小樽「宿泊型観光」
【小樽「宿泊型観光」】
~ホテルが開拓 泊まりたい小樽 日帰り観光9割 朝市楽しむツアー企画 閉店早め 受け入れ課題~
新型コロナウイルス後を見据え、小樽市内で「宿泊型観光」を売りにするホテルが建ち始めた。札幌から近く、日帰りの観光客が大半を占める小樽で、早朝の港町を歩くなど泊まらなければ楽しめないメニューを用意し、潜在的なニーズを掘り起こす戦略だ。一方、市や関係団体も経済効果の大きい宿泊客を増やしたい考えだが、コロナ後に向けたまちぐるみの体制整備はまだこれからの段階だ。
小樽運河に近い市内色内地区。星野リゾート(長野)は1月7日に都市型観光ホテル「OMO(オモ)5小樽」(92室)を開業した。最大の売りは、スタッフが近隣を案内する「街歩きミニツアー」だ。