*3/7~9 定例県議会本会議

(私からは、「街道観光」について取り上げ、質疑しました。

 

我が国の骨格を形成する交通網は、400年以上前に江戸幕府によって整備された「街道」が基となっている。

 

我が国の交通は、京の都を中心とした『五畿七道』(五畿とは、大和・山城・摂津・河内・和泉の畿内五国のこと、また七道とは東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道という7つの区画)にはじまり、鎌倉を中心とした『鎌倉街道』や、江戸を中心とした『五街道』(東海道・中山道・甲州街道・奥州街道・日光街道)の整備、明治期の鉄道網、昭和の鉄道網と高速道路網と、平成の情報通信網と変遷してきた。

 

交通網の整備には、時の権力者による「統治」という背景が必ず存在し、整備された交通網では、人や物資、情報が行き交い、地域や文化が形成され、今日に到っている。

 

慶長5年(西暦1600年)、徳川家康は関ヶ原の戦いに勝つと全国を結ぶ街道の整備を始め、とりわけ東海道を交通と物流の大動脈として重要視し、諸宿に伝馬朱印状や伝馬定書を与えて宿駅として定め、隣の宿場から運ばれてきた荷物や書状は人馬を交代して次の宿場へ運ぶよう義務付けて、人や物資の流れを管理し掌握する宿駅伝馬)制を敷いた。

 

東海道は、幕府のある江戸と京を結ぶ街道で、将軍や公家、幕府の役人から参勤交代の大名行列、御茶壺道中、朝鮮通信使、さらには商人や伊勢参りなどの社寺を参詣する庶民に至るまで、幅広い階層の人々が行き交う江戸時代のメインストリートであった。

 

街道には関所、問屋場(公用交通のための伝馬・人足の継立てを差配する)、本陣・脇本陣、旅籠屋、茶屋、一里塚、松並木など各種の施設が整備され、行き来する人々の交通の便を図り、各宿場は上り下りの旅人で賑わった。

 

近年、各主要街道が宿駅制420周年を迎えたのを機に、各観光団体や沿道市町などが、旧宿場町を拠点とした「街道歩き旅」を提唱し、「街道観光」が拡がってきている。

 

観光庁では、「テーマ別観光による地方誘客事業」の中に「街道観光」を認定事業とし、日本人観光客にとっては日本の再発見の機会を、海外からの観光客に対しては日本と日本人の暮らしを見て、知って、体験する舞台を提供する「街道観光」の推進を図っている。

 

なお、「街道観光」促進のためには、地域住民側の受入体制整備への協力や、観光客と住民との交流の場の設定などがその効果を高めるために求められ、これによって「街道観光」による交流人口の増加が実現し、地域社会の活性化ないしは地域文化の創生や発展にもつながり、観光効果の幅を拡げることができる。

 

本県は、東海道や美濃路、飯田街道、鎌倉街道などの主要街道を始め、東海道の9つの宿場(二川、吉田、御油、赤坂、藤川、岡崎、池鯉鮒、鳴海、宮)など、多くの歴史街道にゆかりのある観光資源を有している。

そこで県は、「街道」を鍵とした内外からの誘客を図り、「街道観光」を推進するため、2019年7月に、東海道・美濃路・飯田街道沿線の9市7団体、ならびに愛知県観光協会と「愛知県街道観光推進協議会」を組織し、「武将観光」、「産業観光」に続く新たな観光ブランドとして、「街道観光」を推進している。

 

なお一方、ポストコロナにおける観光については、現時点で確実な見通しを持つことは困難ですが、少なくとも感染拡大によって大きな打撃を受けた観光の再生に向けて、地域間の競争が一段と激しくなっていくことが予測される。

 

本県では独自の魅力と強みを強化する「あいち『ツウ』リズム」を推進しており、とりわけ今年放送される大河ドラマを活用した武将観光を他県地域との差別化を図るキーコンテンツとして位置付けている。

 

〇県に対して、街道観光コンテンツとの相乗効果も視野に入れたキャンペーンを張り、統一した情報発信や受入れ態勢の整備に取り組まれるよう、要望しました)

 

3/7

 

3/8

 

3/9

 

*3/10 委員会 → 本会議

(早期議決の必要のある議案(既報)を所管委員会において審議し、可決・承認しました)

 

 

 

*3/11 名古屋競馬場閉場式典

(名古屋競馬場は昭和24年に名古屋市港区に開場してから約73年。

 

本日3/11、最後のレースが行われ、その長い歴史に幕を閉じました。

 

かつての地名にちなんで、土古(どんこ)競馬場と呼ばれ親しまれてきた名古屋競馬場の今も残る古いスタンドやパドックの騎手待機所は、昭和45年に公開された『新・男はつらいよ』にも映っている年代物です。

 

なお、現競馬場の跡地は、2026年に開催される『アジア競技大会』において、1万5,000人を収容する選手村として活用し、新競馬場は弥富市に移転開場し、今年4月から競馬開催することとなっています)

 

 

 

 

*3/12 リユースマーケット

(陽気に恵まれ、大勢の人出で賑わいました。

 

出店されていたお知り合いの方の御父上で、有名な書家の作品を頂戴し、早速事務所に飾りました。

 

昨今、サーキュラーエコノミー(循環型経済)が注目されています。

これまでのような、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とし、気候危機や生物多様性の喪失など様々な負の外部性をもたらす「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というリニア(直線)型の経済システムに代わる新たなシステムのことを指します。

 

サーキュラーエコノミーでは、廃棄物や汚染など負の外部性が発生しない製品・サービスの設計を行い、経済システムに投入した原材料や製品はその価値をできる限り高く保ったまま循環させ続けることで自然を再生し、人々のウェルビーイングや環境負荷と経済成長をデカップリング(分離)することを目指しています。

 

従来のリユースやリサイクルは廃棄物の再生利用のことを指し、サーキュラー・エコノミーの一部ですが、消極的な取組であり、今日必要なのは、最初から循環を前提にしたプロセスを考えて製品を作ることです。

 

来たるべくアフターコロナの時代は、グリーン・リカバリー(持続可能な方法で社会や経済を復興させること)をベースに経済を進展させていく必要があります)

 

 

 

→ ビオトープ

(知立市でホタルの飛び交う里まちづくりを目指す、西中ホタル保存会の皆さんによる市内10拠点目となえうビオトープの完成お披露目に参加しました。

 

耕作放棄地を活用して、子どもたちや地域との交流の場を提供しています。

 

当日3/12は、大勢集まった子どもたちとホタルの幼虫とメダカを放流しました)

 

 

 

 

*3/13 RAINBOW SALON

(今月末で営業を終える喫茶シエロで開催されたイベントに出掛けました。

 

市内在住のフルート奏者である新野さんのコンサートを楽しみました。

 

久方ぶりにお会いする先輩方ともお話ができて、心が温まりました)

 

 

→ 舞の会

(名古屋能楽堂に出掛けました。

 

道中、名古屋ウィメンズマラソンによる通行止めのため、暫し難儀しました。

 

余裕を持って出たため、到着後に少し時間があり、加藤清正公とともにマラソン選手を激励しました。

 

さて、舞の舞台には元知立市職員の方から、知立市における文化発展の一助のため一度見ておいてほしいとお誘いいただいたものですが、百聞は一見に如かずで、洗練された素晴らしい舞台でした)

 

 

 

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