静岡3日目。台風一過で見事に晴れました!ということで、張り切って観光へと参りましょう!

 

この日はノスタルジックなSL(蒸気機関車)を楽しめる人気の大井川鐵道と、温泉&ハイキング&吊橋を楽しめる寸又峡温泉、定番のコースを選択しました。

 

 

 

(写真)大井川鐵道。行きはSLでなく普通の列車ですが、それでもレトロな雰囲気が漂います。金谷(かなや)から千頭(せんず)までの1時間10分の旅。ガタン、ガタンゴト、ガタンという反復する音のリズムがいい感じ。

 

(写真)途中、列車から見た大井川の眺め。台風の雨により増水し、濁っていました。列車の道中、田んぼや茶畑などの景色を見るのも楽しいです。なお、途中の神尾駅では、ホームの突端にユーモラスな信楽焼のたぬきが2匹いるのをフランツは見逃しませんでした(笑)。

 

 

 

(写真)千頭駅に到着。漢字こそ違いますが、ドラゴンボール世代には「せんず」という響きには何か頼もしいものが(笑)。

 

(写真)機関車トーマス号仕様のSLが並んでいました!トーマスに加えて、パーシー、ヒロという仲間がいることを、ここで初めて学びました(笑)。顔が何だかとてもリアル。

 

 

(写真)千頭駅には、さらに日本で唯一のアプト式列車である、南アルプスあぷとラインの車両もありました。アプト式とは、レールの間にもう1本ラックレールがあり、歯車を噛み合わせて進むもので、途中の日本一の急勾配も登ることのできる列車です。こういうのは鉄道マニアの方には堪らないんでしょうね。ちなみに今年は開業30周年ということでした。おめでとうございます!

 

 

 

 

(写真)寸又峡温泉のシンボルとカモシカの像。寸又峡温泉には、千頭駅からさらにバスで40分で到着します。カモシカの像の先からハイキングを始めます。

 

(写真)「夢の吊橋」が、トリップアドバイザー日本法人の「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に選ばれたことを伝える2012年の記事。橋の真ん中でお祈りをすると恋愛が成就する、という伝説もあるそうです。

 

 

(写真)ハイキング途中の景色。整備されているので、山道という訳ではありませんが、周りの景色や鳥のさえずりを十分に楽しめます。一部ですが紅葉も始まっていました。

 

 

 

 

(写真)いよいよ夢の吊橋が近くなってきましたが、こんな表示が!混んでいる時にはこんなに人気なんですね~。全景は下の写真の通り。

 

(写真)いよいよ夢の吊橋を渡ります!思ったよりも揺れるので、スリルがありました。もしかして、「おい、見ろよ。フランツの野郎が渡ってるから、揺らしてやろうぜ!」だったり?(笑)

 

(写真)吊橋の下の風景。写真で見た以上に高さを感じるので、高いところが苦手な方は足がすくむかも知れません?

 

 

(写真)橋の下流の風景。あれっ!?そう言えば、夢の吊橋はエメラルドブルーのダム湖を眺めながら渡れることで有名なのでは?と思ったら、実は台風で増水しているためか、ダムのゲートが開いていたんです!逆にレアケースなのかも?

 

(写真)橋の上流の風景。綺麗な清流が流れ込んできます。ダム湖の状態でないので、本来の川の流れを確認できます。

 

(写真)そして、上流の清流と、吊り橋の進行方向から流れてくる、増水で濁った川の合流地点。色の違う川がダイナミックに合流して混じり合うのを見るのはとても感動的!貴重なシーンを見ることができました!

 

 

これは、ライン川とモーゼル川が合流するドイツのコブレンツのドイチェス・エックを連想させます。ちょうど台風の後に行ったために見ることのできた偶然!前日に久能山東照宮で雨に降られてビショビショになったのを、すっかり取り返した気分に!(笑)

 

(参考)2017.8.12 コブレンツ観光(ドイチェス・エック&ラインガウとモーゼルのワイン)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12306529823.html

 

 

 

 

(写真)吊橋を無事に渡り、引き続きハイキングを続けます。森と渓流や清水、そして鳥の声を聞くと清々しい気持ちになりますね。またお子さんがあっち行ったりこっち行ったりする家族連れを見てほっこりしました。

 

 

 

(写真)お昼ごはんは雰囲気の良い食堂で。ヤマメ1匹の天ぷらが乗った渓流そばを選択。イナゴの佃煮も付いてきます。ヤマメの天ぷらの美味しいこと!骨も気にせず頭からバリバリいただきました。

 

 

 

(写真)寸又峡町営露天風呂「美女づくりの湯」。しばし露天風呂を楽しむことにしました。ここの温泉はアルカリ性で、入るとあっと言う間に肌がツルツルになります!湯の温度は穏やか。私は草津温泉のような高温の湯の方が好みですが、これはこれで長風呂ができ、心地よかったです。

 

 

 

さあ、ハイキングと吊橋と温泉の露天風呂をたっぷり楽しみました。帰り道はいよいよSLに乗ります!

 

 

(写真)そのSL、14:55発の急行かわね路2号は満席でした!事前に切符を買っておくことをお勧めします。なお、1本前の機関車トーマス号は確か1ヶ月前くらいから満席だったと思います。きっと、お子さんたちに人気なのでしょう。

 

 

 

 

(写真)SLは「シュー」と蒸気を上げたり、レトロな車体や内装だったり、非常に雰囲気があります!「ポー!」っと汽笛が鳴って出発。昭和の音!(笑) 案内の方の車内アナウンスがほどよくいい感じで入り、とても楽しい道中でした。

 

(写真)途中の大井川の風景。ずっと窓を開けていましたが、温泉に入って火照った体が、窓からの心地よい風に吹かれて、非常に気持ちの良い汽車の旅でした。トンネルに入ると、煙が入ってきますが、昔と違って無煙炭なので薄い灰色の煙が入る感じ。「ケホン、ケホン!」とかはなりません、笑。

 

(写真)茶畑をよく見かけるのも静岡県ならでは。ちなみに、柱の上に扇風機が付いていますが、これは霜害からお茶を守るためのものなんだそうです。

 

 

この大井川鐵道はただでさえSLの乗り心地や風情を存分に楽しめるのに、さらに嬉しいのは、沿線で手を振ってくれる方々が沢山いること。駅でも、大井川を渡る時にも、そしてゲートボールを楽しんでいるおじいちゃんおばあちゃんまでもが、手を振ってくれます。歓迎されている気分になり、本当に嬉しく、心がじんわり温かくなります。おもてなしって、こういうことだと思う。

 

 

 

ということで、この日はレトロ列車の旅&ハイキング&吊橋&温泉の露天風呂&SLの旅と大満足の一日となりました!そして素晴らしかった一日の締めは、静岡駅に帰る途中、マグロの遠洋漁港で有名な焼津に立ち寄って、地元で愛されるお寿司屋さんに行きました。焼津ならではのネタ、そして特別にこの店専用のタンクで醸造しているという、日本酒の磯自慢が楽しみです!

 

 

(写真)かんぱちと太刀魚、磯自慢(焼津)。その特別な磯自慢はあっさり甘くて、とても美味しく、どんなお寿司に合います。するする入ってめっちゃ危険!笑

 

(写真)じんどういか(左)と赤貝。じんどういかは小型のイカで、駿河湾でよく獲れるそうです。甘くて柔らかいて美味しい!

 

(写真)れんこだい(左)と甘エビ。れんこだいは肉厚で柔らかく、レモンと合わせて醤油なしで食べます。これも美味しい!

 

(写真)真あじ(左)とほっき貝。真あじはフランツの大好物。肉厚かつ鉄板の美味さ!

 

(写真)こはだ(左)と赤身。こはだもフランツの大好物。よく締まっていて美味い!

 

 

この他に、焼津ならでは、ということで大トロ、中トロを始めいろいろなお寿司を堪能して、素晴らしい夕食となりました!

 

 

私は東京ではわざわざお寿司を食べ歩くことはほとんどしません。なぜなら、ランチ1,000円で十分満足できるお店が沢山あるのと、いざ行く時は子供の頃におじいちゃんや父親に連れて行ってもらった近所の馴染みのお店に行くからです。その一方で、東京以外のまちを旅する時には、その土地のネタも含め、お寿司を食べに行くのをとても楽しみにしています。

 

そして改めて、お寿司と日本酒がなんと合うことか!特に繊細な味わいの白身の魚は、ほのかに甘い日本酒が包み込んで、極上のハーモニーとなります。今回の特別な磯自慢も抜群に素晴らしかった!1+1が3にも5にも10にもなる世界。エビスビールと合わせるのももちろんいいものですが、お寿司はやはり日本酒、中でも地酒で決まりです。

 

 

日本人に生まれて本当に良かった!心の底からの喜びが湧き上がる、素晴らしい夕食でした!静岡、最高!