友達に、「プラバン」なるものを教えてもらった。100均でプラ板が売っていたので購入、ゴールドのマニキュアも購入。フリーサイトで筆文字フォントを選択してプリントアウト。黒マッキーでトレースした後、オーブントースターで焼成(!?)して、裏面に3回ほどマニキュアを塗り、表と裏にトップコートを塗って「超」と「寿」を作成。




 「寿」の方は、使ったマニキュアが古くてねとねとして塗りむらはできたものの、どうやらこれで作れそう。
 
 で、ちょっとの間に母の名前の一文字を同じ方法でプリントアウトし、母の目の前で黒マッキーでトレース。一つ穴パンチで穴をあける。で、オーブントースターに入れてプラバンがのけぞる瞬間が面白いから見てなよ、と言っても私の隣に立っているだけ。覗き込もうとしない。


「ほらほら、今、こう、きゅ~っと」とか言っても、反応はいま一つ。
 で、焼き上がり(?)を文庫本に挟んでプレスして、母に渡した。母は、自分の鏡台まで行って、ワタシがだいぶ前にあげた、桜色のラメ入りマニキュアを持ってきて、裏面に一回塗った。3回は塗らないと色が薄いと言ったら、乾くのが遅いね、と。うん。そりゃそうだ。なので、トイレに来て一回、寝る前に一回、って感じかな、と言ったら、そうかと言って白い紙の上に乗せた。


 そこまではよかった


「テルマエ・ロマエ」をテレビでやってた。これ面白いから一緒に観ようと言ったら、途中までは見ていたが、そのうち「眠い。のど痛い。寝る」と言い出した。じゃあワタシはここで見ててもいいかと聞いたら、いい、とは答えたものの、母の寝室との境は障子一枚。灯りも漏れるし音も聞こえる。

 なので、自室で続きを見ようとして、台所に散らかした自分のものを片づけ、そうだ、表にトップコートだけでも塗っておいてあげよう、と、思ったら、塗りかけのプラバンが、無い。


 そして、ワタシがあげたマニキュアとのど飴だけが、「片づけておけ」とばかりにテーブルの上に残されていた。母がプラバンを片づけていた(もしや捨てていた)間、ワタシは、そのプラバンに合うキーホルダーをネットショップで探していた。


 まるで馬鹿だ。大空回りだ。やる気なくした。文字通りの徒労感。鬱に転じた。明日起きられるかどうか自信がない。


 あるいは、長女的に、「ありえないタイミングで怒りが爆発」するかもしれない。

 どっちにしたって、ろくなことじゃない。