Life
昨晩Palo Altoで知り合いに紹介してもらった日本人の投資家の人と夕食をした。東京で新卒から働き、米国MBAを出てベイエリアで投資をしている。話を聞いていると、色々と考えさせられることがあった。自分はもともとテックが好きで、大きな話が好きで、世界を変えるようなテクノロジーに関心があった。隣の芝生は青いのだろうが、彼の仕事や環境はとてもダイナミックなものに思え、自分はもっとずっとつまらないことをしているように思えた。これが自分のしたかったことなのだろうか。今の状況をこれからも続けていくのが正しいのだろうか。人生を消化試合にしてよいのだろうか。色々と思うことがある。それでも、僕はもうロンドンに置いていくことのできない根を生やしている。それを動かすのは、とても骨が折れるし、正しいことではない。こんな歳になって夢を見るよりも、筋を通すことが大事なのかもしれない。答えはない。リスクを取ることができる時はいつでもあったし、今でもそうだ。ロンドンに帰ってから、日々の生活がどう見えるだろうか。また以前の心境に戻ることができるか、今は分からない。一時の気の迷いかもしれないが、今は少し感慨に耽っていたい。