※日本の戦国時代は、応仁の乱で幕が開け、大坂夏の陣が終わるまでの約150年間を指し、目下絶賛放映中のNHK大河ドラマ「どうする家康」には、戦国時代最終盤のクライマックスが描かれています。

 家康の人物像については、現在まで、それを描く作家によって様々ですが、例えば、山岡荘八は家康の人柄を26巻にも及ぶ大作の中で「情が深い人物」として描き、司馬遼太郎はその著書「覇王の家」の中で「人間関係の機微を熟知した人質あがりの苦労人であり、どんな苦汁も飲み下す」と評しています。

 臆病、慎重、しぶとい、薄情、ズル賢い、嘘つき、狡猾、老獪、狸おやじなど、実に散々なイメージで描かれもしてきた家康ですが、天下泰平の世を作り上げた偉大な成功者であることは揺るぎない事実です。

 元来、小心者で何事にも周章狼狽する家康が天下を手に入れることができた秘訣は、敵、失敗、歴史に学ぼうとした懸命な姿勢にあったとされ、そのことを伊東潤が著書「峠越え」において、天資を持たない家康がそのことを強みとして戦国の世をしぶとく生き抜くストーリーとして描いています。

 また、常に凡庸さを自覚していた家康は、家臣ひとり一人の声に耳を傾け、決して、周りにお気に入りや茶坊主のような者を侍らせることはせず、家臣の性分や特性を見極めながら、組織的に家臣団を動かしていたことなど、今を生きる我々政治家にも通じる教えを残しています。

 なお、これら生涯を掛けて天下泰平を成し遂げた家康の理念は「東照公御遺訓」として今に伝えられています。

 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
 不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
 堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
 おのれを責めて人をせむるな。
 及ばざるは過ぎたるよりまされり。



*7/14 入会池ギャラリー展
(パティオ知立にて、この時期の開催が恒例となった、①中日写真協会知立支部、②TFC=宝町写真クラブ、③フォトクラブ風の皆さんの写真展に出掛けてきました。

 創立70周年を迎えた中日写協知立支部さんによる記念展示会では、素晴らしい作品群を前に撮影者の皆さんから懐かしい話などを伺いながら、楽しく見て回ることができました。

 ①70周年を記念して中日写真サロンや中日写真展、市美術展などの受賞作を並べる「メモリアル作品」コーナーも見ものでした。

 また、この間を振り返りながら、中日写協本部の解散に伴う支部の解散から、名称を変更して再出発するご苦労や、会員増強をはじめとする会運営の難しさなどをお聞きし、甲斐の存続と発展を応援していきたいと思いました。

 

 



 ②宝町の写真好きの皆さんによる写真展では、それぞれ独特のモチーフで撮影された作品群を前に、愛知県が進める知立駅付近連立事業に関連して知立市が行う駅南区画整理事業の着手見込が何度も繰り延べされていることに起因する心配など、住民の皆さんの率直なご意見を改めてお聞きすることができました。

 

 



 ③フォトクラブ風の写真展では、撮影技術の上達を目指し、日々現場に出掛けて、シャッターチャンスを狙っている様子など、作品の出来上がりに掛けた苦労話をお聞きできました。

 



 いずれの会も、馴染みの皆さんと楽しくお話ししながら、数々の作品を見て回ることができました)

→ 中日写真協会刈谷支部写真展
(支部の重鎮の先輩方と歓談しながら、楽しく作品を拝見しました。

 先輩方の含蓄のあるお話はいつも為になります。
 
 作品の創作話を通して熱く語る思いはどれも、見習うべき人生訓に通じ、生涯現役を生き抜く先輩方に敬服いたします。

 なお、会の高齢化が進んで年々会員数が減少しているそうであり、撮影技術をともに磨く仲間を広く募集されています)

 



→ かな書展
(空の会の皆さんの展示会に出掛けました。

 万葉集や古今和歌集に収められた和歌などが見事にかな表現されていました。

 広い展示室を埋め尽くすかな作品を一つひとつ落ち着いて読み、文体の個性を感じながら、会場を回ることができました)

 



→ 西新地地区市街地再開発事業準備組合設立総会
(①2016年、知立市は、西新地地区市街地再開発事業について、市営駅前駐車場を含めた面積1.2haの地区において、中心市街地の活性化及び防災機能向上を目的に実施する方針を公表しました。
 2011年当時の再開発計画にはなかった公益的施設整備を盛り込んだことから、当初の概算72億円から100億円へと事業費が膨むとしました。

 なお、2015年9月、市は、この事業計画のたたき台となる再開発事業の基本検討事項を報告しており、1~2階に一定規模のスーパー、3階に公益的施設、住宅は150戸、駐車場380台を設定。

 また、市は事業化の見通しについて、2016年度に西新地再開発事業準備組合を設立(権利者は市を含め23名)、2018年度に都市計画決定及び本組合を設立、2019年度に実施設計及び権利変換、2021年度頃に工事着手し、2023年度に竣工したいとしましたが、その後、この事業計画は繰り延べとなりました。

 ②続いて、2017年8月、知立市は、URとの間に「知立市西新地地区市街地再開発事業の推進に関する覚書」を交換。
 市街地再開発事業の実現に向けて、基本計画の策定など具体的な検討を進めていくとしましたが、その後、URが撤退したことから、またこの事業計画は繰り延べとなりました。

 ③さらに、2019年3月、知立市は、知立駅前市営駐車場を含む西新地地区市街地再開発事業(概算事業費100億円、市費10.5億円)の事業化を改めて目指すと公表しました。

 市は事業内容について、建築物は23階と9階で、住宅棟220戸、住宅専用駐車場220台、公益的施設1,900㎡、市営駐車場200台と商業施設を設定。

 また、市は事業化の見通しについて、市を含む地権者24名のうち21名が事業に同意、2019年度中に全員の同意を得て2020年度に都市計画決定、7~8年後に完成したいと答弁しましたが、その後、再び、この事業計画は繰り延べとなっていました。

 ④そして、今般、準備組合設立となりましたが、地権者全員の同意が取り付けられておらず(準備組合加入16名/権利者は市を含め21名)、先行きが不安視されています。

 なお、ちなみに、2016年当時、知立市は、知立駅南区画整理事業の第1期(第2期はその後)地区(面積3.3ha、事業費50億円、市負担額25億円)の施工による南北線と環状線を接続する方針を発表しています。

 市は事業化の見通しについて、2016年度に事業認可及び設計、2018~2019年度に地区外転出者への減価補償、2019年度に仮換地指定、2020年度に宅地・道路整備、2023年度に完了したいとしましたが、この事業計画は遅々として進んでいません。

 愛知県が進める知立駅付近連続立体交差事業は2028年度完成で、着実に事業進捗中ですが、知立市が進めるとしている、①西新地地区再開発事業、②知立駅南区画整理事業(第1期・2期)、③駅前広場、④知立南北線バスターミナルなどについては、事業者である知立市が、事業内容や着手時期について、まず、権利者の皆さん、そして、市民の皆さんの前に正確な計画情報を公表する責務を負っています)

 

 



*7/15 「於万の方」銅像除幕式
(このたび、知立神社境内において、豊田市の久野さん夫妻からのご寄付によって建立された於万の方像のお披露目があり、参列してきました。

 久野さんとは13年来のお付き合いで、知立市の生涯学習講座の講師として長らくご活躍の方ですが、この間、知立神社に手水舎の隣に掲示板を寄付設置されており、加えて今回、銅像を寄付されたものです。

 かつて、マザーテレサから薫陶を受けた経験を持つ久野先生は、「私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです」と語ったマザーの言葉を日々実践しておられます。

 当日は、講座の生徒さん方もお手伝いに駆け付け、きびきびと働いてらっしゃいました)

 

 



→ 「どうする家康」スペシャルトーク
(NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を契機に、家康と関わりのある場所や人物を掘り起こして広く発信するPR合戦が、各自治体によってしのぎを削って行われています。

 御多分に漏れず、知立市においても、家康の側室であった於万の方の生誕地としてPRを始め、今般、イベントを催すに至り、参加してきました。

 第1部では、知る人ぞ知る、結城秀康や於万の方など、知立神社宮司の神山さん、知立市文化財保護委員長の杉浦先生による説明は分かり易く、於万の方の素顔に迫る面白い話を聞くことができました。

 第2部では、大河ドラマに於万役で出演の松井さんと制作統括の磯さんによる、制作現場の秘話を聞くことができ、松井さんの役作りにかける思いや役者としての挑戦意欲に共感しました)

 

 


 
*7/16 愛知県操法大会出場選手激励会
(8/5に開催される第68回愛知県消防操法大会に、知立市を代表して出場する第4分団の皆さんによるの連日に渡る演習の成果を観閲し、激励してきました。

 消防操法とは、消防団の訓練のうち、基本的な操作を習得するための手順です。
 ポンプ車から給水して火点と呼ぶ的を目掛けて放水、最後に撤収するまでの一連の手順を演じます。
 規定時間内に迅速かつ正確な動作が求められ、緊張感のある訓練です。

 日頃から消防業務に精励いただいている消防団の皆さんの県大会における勇姿を、当日も現地にてしっかり応援してきたいと思います)

 

 

 



→ 防災運動会
(八ツ田町さんに出掛けました。

 自助・共助により、自分と家族、地域を守ることを、こうした訓練を通じて学び、気遣うことの大切さを実感しました。

 家族連れの皆さんが熱心に、かつ、楽しく取り組んでおられる姿に、良い町内運営がされていることを再確認できました)

 

 

 

 

→ 地域文化芸能の集い
(猿渡公民館で開設されている講座の受講者の皆さん(空手、大正琴、詩吟、小唄)の成果発表会に出掛けました。

 玄人はだしの皆さんの演目を拝見して、楽しい時間を過ごせました。

 県内で2番目に生涯学習都市を宣言した知立市では、市民一人ひとりが生涯学習に意欲を高めることを目的に掲げていますが、何より、市民による自分磨きの成果を適切に生かすことのできる地域社会を実現しなければならないと痛感します)

 

 



→ 小林会 筝曲定期演奏会
(富江先生から毎年ご案内いただく恒例の演奏会に出掛けました。
 
 今回で66回目、箏開軒70周年の節目を迎える演奏会では、先生自らの卓越した演奏はもちろんのこと、社中の皆さんの素晴らしい演奏に心打たれました。

 会場一杯の皆さんとともに、暫し穏やかな雰囲気を楽しめました)

 

 

 

 

 

 

#家康をばあの古狸が作り馬鹿をして太閤様をなぶるを見よ

#勝兵は先まず勝ちて而しかる後に戦いを求め敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む

#どんぐりクラブ

#知立市駅前駐車場

#長勝院

#あほたわけ

#結城秀康

#今日の見物ある中に三河守が威厳驚きたり

#消防団

#自助共助

#内藤魯一像

#筝曲