1/15は私の55回目の誕生日でした。

 たくさんの皆さんから、お祝いメッセージをいただきました。
 その一つひとつに目を通しながら、込められた思いやりを感じています。
 祝意を届けてくださったすべての皆さんに、心より御礼申し上げます。

 これまで、様々な現場において良縁に恵まれ、仕事に打ち込むことができました。
 感謝の思いでいっぱいです。
 本当にありがとうございました。

 “The best way to predict the future is to create it.”
 “未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ。”

 第16代アメリカ合衆国大統領 エイブラハム・リンカンの言葉です。

 リンカンの演説や書簡などすべてに一貫するテーマは、「独立宣言の原則(アメリカの民主主義の頼みの綱)に断固として従う」ことでした。

 「人は皆、生まれながらにして平等である。人は皆、自身の労働の成果を享受する権利を有している。人は皆、自身の才能に応じて立身する権利を有している。
そして、アメリカは、すべての人に道を開くことを約束し、能力と野心のある者に機会を与えることを約束する素晴らしい社会である」

 そう固く信じた政治家リンカンは、自らの揺るぎない信念に基づき、命を懸けて国家分断(内戦)の危機に臨み、「人民の、人民による、人民のための政治(真の民主主義)」を守ったのです。

 人物としてのリンカンは、寛大で、敵を憎まず、人間愛に満ちていました。

 それは、彼の生い立ちにおいて、フロティアの辺境で生まれ、貧困、孤独、逆運と戦い、政治家としての公生涯においても、誤解、悪評、叛逆を経験するなど、心労困苦の多い人生に由来しています。

 政治家の職能の本質とは、広い視野と公共心を携え、経験と知識を駆使して方針を立て、実行力を伴って実現に導くことであり、また、政治家の本質には、人物としての徳と覚悟がなければなりません。

 リンカンは、これらをいずれも持ち備えた、最も優れた大統領でした。

 “You can not fail in any laudable object, unless you allow your mind to be improperly directed.”
 “いかに高邁な目標でも達成できないということはない。心の在り方が誤った方へ向けられない限りは。”

 時代は今、これまでの常識が根こそぎ覆るような転換点にあります。
 政治が本来、向き合うべきは国民生活であり、時代や価値の変化を見極め、それを乗り切るための具体の行動を起こさなければなりません。

 にもかかわらず、政治の信頼は裏金疑惑によって地に落ち、金権腐敗根絶のための政治改革の行方が、今後の政局を左右する事態となっています。

 そうした中、「政治にカネが掛かる」と嘯いて保身に汲々とする、改革に後ろ向きな政治家の本質を、国民は見抜いています。

 政治の独善性が国民の不信を深めることとなった今、皆さんと力を合わせて、政治の健全さを取り戻したいと思います。

 地方政治もまた然り、権力闘争に明け暮れ、政敵を貶めることに必死な政治家が跋扈する政治の悪弊に、渾身の力を込めて立ち向かってまいります。

 そして何より、本分において、現場・現物・現実を見極め、「もっとずっとしっかりと」最善の方策を導き出し、皆さんの幸せが膨らみ、笑顔が広がるように、皆さんの希望を叶える力となってまいります。

付記)

 “人の子の 親になりてぞ 我が親の 思ひはいとど おもひしらるる”

 康資王母の和歌です。

 55回目の誕生日を迎えるにあたり、私が進む道を案じる病弱な両親、そして妻に、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 

 

#次の知立はここから始まる

#もっとずっとしっかりと

#希望が行きわたる知立へ

#本当に住みよいまちにしよう