※早いもので、県議選から1か月が経過しました。

 新年度が始まり、コロナ禍から明けたことも重なって、数年ぶりに再会した各種団体による年次総会への出席が連日続いています。

 また、5/22開催の臨時県議会に提出される補正予算に関する対応も含めて県庁に出向いたり、陳情・要望の対応のために関係機関に赴いたりと、地元を離れる時間が多くなっていますが、今尚多く寄せられる県議選を通じて市民の皆さんが実感された率直な疑問に対し、当事者である私自身が市民の皆さんに正確な情報(真実)に基づいてお応えする時間を出来るだけ確保するように努めているところです。 

 こうした中で、改めて振り返って強く実感することは、政界では当たり前に嘘がまかり通り、私の身の回りにも息を吐くように嘘をつく(二枚舌)政治家が多数存在するということです。

 なお、一般に、よく嘘をつく人にとって嘘とは、人生の主要部分であり、おそらくは中心部分ですらあって、したがって、その人の自負心や精神の平衡を保つためには、自己欺瞞が必要不可欠であるいうことは、広く知られています。
(∴ 多くのうつ病患者は、自分自身に嘘をつくことが苦手だとされる)

 私の身近にも、自らの責任を他へ押し付けたり、出来るはずもないことをあたかも出来るかのように嘯いたりする政治家(為政者)が存在し、なお、全く悪びれる様子もなくその嘘を多用することで権力の座に居座り、加えて、その権力を傘に着せて有力者(各種団体の長など)に圧力を加えて抱え込み、特に選挙時には意のままに操ろうとする汚行を目の当たりにしてきました。

 このような事態に関して、かつて身をもって経験した全体主義に生涯を掛けて立ち向かったドイツ系ユダヤ人の政治哲学者であるハンナ・アーレントが、1969年に出版した「政治における嘘」(アメリカ国防総省秘密報告書についての省察)の中で、政界の嘘つきは自己欺瞞から始まると指摘しており、他人だけでなく自分をも欺く政治、すなわち、為政者の嘘による真実の隠蔽を放置すれば、政治的自由に基づいて市民がありのままの事実を知る権利が著しく脅かされると、大きな警鐘を鳴らしています。

今回の県議選を総括する上で再認識したことは、眼前の為政者の嘘によって、市民の皆さんが知るべき行政の実態(行政の不作為など)が隠され、享受すべき行政の役務(市民の権利や利益など)が逸失する深刻な事態はもはや限度を超えているということであり、その上で、市民の皆さんに広く真実(ありのままの事実)をお伝えし、平然と嘘をつき民心を欺く政治(嘘をつく政治家)に立ち向かわなければならぬとの決意を固めています。 

*5/2 財政課レク
(5/22の臨時県議会を前に、提出予定の補正予算案=一般会計178億532万余円1件、並びにその他の議案6件の計7件について、総務局からレク=説明を受け、質疑しました。

 〇主な補正内容は以下のとおり。

 1)新型コロナ対策関連事業

  1. LPガス価格高騰対策支援金:2,097,924千円
   LPガス販売事業者への支援

  2. 私立大学光熱費高騰対策支援金:386,837千円
   私立大学の光熱費への支援

  3. 私立学校経常費補助金:556,253千円
   ①私立学校のスクールバスの燃料費への支援
   ②私立学校の光熱費への支援
   ③私立学校の学校給食費への支援

  4. 社会福祉施設物価高騰対策支援金:3,838,376千円
   ①福祉車両の燃料費への支援
   ②社会福祉施設の光熱費への支援
   ③社会福祉施設の食材費への支援

  5. 保育所等給食費軽減対策支援金:688,229 千円
   民間の保育所等の給食費への支援

  6. 子ども食堂食材費高騰対策:17,124千円
   子ども食堂の食材費への支援

  7. 医療機関等物価高騰対策支援金:1,491,306千円
   ①医療機関等の光熱費への支援
   ②透析患者送迎、訪問診療に使用する車両の燃料費への支援

  8. 中小企業特別高圧電力価格高騰対策支援金:3,412,602千円
   特別高圧電力価格高騰の影響を受ける中小企業者に対する支援

  9. 窯業事業者燃油価格高騰対策支援金:209,449千円
   窯業事業者の燃料費への支援
 
  10. 繊維事業者燃油価格高騰対策支援金:685,513千円
   繊維事業者の燃料費への支援

  11. 食肉流通センター等燃油価格高騰対策支援金:4,232千円
   食肉流通センター等の燃料費への支援

  12. 漁業用燃油価格高騰対策支援金:104,016千円
   漁業者の燃料費への支援

  13. 配合飼料価格高騰対策支援金:2,229,353千円
   畜産農家の配合飼料費への支援

  14. 粗飼料価格高騰対策支援金:436,556千円
   畜産農家の粗飼料(乾牧草及び稲わら)費への支援

  15. 林業・木材産業用燃油価格高騰対策支援金:6,262千円
   林業者等の燃料費への支援

  16. 農業用用水施設電力高騰対策支援金:86,376千円
   土地改良区等への電気料金の支援

  17. バス事業者燃油価格高騰対策支援金:136,345千円
   路線バスの運行継続への支援

  18. 鉄軌道事業者燃油価格高騰対策支援金:115,892千円
   鉄軌道の運行継続への支援

  19. 定期航路事業者燃油価格高騰対策支援金:30,588千円
   定期航路の運航継続への支援

  20. 県立学校給食費等軽減対策支援金:42,261千円
   県立学校の学校給食費等への支援

  21. 経済環境適応資金融資信用保証料補助金:447,500千円
    原油・原材料高緊急対応枠に係る信用保証料の1/2補助

  22. げんき商店街推進事業費補助金:290,359千円
   プレミアム商品券発行事業等に対する支援の拡大

  23. 子育て世帯生活支援特別給付金支給費:196,314千円
   ・対象:①児童扶養手当受給世帯、②公的年金給付等により児童扶養手当の支給を受けていない世帯、③食費等の物価高騰の影響を受け家計が急変している、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準まで下がった世帯
    ・支給額:児童1人当たり50,000円

  24. 公立高等学校等奨学給付金支給費:115,740千円
   物価高騰の影響を受ける学習費の加算
   ・対象:①生活保護世帯、②県民税及び市町村民税所得割額が非課税の世帯、③家計急変により県民税及び市町村民税所得割額が非課税と認められる世帯
   ・加算額:1人当たり10,000円

  25. 私立高等学校等奨学給付金支給費:77,550千円
   物価高騰の影響を受ける学習費の加算
   ・対象/加算額:公立高等学校に同じ

 2)新型コロナ対策関連以外事業

  1. あいち環境イノベーションプロジェクト推進事業費:28,719千円
   スタートアップ等との連携による環境イノベーション創出に向けた調査

  2. 少子化対策推進事業費:39,078千円
   県主催婚活イベントの開催

  3. 航空宇宙産業振興事業費:34,566千円
   販路拡大や人材確保に取り組む航空機サプライヤーへの支援の拡大

  4. STATION Ai整備事業契約:債務負担行為/9,558,085千円
    賃金及び物価の変動に伴う施設整備費の増額

 臨時県議会に臨んでは、原材料費および燃料費、ならびに物価の高騰が深刻な影響を及ぼす県民生活と事業経営への支援の拡充について、提案・審議してまいります)

*5/2~3 知立まつり
(4年ぶりとなる知立まつりが開催されました。

 市内5ヵ町(山町、中新町、本町、西町、宝町)が山車を巡行し、大いに賑わいました。

 コロナ禍による中止が続いたせいで、お囃子の稽古など伝統芸能の伝承がままならず、かねてからの人手不足も相まって、その存続が危ぶまれる中にありながら、今年の間祭は見事に正規開催されました。

 知立市行政に対しては、観光誘客に加え、文化財の保存と継承の観点からも、まつり開催に向けた積極的な支援を促したいと思います)

中新町@柴田事務所前
 

山町@柴田事務所前
 


中新町・山町擦れ違い

*5/3 知立神社例祭
(知立まつりの神事が厳かに斎行され、謹んで参列しました。

 その後、各町の山車が勇壮に境内に奉納され、開催を楽しみにしていた多くの観客の皆さんで大いに賑わいました。

 梶棒の皆さんが人力で山車を担ぎ上げて回す姿、その意気を上げるお囃子の皆さんの演奏、山車を町曳きする住民の皆さんの大群は、いずれも勇壮でした。

 また、当日の境内では、かつて知立市行政の要職(副市長、企画部長など)を務められた先輩方複数名に10数年ぶりでお会いすることができ、昔話に花が咲きました。

 話題は先の県議選に及び、先輩方が下ごしらえした知立駅周辺整備(駅南土地区画整理:1997年度都市計画を決定、西新地再開発:2009年度基本計画、2010年度推進計画を策定)や総合運動公園(2007年度基本計画を策定)について、その着手時期をこれまで繰り返し延期し未だに着工していないことにおける現市長の責任について辛辣な批判が呈されるとともに、その責任を他へ押し付ける論法を市長自ら多用しながら前回県議選同様に新人候補に肩入れしたことについて痛烈な批判が呈されました)

 

山町

 

宝町

 

西町

 

本町

 


中新町

 

 

 

 

山町・中新町擦れ違い


→ ドリームマルシェ
(知立まつりの巡行行列が通り過ぎる駅前遊休地(南北道路予定地)にて、賑やかにマルシェが開催されました。

 商工会さんの提案が基で始まったマルシェですが、今や定番の催しとなっています。
 また、間もなく暫定的に整備される駅前広場(ミスドや喫茶店(あすなろさん)のビルがあったところ)に開催場所を移転することとなっています。

 知立駅周辺整備は知立市所管ですが、駅前空間(西:知立南北線、東:本町堀切線、北:栄線、南:名鉄高架で囲まれる7,200㎡)の在り様はあくまで、バスとタクシーの乗降を優先したロータリーとなっており、賑わいを創出するイベントの開催を企図した設計となっていないことに商工会の皆さんをはじめ、駅利用者の皆さんから疑問の声が高まっています)

 

 



*5/5 一人茶会
(萬屋店主の村瀬さんを中心に在原寺にて開催された茶会に出掛けました。

 在原寺を再興したのは方巌売茶翁であり、その功績を称えるための茶会が今回で12回目を数え、境内に6席と本堂に1席が設けられ、賑々しく催されました。

 八橋出身の村瀬さん曰く、昔は農作業の合間にあぜ道で抹茶を点てて楽しむ文化(野良茶)がこの地域にはあったそうであり、畑と木々に囲まれた茶席でその当時の様子に思いを巡らながら、美味しいお茶をいただき、楽しいひと時を過ごせました)

 

 



*5/6 盆栽展示会
(八橋かきつ盆栽会と知立盆栽会の皆さんによって八橋日吉山王社境内にて開催中の展示会に立ち寄りました。

 コロナ禍の影響で久しくお会いしていなかった先輩方と、その元気ぶりの秘訣をお伺いするなど、暫し会話を楽しむことができました。

 なお、やはり話題は先の県議選に及び、日頃から知立市政(知立市長および知立市議会)に対して手厳しい評定を下される先輩方からは、自らの責任を他へ押し付ける市長に対する手厳しい指摘が呈されました)

 

 

 



*5/7 越中おわら節
(浄教寺広縁にて披露されたおばら節を拝見しました。

 越中おわら節の特徴である、三味線・太鼓・胡による演奏の響き、加えて、高い調子で朗々と歌う哀愁漂う歌声、さらには、男女による美しい幽玄な踊りに魅了されます。

 当日は、土砂降りで観客は少ない中でしたが、編み笠を目深に被った大勢の男女が織りなす優美な踊りを楽しむことができました)

 

 



→ 知立市スポーツ協会懇親会
(4年ぶりとなる懇親会にて、スポ協の皆さんと親睦を深めることがことができました。

 スポーツは文字通り、勝ち負けの分かれる競技であり、勝つことが重んじられる傾向が強い中、勝つためには何でもありと穿き違える者も多くいますが、スポーツの神髄はスポーツマンシップにあり、対戦相手の存在価値を重んじて、正々堂々と戦い、その中で自らの心と体を磨くことにあると考える時、このことは、青少年の成長の過程で培わなければならない素養であるとともに、成人の多くも改めて噛み締めなければならない弁えだと痛感します。

 さて、創立70周年を迎えたスポ協(旧体育協会)の皆さんはかねてより、知立市内のスポーツ施設の充実を念願されており、その中でも、総合運動公園の整備を長年(約半世紀)にわたって、知立市(市長)に働きかけてこられました。

 総合運動公園については、現在の知立市長は市長選の初当選時に、前市長によってそれまで計画され建設基金まで積み立てられていた総合運動公園新設計画を凍結し、以降、この計画は15年にわたって棚ざらし状態が続いており、加えて、市議会においても、この総合運動公園の新設に関する議論がほとんどなされないまま現在に至っています。

 こうした自らの責任を脇に置き、先の県議選においては、自民党県議会議員になれば知立市内に愛知県営の運動公園を作ることができるという虚言を市長自らが弄していました。

 なお、前市長の下で知立市単独にて建設準備に取り掛かったものの、お金がないという現市長の言い分によって凍結した運動公園を、さらには、近隣市による建設期成同盟(いわゆるコンセンサス)も全くない中で、知立市に代わって愛知県が整備することはありません。

 知立市(市長)が果たすべき責任を果たさない中で、その責任を愛知県(知事)が肩代わりすることはないことは当たり前にもかかわらず、自らに注がれる市民の厳しい視線を逸らそうとする行為に対し、市民の皆さん(特に計画地の地権者)を始めとして、市・県職員の皆さんからも強い不信の声が上がっています。

 事程左様に、スポーツ協会にとって重要案件である運動公園の新設については、県議選のたびに愛知県による肩代わりについてあたかもあり得ると語る知立市長は、この日も一言も触れず仕舞いで、事も無げな様子でした)

 

 

 

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