませんが、非常に少ないことが予想され

 

ます。大抵煮豚ですよね。最初は肉の表

 

面を焼くかもしれませんが、その後は直ぐ

 

に醤油ダレにドボンと入れて煮てしまいま

 

す。煮豚なら多少煮すぎても焦げること

 

はないし、煮汁の醤油ダレは豚肉の旨

 

味がでて、おいしくなりますからね。では

 

何処に行けば煮豚ではないチャーシュー

 

を食べられるでしょうか。高級な広東料

 

理店か、焼き物専門店くらいじゃないで

 

しょうか。どちらもそこそこの出費が必要

 

です。そこまでして焼いたチャーシューに

 

こだわらずともラーメン屋の煮豚でいい

 

じゃないかとおっしゃる吾人もおられるか

 

と思いますが、香ばしく焼かれたチャー

 

シューには全く別物のおいしさがあります。

 

 ということで、私も焼いてみました。参

 

考にしたレシピはここです。手順として

 

は簡単で、肉をタレに漬け込んで焼く。

 

基本はそれだけなんですが、もちろん

 

細かい点で色々あります。まずは、タレ

 

に砂糖をどっさり入れること。焼き物店

 

でいただくチャーシューって少し甘いです

 

が、それが旨いのです。そして赤いです

 

よね。中国では赤は縁起のいい色です

 

から、食紅で着色します。火力は魚焼

 

き用のグリルで、常に最大です。サイト

 

にも書いてありますが、多少の焦げは気

 

にしないと。少し焦げてカリカリになった

 

部分がこれまた旨いんです。

 

 焼き上がりを一枚試食してみました。

 

手前味噌で恐縮ですが、焼き物店の

 

商品と大差無いと感じました。家人に

 

も一枚出したら、おかわりが欲しいと。

 

豚肉あまり好きじゃないくせにチャーシ

 

ューは別で、放っておくと全部食べられ

 

てしまうので、慌ててしまいました。

 

カテゴリー 前菜
特徴   甘辛くて外はカリッと中はジューシー
難易度  低

材料 
漬けダレ
 中国醤油 大匙 1.5
 カソナード 45g
 甜面醤 大匙 1/2
 オイスターソース 大匙 1/2
 紹興酒 大匙 1.5
 塩 小匙 3/4
 にんにく(おろし) 小匙 1/4
 しょうがのしぼり汁 大匙 1/2
 五香粉 小匙 1
 食紅 小匙 1
豚肩ロース肉(塊) 320g
グラニュー糖 小匙 1

1.漬けダレの材料を全て混ぜる。

2.豚肩ロース肉はしっかり叩いて、可能な限
 り平たくする。

3.2 を 1 に一日漬ける。

4.グラニュー糖を水に溶いて、加熱する。少し
 粘度が上がったら一番弱火にする。

5.魚焼き用のグリルを最大火力にして二分間
 余熱する。2 を入れて 2分焼いて表裏を返
 す。更に 2分焼いて表裏を返す。もう 2分焼
 いて、取り出して焦げている部分を鋏で切り
 取る。4 を全面に塗って、後 2分焼く。

6.取り出して焦げている部分を切り取り、もう
 一度 4 を塗って、火を切ったグリルの中で
 冷ます。

注意点
・焼き時間は最大火力で片面 2分ずつ、合計
 8分。
・焦げ目は多少残っていても良い。
・そのまま食べても良いが、食べる直前に切った
 面をバーナーで炙ると脂が溶けて更に旨い。