※韓国統計庁によれば、2022年の韓国の「合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数)」は0.78で、今後さらに落ち込むと予測されています。

 韓国の国会立法調査処は2014年、合計特殊出生率1.19(13年)のままで改善されない場合の推計結果として、「2750年に韓国は消滅する」と発表していましたが、15年に1.24を記録して以降、7年連続で過去最低を更新し、25年には0.65になると予測され、状況はより深刻になっています。
(韓国統計庁の推計によれば、人口が22年の約5,167万人から、50年後には約3割減となる約3,622万人に急減する)

 なお、合計特殊出生率が1を下回るのは、OECD(経済協力開発機構)加盟国で唯一、韓国だけであり、日本の1.30(2021年)やOECD平均1.59(2020年)を大きく下回っています。

 2015年以降出生率が低下し続けている理由としては、15年以降に出産した女性の多くが1980年代中盤以降に産まれた女性が多いことが挙げられます。

 韓国政府が実施してきた産児制限政策は1980年代以降、1970 年代の2人子ども規範から1人子ども規範に変わり、産まれる子どもの数が減り始めたことが大きく影響を与えたと考えられます。

 そこで韓国政府は、20年近く前から少子化対策として、出産奨励金や保育費の支援、教育インフラの構築など、主に子育て世帯に対する所得支援政策に莫大な予算を投じてきました。

 〇2005年には「低出産・高齢社会基本法」を制定。
 〇盧武鉉政権では、女性が出産後も働き続けられるよう「短時間勤務制度」を導入、さらに国際結婚家庭への韓国語教育や育児支援を行う「多文化家族支援センター」を全国各地に設置。
 〇李明博政権では、一定規模以上の企業を対象に「保育施設の設置を義務化」。
 〇朴槿惠政権は、0~5歳児を対象にした「無償保育」の所得制限を撤廃。
 〇文在寅政権では、16歳未満を対象に「児童手当制度(月10万ウォン)」を導入、さらに男性の育児参加促進のため「3+3親育児休業制度」を実施。

 2006年からこれまでに韓国政府が少子化対策に費やした予算は、280兆ウォン(28兆円)に上りますが、少子化は悪化の一途を辿っています。
 
(なお、韓国特有の学歴社会で強いられる教育費負担も深刻です。)

 他方で、韓国における少子化の原因は、子育て世帯の経済的負担の問題だけではなく、未婚化や晩婚化の影響も受けています。
 韓国統計庁によれば、2020年には30代人口約662万人の42.5%が未婚であり、21年の調査によれば、未婚の理由は、「資金不足」が30.1%を占め、「雇用が不安定」が10%台で、経済的な理由が上位に並びます。

 韓国の経済成長率は、2000年代に平均5%であったものの、12年に2%台に低下してから回復されず、それ以降も低成長が続いたことが若者の失業率や非正規労働者の割合を引き上げました。
 格差社会で厳しい競争に晒され、結婚や子育てを選択しない若者が増えているのです。

 そうしたことから、安定的な雇用と賃上げが必要であり、特に、男女間における賃金格差、出産や育児による経歴断絶、ガラスの天井など結婚を妨げる問題を改善し、女性がより安心して労働市場に参加できる環境を作ることが重要であると指摘されています。

 今後、日本政府が実施しようとする「異次元の少子化対策」においては、急速に進む韓国の少子化の現状と課題、その対応策と効果などを精査し、日本の少子化問題の改善において実効性の高い内容とすることが求められます。

*2/2 講演会
(「人権問題を考える」講演会に出掛けました。

 「極妻(極道の妻たち)」など数々のヒット作を持つ作家であり、総本山金剛峯寺で法話を行う僧侶でもある、半田市出身の家田荘子氏から「一緒に生きて行こう」と題したお話を聞きました。

 これまでの取材経験を基にした体験談から、愛を持って弱者に寄り添うことの尊さを痛感しました。

 「人権を考える」上で必要なのは、「想像力」を働かせて、自分と異なる人の立場になってみることだと思います。

 多くの人にとって差別や人権問題とは、「なぜ困っているのか、よく分からない」という性質の問題ですから、困っていると主張する人に耳を傾け、「なぜ困るのか、どれだけ困っているのか」を「想像する力」を持つことが大切です。

 また、普段から挨拶を含めて、明るく声を掛ける習慣を身に付けることも重要だとお話しされました。
 声を掛けられた側も元気をもらえるし、挨拶のできる人々のまちは明るいとはそのとおりだと実感します)

 



*2/3 節分会・節分祭
(寺院・神社など各所の仏事・神事に参列しました。

 当日は冷え込みましたが、2/3の節分、2/4の立春と暦の上で
は春を迎えます。

 春を迎えるに当たって鬼を追う行事は、宮中の追儺の行事として大晦日に行われていたものに起源を見ることができ、中国の明時代の習慣を室町時代に取り入れたのだそうです。

 中国では、節分の時期になると毎年、桃の弓と葦の矢を持った公卿(上級貴族)が、鬼に扮した雑役係の役人である大舎人を追うという風習があり、当時は豆ではなく、矢や五穀、小豆、その他小石などを撒いて、春の福を求めていたそうです。

 また、関東では豆まきが行事の中心になっていますが、関西では鰯料理と巻寿司(恵方巻)が節分の催しの中心です。

 当日は、賑々しく豆まきを執り行い、参列者全員で疫病退散の願いを一つにして祈祷しました。

 なお、「福は内」だけを連呼するある会では、その掛け声が「排除でなく受容が大切」という教えの表れとのことであり、災いでさえ福となすことができるかどうかはすべてその人の考え方や心構え、行為に掛かっているということを改めて実感しました)

 

 



→ 文化祭
(宝町公民館に伺いました。

 受付係などお役の皆さんが明るく出向け、玄人裸足の展示作品の数々を丁寧に説明しながら案内してくださいました。

 居合わせた皆さんとも楽しく会話ができ、休憩スペースでお菓子もいただいて、楽しい時間を過ごすことができました。

 大掛かりにジオラマ(新林町在住の松村さんの作品)化された宝町の模型は、愛知県が進める知立駅付近連続立体交差事業(いわゆる鉄道高架化)の完成を含めた都市計画図に基づいて精密に作成されていて、見事な出来栄えでした。

 一方、町内重鎮の皆さんからは、知立市が進めなければならない知立駅南土地区画整理事業について、第1期地区と第2期地区に分けて時期をずらして整備する方針のうち、当初は第1期地区を2016年度に事業認可・事業着手の計画であったところ、現在なお未認可・未着手であることや、第2期地区の約半分の面積を占める大型工場用地を活用した拠点整備をするとしているものの、現在なおその内容や手法が未定であることなどについて、数々の苦言が呈されました。

 なお、駅南土地区画整理事業は、1998年2月に都市計画決定してから26年が経過していますが、現時点で知立市は、26年度に事業認可を受けるとしており、総事業費(概算)は当初の80億円から100億円へと増加し、事業期間も10年以上を要するとしています)

 

 

 

 

→ 道路切替えに関する住民説明会
(3/16において、名鉄三河線(豊田方面)が仮線に切替わり、新三河知立駅が開業することに伴い、県道安城八ツ田知立線を新規開通区間へ切り替えることから、近隣住民の皆さんに対して説明が行われました。

 皆さんからは、道路切替えによって生じると心配される不具合箇所について意見が出され、知立市からは切替えに前後は誘導員を配置するなど対策を講じるとの説明がありました。

 愛知県が進めてきた名鉄線高架化工事は佳境を迎え、新年度においても着実に事業を進めますが、それに伴う、道路の線形や踏切の通行止め等の変更にご理解とご協力をお願いいたします)

 



2/4 知立市マラソン大会
(市役所前の南陽通をスタート地点とする、1・1.1・3・5・10キロの各レースに出場する選手の皆さんを激励しました。

 当日は曇り空から太陽が時折顔をのぞかせました。

 大会を盛り上げる仮装走者や連続して出場される走者の皆さんの意欲に敬意を表します。

 また、公道を封鎖してのレースなので、警察の許可とスポーツ協会の皆さんの協力、通行を制限される車両の理解があってはじめて大会が開催できるのであり、関係する全ての皆さんに感謝いたします)

 

 

 

→ 青雲稲荷大祭
(事務所近くのお稲荷さんのお祭りに参列しました。

 福引きもあって、近隣の皆さんと親しく過ごせました。

 お稲荷さんは古くから穀物・農業の神とされていますが、現在は産業の神として信仰されているそうです。

 私も、地元地域の皆さんの商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達をお祈りしました)

 

 



→ 凧揚げ大会
(上重原町恒例の凧揚げに出掛けました。

 子どもたちが凧を風に乗せて飛ばす風景も今では珍しくなりましたが、上重原では竹と紙で凧を自ら作るところから始め、思い思いの絵柄を書き入れた完成品を田んぼが広がる農道で揚げるのがこの時期の風情となっています。

 当日は風が時折強く吹く中、凧を揚げる容量が分からず手間取る子どもたちを見るに見かね、凧の重心を変え、風を逃がすように枠組みをよじったりして手を掛け、風を読んで糸を操り、ようやく空高らかに凧が揚がると、子どもたちは歓声を上げて喜んでくれました。
 
 昔遊びは単純のようで器用さが問われることを子どもたちは実感した様子でした。

 公民館前では、町内行事の際の定番であるほっこりふれあい市が出店されており、地元産の新鮮野菜を沢山買い求めて帰りました)

 

 

 




→ 芸能祭
(新地公民館に出掛けました。

 盛り沢山の演目に見入ってしまいました。

 純粋に芸能を愛する皆さんが、見せる側、見る側に分かれてともに心が響き合う様子に町内融和の大切さを実感しました。

 私が事務所を新地町に構えて早12年。

 この間に鉄道高架事業と併せて関連する街路事業などが着実に進み、街並みが大きく変わったのが良く分かります。

 4年後の完成に向けた各年度の事業予算をこれまでのように確実に獲得し、100年に一度のまちづくりに貢献してまいります)

 

 



→ 文化祭
(南陽公民館に伺いました。

 いつ訪れても明るい雰囲気が漂っており、会場でも居心地良く過ごすことができました。

 特徴的なのは、女性は気が利き、男性は大らかな点。
 それは展示されている作品の作風にも通じるような気がします。

 積もる話に花が咲き、時間を忘れて長居してしまいました。

 頂戴した地域課題も解決に向けて力を尽くしてまいります)

 

 



 

#己の欲せざるところ人に施すなかれ

#山一抗争

#惚れた男がたまたま極道だったんや

#鬼は人の心の闇

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#恵方は東北東やや東

#鉄道高架は愛知県施行

#区画整理は知立市施行

#不都合な真実

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#狐の異名

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