※10/23、知事公館庭園での茶会の後、道向かいの県庁と名古屋市役所の駐車場にズラリと並ぶ名車が目に入り、興味津々で近寄ってみると、「Concorso d’Eleganza Coppa Centro Giappone」が開催されており、「Gran Premio Sakae」の参加車両でした。

 

 「Concorso d’Eleganza」は「優雅さの競争」を意味し、自動車文化先進国である欧米では、アートや伝統工芸が鑑賞され評されるのと同様、自動車の芸術的価値を品評するイベントとして認知されており、当日は、久屋大通公園にクラシックカーが並び、公園に並行する久屋大通ではクラシックカーやラリーカーなどによる公道パレードが開催されたそうです。

 

 次の予定があったため、名古屋市役所駐車場に短時間の滞在でしたが、Porsche 356やChevrolet コルベット、Ferrari ディーノ246GT、Lotus エラン、Alfa Romeo ジュリア・スパイダーなどの外国勢に伍して、ホンダ S800クーペやトヨタスポーツ800、トヨタ2000GTなどの名車が勢ぞろいのところ、すっかり心を奪われ、思わず時間を忘れてしまいました。

 

 名車の保有については、かねてから数々の課題が指摘されており、経年車のメンテナンスやパーツの調達、保管といったハードルだけでなく、自動車に対する課税では、例えば、新車登録から13年経った車両は自動車税で15%(ガソリン車)の重課制度となり、自動車重量税は13年超が約40%、18年超で約50%それぞれ重くなります。

 例えば、欧州のドイツやスイス、イギリスなどでは、ヒストリックカーに対する税制上の優遇措置が取られていますが、我が国においても、その価値を認め、自動車文化を継承していく取組が求められます。

 

 幼少期にブームに遭遇し、スーパーカーに憧れて消しゴムを集めた私は、未だ名車を保有することが叶いませんが、今の細やかな楽しみとしてミニカー集めに熱中しています)

 

 

 

 

 

 

 

 

*10/18 秋の安全なまちづくり県民運動

(この運動は、県民一人ひとりが防犯意識を高め、犯罪を起こさせない環境作りに取り組むことにより、安全に安心して暮らせる社会の実現を目指すものです。

 

 知立市内では現在、自転車盗が急増しているため、当日の街頭キャンペーンでは、サッカーチームのwyvernFCの選手、山本学園の生徒の皆さんとともに、知立駅周辺の駐輪場において、自転車盗難防止の意識喚起を呼び掛けました。

 

 自転車盗難被害では、盗難時の6割以上が無施錠であることから、道行く方々にワイヤー錠を配布しながら、確実な施錠とツーロックをお願いしました)

 

 

*10/19 愛知用水土地改良区創立70周年記念式典

(記念式典に参列しました。

 

 各賞受賞者の皆さんには長年にわたるご功績に感謝申し上げます。

 

 愛知用水土地改良区は、管内24市町の広大な受益地に配備された5つの事務所がそれぞれ地域に密着し、水土里ネット愛知用水の円滑な運営を図ってくださっています。

 

 愛知用水は、愛知県の尾張の一部から知多半島に農業・工業・水道用の水を供給する用水で、岐阜県八百津町から知多半島南端の愛知県南知多町に至る112㎞の幹線水路と支線水路から成り立っています。

 

 愛知用水が通水される以前の知多半島では、主だった河川がないためにため池に頼る生活を余儀なくされ、常に水不足に悩まされていたところ、久野庄太郎氏、浜島辰雄氏を中心に、木曽川の上流に水源を求め、知多半島の先端まで用水を引いて来るという構想が生まれました。

 

 昭和30年には、愛知用水公団が設立されて事業が始まり、資金の一部を世界銀行から借り入れる際に、「5ヵ年で事業を完成させること」、「海外専門家の技術援助を求めること」などの条件が付された国家プロジェクトです。

 

 昭和32年から、水を貯める牧尾ダム、木曽川から水を取り入れる愛知用水取水口、水を流す水路の工事が始められ、EFA(アメリカ・エリック・フロア社)から派遣された技術者と日本の技術者が協力して優れた土木技術と新しい土木機械を使い、わずか4年で工事が完成したそうです。

 

 農業、工業、生活用水を供給する愛知用水を、次の世代に引き継ぐ責務を十全に担ってくださっている土地改良区関係者の皆さんに敬意を表します)

 

 

 

 

*10/20 安全・安心対策特別委員会

(参考人として名古屋大学減災連携研究センター教授の富田孝史氏による、伊勢湾における高潮と津波についてをテーマに質疑しました。

 

 強靭な地域の形成とは、言うまでもなく、ハード・ソフト一体とした多層的な防御システムを構築することです。

 

 富田教授は、3つのキーワード(脅威、暴露、脆弱性)で対策を練って講じる必要があると指摘しました。

 

 1 「脅威」とは、不確かであり、気候変動の影響を受けるため、観測と予測精度の向上、確率論的な評価が必要。

 

 2 「暴露」については、費用や時間のかかる防御施設を整備することになり、社会経済に重要な堤外地に被害の恐れがあるため、計画的な施設整備と効果的な土地整備・利用が必要。

 

 3 「脆弱性」では、少子化・高齢化、既に発展した地域における災害について指し、民間・産業・官庁のリスク認知と実効性ある対策が必要。

 

 費用と時間を掛けてハード面での防災対策を続けながら、時にその対策を超える災害が及んだ場合には避難行動が重要となります。

 加えて、事後の早急な復旧も重要です。

 

 災害時における避難やBCP(事業継続計画)は、絵に描いた餅とならないよう、場所や場合に即したものとすべきであり、さらに、実地における想定訓練が重要であると実感しました。

 

 

 

 

 続いて、公営住宅課と県営住宅の整備事業について質疑した後、県営大森向住宅を現地調査しました。

 

 愛知県営住宅は、将来的に必要とされる県営住宅の施設総量を目指し、ストックの有効活用と長寿命化に向けた計画的な建替・改善を推進しています。

 

 1 建替事業は、昭和49年以前に建設されたエレベータが設置されていない住宅を対象とし、コスト縮減や事業期間の短縮を期待してPFI方式を積極的に採用。

 高度利用や集約化により県営住宅敷地として使用しなくなった土地の民間提案による有効活用や、ZEHなどの省エネ住宅としての整備などを実施。

 

 2 改善事業は、昭和55年以前に建設されたエレベータが設置されている住宅を対象にし、建物を耐用年限まで安全に使用できるよう、外壁・屋根などの仕上げ材の改善、配管の敷設替えなどの実施により長寿命化を実施するとともに、住居内、共用部、屋外の段差解消、手すり設置などのよりバリアフリー化を実施。

 

 既存ストックの耐久性を向上するための長寿命化改善工事は、躯体部、設備部ともに構造的な制約がある中での居ながら改善となるため、基本的には既存住民の皆さんの生活快適性の向上を企図するものである一方、建替工事は、建替前より家賃が高くなることも含めて、新住民のニーズの沿った性能・環境水準を確保した住宅供給となることが改めて認識できました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*10/21 市老連グラウンドゴルフ秋季大会

(数年ぶりにご案内いただき、激励に出掛けました。

 

 先輩方はお元気です。

 

 最近の寒暖差の激しい毎日も何のその、この間のコロナ禍にもビクともしない先輩方と接すると、日々の健康管理の大切さを実感します。

 

 来賓挨拶では、先の県議会で予算を可決したインフルエンザ予防接種費用の助成制度により、65歳以上のすべての方に対して、予防接種費用が無料となることをご案内しました)

 

 

 

*10/23 県文連西三河部芸能大会

(ホスト役の知立市文化協会の皆さん総動員でのご尽力で、西三河各市から出演される文化団体の皆さんの素晴らしいステージが賑々しく発表されました。

 

 「文化」を意味する「culture」は、もともと「耕す」を意味するラテン語の「colere」が語源であり、英語圏に入ってから、「心を耕すこと」の意味で用いられるようになり、「教養」「文化」も意味するようになったそうです。

 

 来賓挨拶では、心に潤いを与えてくれる文化の振興に向けて、西三河地域各文化団体の皆さんには引続き、地域に根差した活発な文化活動を期待する旨、お伝えしました)

 

 

→ 愛知県茶会

(愛知県公館の庭園にお招きいただき、知事を席主に、茶道松尾流のお点前を頂戴しました。

 

 当日は、素晴らしい秋晴れの下、時折、冷ややかな秋風が通り過ぎるたびに色ばむ木々が騒めいて、暫し都会の喧騒を忘れ、深まりゆく秋を堪能できました。

 

 お席では、菊を模したお菓子と豊田市産の抹茶を美味しくいただき、席主の侘び寂びの心に触れながら、明日への英気を養うことができました)

 

公館
 

公館 天井
 

公館 受付
(埋もれていたちりゅっぴを救出し、顔が見えるようにしました)
 

 

 

 

#クルマ

#牧尾ダム

#東郷調整池

#佐布里池

#自然災害

#県営住宅

#スポーツの秋

#文化の秋

#薄茶