※専門家や医師から、新型コロナ感染症の流行第8波を指摘する声が出始め、年末に向けて新たな変異株が流行する恐れがあるとの懸念が示されました。
新たな変異株の一つは、オミクロン株の新系統で「XBB」といい、今年前半に流行した「BA.2」系統の変異株2種の遺伝子が混ざったものでシンガポールなどで増加しており、もう一つは、「BQ.1」といい、現在主流の「BA.5」系統から派生したもので欧米で増加中であり、感染力や免疫を回避する力が強いとされることから、12月の第1週には、全体のおよそ8割がこの「BQ.1」系統に置き換わるという予測もされています。
他方で、重症化リスクは高くないと考えられるとのことです。
加えて、季節性インフルエンザについては現在、増加速度が非常に遅く、感染者数が最大となるのは年始の休み明けと予測されており、新型コロナ第8波とインフルエンザのピークは少なくともずれる見込みとのことです。
その上で、対策の鍵となるのはワクチン接種であり、加えて、マスクや手洗い、密を避けるといった対策は今後も続けるべきと専門家は指摘しています。
さて、新型コロナ感染拡大が始まって3年が経過しようとしていますが、この間、国は、新型コロナ感染拡大防止とともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し地方創生を図るためとして、令和2年4月に「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を創設し、コロナ対応のための取組である限り、原則、地方自治体が自由に使うことができるお金として配分してきました。
令和2年11月には「協力要請推進枠」を創設、令和3年4月には「事業者支援分」を創設、令和3年12月には「検査促進枠」を創設、令和4年4月には「コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分」を創設、令和4年9月には「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」を創設し、累次にわたる補正予算や予備費による地方創生臨時交付金は、全国で16兆3,760億円に及びます。
知立市においては、令和2~4年度までに国から示された交付限度額(通常分、事業者支援分、協力要請推進枠、即時対応特定経費分、検査促進枠、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金)において、この交付金を活用し事業を行っています。
ちなみに、交付限度額は、令和2年度:725,660千円、令和3年度:412,099千円、令和4年度:集計中です。
その内容については、以下に1千万円以上を列挙しますが、まさに玉石混淆です。
【令和2年度分(実績):535,171千円】全74事業のうち
新型コロナウイルス感染症対策協力金交付事業費補助金
中小企業者等緊急支援金給付事業
知立市プレミアム付商品券事業
水道料金(基本料金)の免除
学校保健特別対策事業費補助金
学習用タブレット端末等整備事業
令和2年度インフルエンザ個別予防接種
タブレット端末を用いた議会運営等事業
新しい生活様式に合わせた環境改善事業
【令和3年度分(実績):242,491千円】全42事業のうち
庁舎空調設備整備事業
保育対策事業費補助金
商工業活性化事業
情報通信ネットワーク環境整備事業(各小中学校屋内運動場)
学習用タブレット端末等整備事業
広報折り込みクーポン事業補助金
その他、サテライトキャンパス設置事業費補助事業、公用車購入事業、スクール・サポート・スタッフ事業、外国人支援事業、SDGs推進のための委託研究、観光交流センター情報発信事業「ちりゅっぴちゃんねる」、LINEクーポン事業補助金、外国人受入環境整備交付金、小中学校持ち帰り学習推進事業、八橋史跡保存館空調環境整備事業など様々な支出に、この地方創生臨時交付金が使われています。
全国でも、感染症対応との関連性が明確でない事業への支出が相次ぎ、岸田首相も「政府としてもしっかり検証しなければならない」と今年5月の参院予算委員会で答弁した通り、国、自治体ともに厳しい検証が求められます。
特に、各首長は、交付金頼みでコロナ対策に便乗した支出になっていないか、説明責任を果たさなければならず、当然、各議会において、これら支出を予算段階で厳しく吟味しなければなりません。
無論、自治体の緩んだ支出を招いた責任は政府にもあり、交付金の3割は国の予備費であるため、国会の審議を経ず、閣議決定(内閣の裁量)で支出を決められる仕組みとなっているのです。
財源の多くは国の借金であることを踏まえ、国民も支出に対して監視の目を厳しくしなければなりません。
*11/14 弘法命日
(昼食時間を利用して、お参りに出掛けました。
馴染みのお店や行き交う皆さんと暫し楽しくお話しできました。
やはり、露店や参詣者が少なく、これがコロナ感染再拡大の影響なのか、気になりました)
→ 知立市都市計画審議会
(①生産緑地地区の変更(指定の除外)について議案提出され、加えて、②特定生産緑地指定について意見聴取がありましたので、それぞれについて意見を述べた上、①については可決し、②については今年12月にして公示することとしました。
結果、①生産緑地については、△6団地、△0.9ヘクタールとなり、②特定生産緑地(令和4年12月~)については、△42団地、△3.1ヘクタールとなります。
①生産緑地指定の除外、ならびに、②特定生産緑地の不指定については、主たる従事者の死亡および故障が原因であり、年々、担い手不足が進行している現状を如実に表しています。
市が唱える農業の振興とはいかなるものか、疑わしくさえ感じます)
*11/15 来迎寺学区交通安全パレード
(来小マーチング部の軽快な演奏に合わせ、バトン部が演技し、交通安全を啓発するのぼり旗を掲げる大勢の児童の皆さんと一緒に、運動場を出発して学区(八橋町、牛田町、来迎寺町)をパレードしました。
今年度、知立市では、残念なことに交通事故で1名が尊い命を落とされています。
来迎寺学区は、市街化が進み、住戸数や通行車両数に道路(歩行者道、信号を含む)の整備が追いついておらず、昔ながらのいわゆる旧道を歩行者と車両がギリギリすれ違う場面に頻繁に遭遇します。
パレードの最中も、通行車両と行き交うたびに、道路の畔に寄って車両をかわさなければならず、常に交通事故発生の危険にさらされている状況を実際に体験することとなりました。
こうした状況下においては、歩車ともに、一旦停止などの交通ルールを守ることは当然のことですが、加えて、譲り合うなどの交通マナーを守ることも大切だと痛感しました。
それに加えて、道路や交通安全施設の整備の緊急性は言うまでもありません)
*11/16 議員連絡会
(12/1からの定例県議会を前に、提出予定の補正予算案=一般会計89億8,875万余円1件+特別会計3,471万余円4件+公営会計1億4,633万余円5件、並びに条例関係議案9件、その他の議案19件の計38件について、総務局からレク=説明を受け、質疑しました。
主な補正内容は以下のとおり。
1. 自宅療養者配食サービス提供体制確保事業費:1,953,024千円
自宅療養者の増加に伴う配食サービスに要する経費の増額
2. PCR検査体制強化推進事業費:1,240,819千円
PCR検査費及び抗原検査費本人負担分の公費負担の増額
3. 妊産婦総合支援事業費:33,403千円
分娩前ウイルス検査への支援の増額
4. 医療提供体制確保事業費:161,296千円
年末年始に臨時に発熱患者等の診療・検査を行う医療機関及び調剤を行う薬局への支援(2022/12/29~2023/1/3)
5. 県立学校教育活動継続事業費:70,300千円
感染症対策や学習保障に必要な取組の充実(県立高等学校全149校及び県立特別支援学校全31校、1校あたり1,040千円~4,140千円)
6. 県議会議員選挙費:518,278千円
7. 先進環境対応自動車導入促進費補助金:68,995千円
EV・PHV・FCV等の導入に対する補助金の申請増加に伴う増額(旅客・貨物運送事業者、中小企業等の事業者、自動車リース事業者)
8. 土地改良事業費:6,600千円
愛知用水受託事業
9. 土木施設災害関連事業費:628,000千円
海岸災害関連事業及び漁港区域海岸災害関連事業
10. 土木施設災害復旧費:債務負担行為922,983千円
公共土木施設の災害復旧工事
11. (県有林野特別会計)県有林野事業費:31,561千円
林道災害復旧事業
12. 給与改定費等:4,457,312千円
人事委員会の給与等に関する勧告に伴う給与改定等
今回の補正予算は、その大宗が新型コロナウイルス感染症対策となりました。
新型コロナ第8波と季節性インフルエンザの同時流行が懸念され、原油価格・物価高騰の影響が住民生活、事業経営、学校運営を直撃する現状に照らせば、更なる支援を拡充し柔軟に対応する必要があると考えます。
引続き経常的に、関係行政当局に強く働き掛けてまいります)
→ 全国議長会自治功労者表彰
(10/25に開催された全国議長会の定例総会にて、小職を含む4期目を務める愛知県議に対して、自治功労者(議員在職15年)として表彰することが決定されたことから、その伝達式がありました。
これもひとえに、ご支援賜りました多くの皆様のおかげさまであり、ここに改めまして、心から感謝申し上げます。
これまで以上に気を引き締め、もっとずっとしっかりと職務遂行に全力を尽くしてまいります)
→ Aichi-Israelマッチメイキングセミナー
(「イスラエルスタートアップとの協業の要諦」と題したセミナーに参加しました。
現地スタートアップによるピッチやパネルディスカッションを拝聴したことで、先日現地にて見聞きした事柄のおさらいができ、認識の補強ができました。
定例議会を通じて、スタートアップ支援の課題認識を県当局に質したいと思います)
*11/17 学校法人安城学園創立110周年記念式典
(明治45年の創立以来、110年を記念した式典に参加しました。
この間、地元私学の雄として、子どもたちの教育にご尽力いただきました、学園関係者の皆さんに敬意を表します。
なお、100周年の際にも参加しましたが、早10年が経過したと思うと、この間の高校授業料無償化における私学助成の拡充に関する様々な取組を思い出します。
引き続き、私学振興に力を尽くしたいと思います)
*11/18 愛知県議会建設委員会県内調査
(知立駅付近連続立体交差事業(いわゆる鉄道高架化事業)の現地調査のため来訪された建設委員会の皆さんに対して、地元県議として、その実情を説明しました。
鉄道高架は県が担い、周辺整備(再開発、土地区画整理、高架下利用など)は市が担っていますが、市営駅前駐車場を含む西新地地区の再開発や駅南地区の土地区画整理は未着手であって、令和10年度完成の鉄道高架とそぐわない実情や、駅北地区のバスターミナル整備や高架下利用などの民間構想を説明し、協力を促しました。
委員各位からは、総事業費792億円(ジブリパーク340億円を遥かに凌ぐ)という県下最大の事業であることを踏まえ、様々に活発な意見が出されました。
また、現地において、工事の進捗を確認しながら、委員各位からの質問に受け答えし、前述の実情を踏まえ、しっかり理解し協力いただくよう、さらに説明を尽くしました)
*11/19 市老連歩け歩け運動
(猿渡小学校を起点に周辺約30分を掛けて、先輩方と一緒に、楽しくおしゃべりしながら歩きました。
上重原町蔵福寺における土地区画整理事業や、猿渡川における河川改修工事など、県が関わる事業についてもお話ししながらのウォーキングはあっという間で、無事にゴールにたどり着くことができました)
→文化展
(新地町さんに出掛けました。
才能豊かな皆さんの作品が勢ぞろいで、見応えがありました。
各作品を大人と子どもの各部門に分け、観覧者による投票がなされ、優秀作品が決定します。
どれを選ぼうかと相当悩みましたが、作品の独創性と仕上がりの丁寧さを基準に決めました)
→ 知立小学校おやじの会主催秋祭り
(おやじの会として、夏祭りを企画し準備していたものの、新型コロナ感染拡大の影響を受けて延期となったイベントを開催しました。
準備は肝試しチームと縁日チームに分かれ、子どもたちに楽しんでもらえるものとするため、それぞれに創意工夫を凝らしました。
夜の校舎を利用した肝試しに、輪投げ、スーパーボールすくい、段ボール迷路、紙飛行機投げと、多くの子どもたちが参加してくれました。
フィナーレは校庭にて夜空に花火を打ち上げ、大きな歓声が上がる中、秋祭りは無事に終了しました)
段ボール迷路
輪投げ
スーパーボールすくい
紙飛行機投げ
肝試し準備段階(おやじの会提供)
花火(おやじの会提供)