【2023年6月第4週活動報告(抜粋)】

※アメリカ前大統領のトランプ氏(共和党)が、退任後にホワイトハウスから持ち出した機密文書の取り扱いを巡り、2度目の刑事訴追を受けました。
 
 トランプ氏はいつものように、バイデン(民主党)政権による「でっちあげ」だとし、次回(2024年)の大統領選で再選を果たした際には報復に乗り出すと意気込んでいます。

 この事態に触れ、アメリカ元大統領のオバマ氏は、トランプ氏の行動より懸念すべきなのは、批判者を黙らせたり、メディアを威圧したりする動きが存在することだと指摘しています。

 他方、トランプ氏の検察による起訴は、米国の法の支配が現時点では機能していることの証しだとも述べています。

 その上で、アメリカ政治は、対立する政治勢力への憎悪をあおる「トライバリズム(政治とアイデンティティをベースとする集団主義)」*)に蝕まれていると警告しています。

 それはすなわち、今や多くの市民にとって、支持政党を分ける大きな要因が、政策ではなく、心中にある価値観やアイデンティティとなっており、自分の支持政党ではないもう一方の側を反対政党というだけでなく、敵と見做すようになっていることに加え、政治とは、共通の課題に対処していくための妥協点を見付ける統合作業ではなく、自分の側が相手に勝利するための戦いと見立てていることによって、アメリカ社会に深く大きな亀裂を生み、トライバリズムが露わになっている現状を憂いてのことだと推察します。

 オバマ氏はまた、「言葉の上だけでなく、民主主義の精神を信じる大統領が必要になる」と語り、アメリカだけでなく、世界各地の民主主義機構で軋みが増していると警鐘を鳴らしています。

 この指摘は、地方政治の現場においても的を得ており、重要なのは、違いを取り除くことではなく、違いを管理する方法を学ぶことにあると強く共感するとともに、真実の価値を重んじる健全な民主主義を支えるため、社会的不公正に決然として立ち向かねばならぬとの思いを強くしました。

 *)トライバリズムとは、人種、民族、宗教、ジェンダー、教育、所得、世代、地域などの差異に沿って、自らの集団の中に閉じこもり、外部を敵視することを指す。

*6/19 定例県議会本会議(開会)
(6月定例会が開会しました。

 審議する議案は、既報のとおり、①2023年度補正予算2件(一般会計21億7,284万余円+企業会計6,931万余円)、ならびに②条例関係議案8件、3)その他の議案9件の計19件です。

 定例県議会に臨んでは、原材料費および燃料費、ならびに物価の高騰が深刻な影響を及ぼす県民生活と事業経営への支援の拡充について、提案・審議してまいります。

 なお、6/2に発生した豪雨による災害に対する迅速な応急復旧と、生活再建に向けた本格復旧のための予算の要望に伴い、切れ目のない支援を行ってまいります)

 


6/19

*6/21~23 定例県議会本会議
(県政の諸課題について、所管部局長から答弁がありました)

 

 

6/21

 

6/22

 

6/23

*6/22 県議会正副議長懇談
(今年度選出された正副議長と懇談しました。

 議会改革に向けて取り組むべき課題認識を共有(下記のうち一部除く)することでき、今後、共に力を合わせて解決していく旨、確認しました。
 
 ①政務活動費使途基準の見直し
 ②議事録作成の迅速化
 ③委員会審議のライブ中継
 ④議員定数の見直し 等々)

*6/25 刈谷市長および市議会議員選挙応援
(日頃から気脈の通じる方々の応援に行ってきました。

 告示日終了時点で、市長選は無投票で当選。

 知立市も圏域となる定住自立圏の中心市である刈谷市の市長とは、生活利便性の向上や圏域の魅力づくりを進めるため、引き続き力を合わせていきたいと思います。

 また、市議選は定数28人に対して36人が立候補し、激戦の様相。

 製造業を中心に産業が盛んで、全国有数の財政健全度が強みの刈谷市における、今後の少子高齢化などの諸課題に対する取組など、各候補者による論戦が期待されます)

 



→ クリーンサンデー
(1986年に知立青年会議所が企画したクリーンサンデーを知立市に移管して31回目の開催となり、例年どおりに参加しました。

 親子連れの皆さんの参加も多く、有志の皆さんのご協力に頭が下がります。

 その一方で、小一時間で集ったゴミの量の多さに驚きました。

 生活ゴミが出るのは仕方ないことですが、吸い殻(タバコ)や飲料容器(缶、ペットボトル)のポイ捨てが後を絶たず、ゴミが散乱してしまっている箇所が市内にいくつも見られます。

 ポイ捨てに関して、9割の人が悪いことと考えているにもかかわらず、3割以上がポイ捨てしているという調査結果があることから、ほとんどの人がゴミは適切に処分しなければならないと考えても、実際にポイ捨てしている人が相当数存在するということになります。

 これに対して、適切な行動を取ってもらうにはどうすれば良いのか、SDGs 未来都市を標榜する知立市として、実効性の高い施策を早急に講じる必要があります)

 

 

 



→ 華道家元池坊東海支部西三地区花展
(いけばな展に出掛けました。

 西三地区(碧海5市)の教授者ならびに社中の皆さんによる、伝統的あるいは発展的ないけばなを拝見し、華やかさや儚さなどを感じることができました。

 ロビーでは呈茶が用意されており、重鎮格の先生にご接待いただき、楽しい時間を過ごせました)

 

 

 

 

 


 
→ 切り絵で彩るパティオの風景
(パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)をモチーフにして、四季折々の風景を切り絵で表現した増田さんの作品展に出掛けました。

 開館翌年(2001年)から手掛けた作品(20点)が展示されており、周辺で計画されている土地区画整理事業によって市街化すれば見られなくなる田園風景の作品について、制作当時のエピソードをお聞きしながら見て回ることができました。

 パティオギャラリー内では、絵画教室「アトリエ彩路(アロ)」(豊田市花園町)の油彩・水彩画展も開催されており、様々な作風の作品を見て楽しむことができました)

 

 

切り絵

 

 


アトリエ彩路


→ 詩吟・剣詩舞・大正琴のつどい
(発表会に出掛けました。

 揚々と謳い上げる詩吟、泰然と演舞する詩舞、どこか懐かしい大正琴の見事な舞台発表を拝見することで、演者の皆さんの変わらぬお元気ぶりを確認することができました。

 久方ぶりにお会いすることができた皆さんの近況をお伺いすることもでき、有意義な時間を過ごせました)

 

詩吟・大正琴

 


剣詩舞・大正琴

 

 

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