クリスマス
にお客様から手作りクッキーをいただきました
足の幅の細い方は、幅広の方より、実はとても靴えらびが難しいのです。
どんな靴も履けてしまうのですが、日本の規格の靴ではなかなか合うものが見つかりません。
オーストリア製 LEGeRO 細木型
前回、お客様が、サイズと足幅の細さの合う靴をご購入になり、
「履き心地がいいので、このまま履いてみます」
と一旦そのままお持ち帰りになりました。しかし、しばらくのち、
「歩いていたら足がどんどん痛くなってきて歩けなくなった」
とご相談があり、病院での検査をおすすめしたら、
なんと！中足骨を骨折されていたそうです。
その結果を踏まえて、すぐさまインソールをお作りし、いつものようにサポートを施しました。
靴をご購入の際、店内の柔らかい床面でのお試しでは、大丈夫だと思っていても、街中のアスファルト舗装の上を何時間も歩くことは（運動面からみたら、健康的なようでも）実は、足へのダメージは大きいのです。
元々、足にトラブルを抱えていらっしゃる方なら、なおさら負担がかかります。
足が細くて、甲回りの薄い方は、長年合わない靴で過ごしていらして、足の機能としての襲撃吸収力や強さが維持できていない場合がよくあります。
靴は、歩くための道具です！！
靴は、足を守るためのものであってほしいです。
その靴で、どのくらい歩くか？
その靴は、サイズだけではなく、足の状態に適しているか？
その足は、靴の中で、どのような形態変化を起しているか？
そこを見極めて、足の状態と靴の性能を適合させることができないと、お悩みを解決することはなかなかできません。
とても残念ですが、極論を言えば、自分の足にピッタリ合う靴は、世の中に売られていません
足は、サイズも形状も、感覚も、体格も、使い方も、十人十色、千差万別なのですから、既成靴で、ひとりひとりの足にピッタリ合うなんて、ムリなのです。
足のサイズに
足の形状に
足の状態に
足のお悩みに
足のお疲れに
靴の使用目的に
「概ね合っている」というくらいの８０％くらい合っていれば、そこそこＯＫなのです。
なぜなら、最初にどんなにピッタリ合っていると感じていても、季節や靴下の材質や歩く距離や疲れ具合によって、足の状態も感じ方も変わるからです。
パーフェクトフィッテングではなくても、歩行時に毎回感じる疲れや痛みが軽減され、歩きやすさもあり、ある程度のコンディションに適合していれば、概ね合格だというラインのその先に、足の変形や痛みを食い止められる別の手段のフィッテングがあるのだと思います。
そもそも、裸足感覚が大切だと幼児期に、裸足で靴を履かせる「はだし教育」（裸足で養われる感覚の発達とゆるい靴を履くことは別です）や手を使わないでも履けるスリッポンや大きめの靴の多用や草履神話の弊害で、骨格を組み上げるために必要な部位を締めることに慣れていない日本人のゆる～～い足は、歩行時に崩れてしまいやすいので、成人になってから、革靴が履けなかったり、既成靴が合わないために、スニーカーに依存して（それも靴紐をきちんと締めることなく履いていて
）ますます骨の配列を崩してしまっていると思います！
じゃあ、どうしたら、いいの
その足に対して、どういう靴で、どこをどう合わせるか？を知っている専門家はいます！
靴選びは、ぜひ、専門家にお任せくださいね。
マスターシューアドバイザー
伊藤笑子（MHSc ）
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