3月末から、また1ヶ月経ったので、4月末のピアノの練習の状況をまとめます。どうしてこんなことをし始めたのか?そして、2月末と3月末の練習の状況については以下の記事をご参照ください。

 

(参考)2018.1.31  ピアノ練習(今年の目標&2018年1月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12349365368.html

 

(参考)2018.2.28 ピアノ練習(2018年2月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12356509615.html

 

(参考)2018.3.31 ピアノ練習(2018年3月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12364827895.html

 

 

 (1)ドビュッシー

年間の目標:新しい曲を5~6曲弾く。特に「喜びの島」を1年かけて仕上げる。

 

4月も一番練習したのは、この喜びの島でした。というより、こればっかり弾いて、他の曲(現在、他にもドビュッシーを2曲、練習中)が疎かになる弊害まで…(苦笑)。

 

しかし、集中して練習したことは、2つの成果として表れました。その1つは…、

 

暗譜を終えました!

 

冬の旅行から帰ってきて、1月中旬から練習を始めたので、3ヶ月半で暗譜できたことになります。喜びの島は13ページもあって、とても難解な曲。これをこの期間で暗譜できたのは、私の拙いレベルからすれば上出来です。それだけ、熱中して練習した証となるでしょう。

 

というより、この曲は非常に速い曲なので、もはや楽譜を見ている余裕がないため、暗譜しないと先に進まない、ということもありましたが(笑)。

 

そして、2つ目の成果。3月末時点で10分かかっていましたが…、

 

何と6分半で弾けるようになりました!

 

通常6~7分のところ、

 

2月末 20分 → 3月末 10分 → 4月末 6分半

 

よく練習しました!速さはここまで来れればもう十分。さんざん練習して実感しましたが、個人的にこの曲の場合、5分代で弾き飛ばすよりも、6分代で抑揚を十分付けて弾いた方が、味が出るような気がしているので、スピード的には十分足りていると思います。むしろ、ここからどうしっかり表情付けをしていくかが勝負です。

 

 

 さて、今回も喜びの島に魅了されているところと、難しいところをご紹介します。まず魅了されるところはこちら。

 

 

(写真)喜びの島の10ページ(全音)の左手と右手が交互に落ちていくところ。前回ご紹介しました瀬田敦子さんの動画で4:48~4:52

 

(参考)ドビュッシー/喜びの島

https://www.youtube.com/watch?v=FKP192qX7GY (6分)

ピアニスト瀬田敦子さんの公式動画より

 

この曲は楽譜が美しいと前にも書きましたが、ここの場面の美しさには驚嘆します。ここの前まで、浮遊感のある神秘的な和声が盛り上がっていきますが、ここで飛行機がキリモミで落ちるようにピアノが落下していく場面。何かが何かに捉えられて落ちていき、そして次の展開を迎えるような印象を持ちます。

 

 

逆に、難しく感じているところの1つが以下の箇所。

 

 

(写真)喜びの島の7ページ目(全音)、541のアルペジオ地獄。瀬田敦子さんの動画で3:31~3:43

 

ここは右手で5→4→1→5→4→1のアルペジオが続く、正にアルペジオ地獄です(笑)。アルペジオはショパンやリストの曲で125や135のアルペジオの曲はいろいろ弾きましたが、4が入るアルペジオはこれまであまり経験しませんでした。

 

最初は、ワー!541でも意外に指が動いて行ける行ける!、と思っていましたが、何度も弾いてみると、だんだん弾きにくくなってきました…。もっと弱音にしないといけないこともあり、この辺りをどう弾くか、どう練習するかは、今後、じっくり検討したいと思っています。

 

 

いずれにしても、そもそも私なんかには手も足も出ないと思っていた難しい曲。3ヶ月半でここまで来れれば上々です。せっかくここまで来れたので、もっとパート練習をしっかりして、できる限り精度を高めていければと思います。何しろ、練習練習ですね!

 

 

さて、今月の練習の記録はここで終了です。ショパン、リスト、スクリャービンも練習こそしましたが、キープが精一杯で進展はほぼなし。とにかく、4月は仕事にしろ、コンサートにしろ、お酒にしろ、忙し過ぎました…。

 

4月はコンサートやオペラが17回。特にピアノの練習の時間の取れるはずの土日に全て予定が入り、14日(土)・15日(日)に至っては、北欧祭とロッシーニ祭のダブル・ヘッダー。ピアノを弾けたのは土曜日の午前中の3時間のみ(日曜の午前中は前日の終演後のお酒で死亡、笑)。これでは、なかなか進みませんね…。

 

5月はドビュッシー以外も含め、少し巻き返しを図りたいと思います。

 

 

さて、最後に先日もご紹介しましたが、METのロッシーニ/セミラーミデのインドの王イドレーノ役、高音を武器とするテノールのハヴィエル・カマレナさんの言葉を改めてご紹介します。

 

「とにかく練習が大切だ。忍耐強く練習すれば、きっと成し遂げられる!」

 

学生さんやアマチュアの方でピアノの練習をされているみなさま、また、ピアノ以外の楽器や歌を練習されているみなさま、お互いに頑張りましょう!

 

 

(追伸)ところで…、過去3回は月末にアップした記事を、どうして今回は4月27日にアップしたのでしょう?え~と、その~、つまり、そういうことなんです(笑)。次回の記事はGWの後となります。みなさま、良いGWをお過ごしください~!