私は“無難”という言葉が嫌いだ。
この可もなく不可もなし的な小狡い印象を受けるこの言葉。
言い方を変えれば、“当たり障りがない”になるこの言葉。
やはり…嫌いだ。大嫌いだ。
無難ということは“尖るな”ということでもある。
丸く丸く角張らずに、目立たずに。
何が面白いのか。
これは“個性を出すな”ということでもある。
皆と同じ。多数派になれ。
何が面白いのか。
“無難”は叩かれない為の処世術だ。
嫌われない為の処世術でもある。
何が面白いのか。
それは、嫌われないだけであって、好かれるわけではない。
いてもいなくても同じ人ということだ。
言わば、“どうでもいい人”だ。
どうでもいい人と思われたくないのならば、無難に生きるのはやめることだ。
自らの信念を持ち、それに従い行動することだ。
臆するな。我が道を行け。
目指すは常に少数派。
多数派が世界を変えることは出来ない。
一見、議会制民主主義においては、多数派が強いように思えるが、
その多数派を動かすのは一部の少数派だ。
臆するな。我が道を行け。
それがどれだけ険しい道だろうとも、信念があれば道は拓ける。
無難な人生にサヨナラを告げろ。