鈴木雅明さんと須川展也さんとN響によるスウェーデンの作曲家の素晴らしい曲&演奏を聴いたので、その流れで翌日は、久しぶりにスウェーデン料理を食べてきました。日本にいながらスモーガスボードを楽しめる、東京は赤坂見附の名店、ストックホルムです!

 

 

(参考)2020.10.23 鈴木雅明/須川展也/N響の武満徹&ラーション&ベルワルド

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12633850749.html

 

 

 

このストックホルムは、おそらく10回は食べに行ったことのある、馴染みのあるレストランです。いわゆる「バイキング」を食べられるところはホテルなどでいくらでもありますが、バイキングの元となった、スウェーデン料理の「スモーガスボード」を楽しめるのは日本でもかなり限られます。また北欧ならではのお酒アクアヴィット(ハーブで香り付けをした北欧の蒸留酒、ウォッカやジンに近い)をいろいろ楽しめるのも魅力です。

 

 

さあ、それではスモーガスボード&アクアヴィット、さっそく行ってみましょう~!

 

 

(写真)ニシン料理とスコーネ(スウェーデンのアクアヴィット)とカールスバーグ(デンマークのビール)。スモーガスボードでは、まずニシン料理からスタートします。ニシン料理はプレーン+4種類のソース、計5種類ありました。どれもことごとく美味い!

 

そしてニシン料理にアクアヴィットがまたよく合うこと!スコーネは基本形となるマイルドなアクアヴィットですが、香りや旨味が本当に心地良いです。なお、度数の高いアクアヴィットやウォッカ(どちらも40℃前後)を楽しむ時に、ビールをチェイサー代わり(笑)にするのがフランツ流です。(注:お酒が強くない方は避けた方が無難です。)

 

 

 

(写真)冷たい前菜&魚料理とオールボー(デンマークのアクアヴィット)。次のお皿も、どの料理もアクアヴィットによく合います。特にスモークサーモンが美味い!お皿の右奥の赤いのはザリガニで阿寒湖産です。

 

スウェーデンではザリガニも食べるんです。子供の頃に「よっちゃんイカ」を片手に握りしめて、近所の公園の池にアメリカザリガニを釣りに行った懐かしい思い出がよみがえります(笑)。

 

 

 

(写真)肉料理とリニア(ノルウェーのアクアヴィット)と赤ワイン。肉料理ということで、赤ワインも頼みましたが、リニアと合わせて十分美味しく食べられますね。

 

写真で分かるように、3種類のアクアヴィットは色が異なります。リニアは熟成されていて色が濃く、味わいにもよりコクを感じます。

 

 

 

(写真)ヤンソン氏の誘惑(右奥)とミートボールとヌイユ。ヤンソン氏の誘惑はアンチョビで味付けしたポテトのグラタン。由来が諸説あるユニークな名前もあり、スウェーデン料理の人気者です。ミートボールはコケモモのジャムを付けて食べるのがスウェーデン流です。まあどれも美味しいこと!

 

 

 

(写真)デザートはリンゴとアーモンドの焼き菓子&アイスクリーム。ここまでで相当なボリュームの料理を食べていますが、そこは甘いものにも目がないフランツ。「別腹」ということで(笑)。

 

 

 

久しぶりに楽しんだスモーガスボードとアクアヴィット、写真を見ていただければお分かりのようにどのお皿も美味しく、思う存分に楽しめました!

 

 

 

このお店は以前は六本木にあり、煉瓦造りの重厚な雰囲気のお店でした。まだ社会人駆け出しの頃、イベントの後のチームの食事会をここで企画したところ、とても豊かで楽しい食事会となり、部長さんにかなり褒めてもらったいい思い出があります。赤坂見附に移転してからも、北欧関係のイベントの後など、たまに食べに行きます。

 

今回久しぶりにスウェーデン料理のスモーガスボードとアクアヴィットを楽しめたのは、鈴木雅明さんと須川展也さんとN響によるプチ・スウェーデン・プロがきっかけです。こういう機会を作っていただき、心より感謝します!

 

 

 

それにしても、その土地の料理とお酒って、どうしてこんなに合うんだろう?1+1が3にも5にもなる世界。それはきっと、その土地の気候や風土の中、地元の方々が長らくその組み合わせを好んできて、時代とともに残されてきた、その国の歴史そのものなんですね。

 

私がよく海外の料理とお酒の組み合わせの記事をブログに書くのは、単なる「◯◯で△△を食べてきました~」ではなく、その国や人々への尊敬の念と親愛の情の表れに他なりません。(そして日本の料理と日本酒も然り)

 

スウェーデンの音楽を楽しんだ後のスモーガスボードとアクアヴィットは、非常に味わい深い出来事となりました。

 

 

 

 

 

(写真)参考までに、2007年にスウェーデンを旅行した時に、首都ストックホルムでいただいたスモーガスボードもご紹介します。さすがは本場で、ニシン料理は何と10種類くらいありました!(こればかりはさすがとしか言いようがありませんが、赤坂見附もかなり雰囲気を楽しめると思います。) レストランのオリジナルのアクアヴィットはミニボトルで氷の上に置かれて出てきます。

 

ここは毎年ノーベル賞の受賞者が宿泊するグランド・ホテルにある「ベランダ」という素晴らしいレストランです。この時に楽しんだ大親友との食事は最高の思い出。もう一度食べに行ってみたい海外のレストランの筆頭格です。