連休だったので読書でもしようと、家じゅうに散在するワタシの本が入った段ボール箱を物色していたのでありますが、目的の本はありませんでした。
その本は既に絶版となっています。捨てた覚えはありません。ブックオフに持って行ったかもしれませんが、外国の作家のものは引き取れないと言われたので、持って帰ってきているはずです。
読みたかった本は、コールドウェルの『タバコ・ロード』。一言でいえば、「衣食足りて礼節を知る」をひっくり返したような内容です。荒廃した土地にしがみつくようにして生きる、礼儀も節度もない人々の生活ぶりが生々しく描かれた一冊です。ワタシは極限状態で人間が何を考え、どう行動するのかを描いたものが好きで、この名著がどうして絶版なのか理由がわからない。
まあ、そんなわけで、目的の本は行方不明なわけですが、買った覚えがないのに、ある、という本もあるわけで、『遠野物語』が2冊、『ノルウェイの森』が2組、『Yの悲劇』も2冊、『人間失格』に至っては3冊もありました。しかも『人間失格』のうち一冊は、一度ブックオフに売って、その後、同じブックオフで買って、よく見たらどう考えてもワタシが売ったものだった、という出戻りです。無駄なことしてるなあ。
びんぼーであることだし、図書館に行けばいいじゃないかと言われる方は多いのですが、ワタシは図書館の本が苦手です。ブックオフの文庫本は平気です。根拠は、その本を触った「指なめ人(と勝手に呼んでいます。紙をめくるとき指をなめる人のことです)」が、図書館の本よりブックオフの本が少ない気がするからです。科学的なデータはありませんが、ある人気作家の文庫本は、新聞のベストセラーの欄から外れた直後にはブックオフに並んでいるので、買って、読んで、すぐ売った、ということが想像に難くないのであります。先週もそれで一冊買ってきました。状態は良好です。
ちなみに、今狙っているのは、湊かなえの『Nのために』です。さて、いつブックオフでお目にかかれるでしょうか。