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 そら豆は、自分にとっては初夏の味です。だからちょっと早いかな? 

 

この料理は、イタリア料理からアレンジしました。イタリアでは春にな

 

ると、ファーベという豆を生のまま羊のチーズと併せていただくと聞き

 

ました。ファーベは昔一度だけいただいた記憶がありまして、検索した

 

ら出てきました。

 



青臭いと書いてありますので、きっと青臭いんでしょう。それにしても、

 

売っていたのはこの時一度きりで、その後ちっとも見かけなくなってし

 

まったのはなぜでしょうか。「ポポロ」という商品名で種は出回ってい

 

るようですが、残念ながら実は売っていません。売っていないものは仕

 

方無いので、日本の品種の天豆を茹でて、ペコリーノロマーノと併せて

 

楽しんでいる訳です。生と茹るのでは天と地ほどの差があるので、全く

 

別の料理ではありますが。ファーベについて、もう少し検索してみました。

 

日本の天豆より鞘が長いと書いてありました。確かに自分の過去記事の

 

写真見ても、豆が 6個写っています。6個も豆が入るには、鞘は長くな

 

くてはならないですが、これはいいですね。今回も豆を剥いていて思っ

 

たのですが、日本の品種は、あのふかふかで大きな鞘の中に、豆がたっ

 

たの 2 ~ 3個しか入っていないです。東京値段ですが、昨日見た段階で

 

は、鞘が大小 10本位入っていて 3~450円位ですから一粒安くて 10円、

 

高いと 20円以上もします。オイコラッ 日本の天豆 コスパ悪いぞ! 

 

と叱りたくなりますね。というか、だいたいからして、あのふかふかと

 

した大きな鞘が全く食べられないというのも、なんだか MOTTAINAI

(by Dr. Wangari Muta Maathai)です。とここまで書いてから、無

 

責任なことを書いてはいけないと思い、一応検索してみたら、なんと

 

ありました! 天豆の鞘は、両サイドの筋ばった所をカットして、細切

りにして煮込むとおいしいそうです。びっくりです。あのゴワゴワとし

 

た硬そうな鞘が食べられるとは思いませんでした。今度からは捨てない

 

ようにします。といいつつも、豆を覆っている薄皮は剥く派です。

薄皮は剥かない人から言わせると、なんで剥くの? となるのですが、

 

どうにもモソモソと食感が悪くなるのが好きではありません。

 この料理じたいは何も難しい所はありません。唯一熱々の豆の皮を剥

 

くことくらいでしょうか。指先を氷水で冷やしながら剥くと簡単です。

 

なぜ熱々でなければならないのかというと、少しでもチーズをまとわり

 

付かせる為です。後、数あるペコリーノチーズの中からロマーナを選んだ

 

のは、単に買いやすいからです。まあでも、wikipedia によると、ファー

 

ベとペコリーノを組み合わせて食べるのはローマの習慣となっているので、

 

結果オーライでした。この料理じたいがもはやオリジナルからかけ離れて

 

しまっているので、冷蔵庫に入っているペコリーノチーズなら、トスカー

 

ノでもシチリアーノでも何でもいいです(っていうか、そんな人いないか?)。

カテゴリー 前菜
特徴     ホクホクとした豆の甘さとクセのある羊のチーズがワインにピッタリ     
難易度   低

材料
天豆
ペコリーノロマーニャ
オリーブオイル

1.天豆は鞘から出して茹でて、熱いうちに皮を剥く。

2.器に盛り、擦り下ろしたペコリーノロマーニャをまぶす。

3.食べる直前にエキストラバージンオリーブオイルをかける。

ポイント
・茹でたての豆は大変に熱いが、我慢して皮を剥く。