12/13 2021年度11月補正予算追加発表
(本定例愛知県議会に提案予定の補正予算案の追加分について財政当局から説明を受け、質疑しました。
2021年11月補正予算は、今回の追加分868億9,174万余円を加えて、総額△857億6,191万余円となります。
〇主な補正内容は以下のとおり。
1)新型コロナ対策関連事業
1. 飲食店等感染防止対策促進事業費:38,812千円
ワクチン・検査パッケージ制度を適用するあいスタ認証店等の登録
2. PCR検査無料化事業費:31,493,323千円
健康上の理由等によりワクチン接種を受けられない方に対する無料検査の実施、感染拡大の傾向が見られる場合における、感染の不安がある無症状の方に対する無料検査の実施
3. ワクチン大規模集団接種会場運営費:679,139千円
新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)に係る大規模集団接種会場の開設
4. 生活福祉資金貸付事業費補助金:5,935,649千円
活福祉資金貸付制度の特例措置の申請期間の延長(2021/11/30→2022/3/31)
5. 私立幼稚園教育支援体制整備事業費補助金:136,500千円
私立幼稚園が行う感染症対策やICT環境整備に係る経費への支援
6. 保育環境改善事業費:8,500千円
保育所、認定こども園等における感染症対策のための改修費への支援
7. 障害福祉サービス確保対策事業費補助金:20,500千円
①ICT導入モデル事業費補助金
感染拡大防止や生産性向上に取り組む事業所への支援
②生産活動拡大支援事業費補助金
就労継続支援事業所における生産活動拡大に向けた取組への支援
8. 観光消費喚起事業費:553,402千円
県内旅行商品の割引及び県内宿泊施設利用に対する割引の実施期間の延長(2021/12/31→2022/2/28)
9. 愛知県国際展示場管理運営事業費:7,252千円
催事における飲食に関する感染防止対策支援モデル事業の実施
10. 名古屋コーチン販売支援事業費補助金:108,079千円
養鶏団体が行う名古屋コーチンの利活用の取組への支援
11. 施設園芸省エネルギー化施設設備整備事業費補助金:150,000千円
エネルギー化を図る施設設備の導入費への支援
12. 鉄軌道事業者感染拡大予防対策事業費補助金:111,683千円
感染拡大予防対策を講じた運行継続への支援
13. 県立学校情報化推進事業費:1,360,100千円
県立高等学校における生徒用タブレット端末の追加整備
14. 経済環境適応資金融資信用保証料補助金:債務負担行為278,917千円
保証料の1/2を補助する原油・原材料高緊急対応枠の創設( 融資枠100億円)
15. 私立学校経常費補助金:36,360千円
私立学校のスクールバスの燃料費への支援
16. 社会福祉施設燃油価格高騰対策支援金:964,786千円
福祉車両の燃料費への支援
17. 施設園芸用燃油価格高騰対策支援金:1,254,141千円
施設園芸農業者の燃料費への支援
18. 食肉流通センター等燃油価格高対策支援金:6,322千円
食肉流通センター等の燃料費への支援
19. 漁業用燃油価格高騰対策支援金:215,962千円
漁業者の燃料費への支援
20. 配合飼料価格高騰対策支援金:2,593,520千円
畜産農家の配合飼料費への支援
21. バス事業者燃油価格高騰対策支援金:101,918千円
路線バスの運行継続への支援
22. タクシー事業者燃油価格高騰対策支援金:227,682千円
タクシーの運行継続への支援
23. 公衆浴場燃油価格高騰対策支援金:14,480千円
公衆浴場の燃料費への支援
24. ワクチン接種事業費:62,363千円
大規模集団接種会場(名古屋空港ターミナルビル)における 新型コロナワクチン追加接種の実施
2)新型コロナ対策関連事業以外の事業
3年度歳出額:50,288,262千円
既決充当額:9,476,992千円
差引今回補正額:40,811,270千円
債務負担行為:700,000千円
今回補正事業費総計:41,511,270千円
※事業項目は別添資料を参照ください)
12/14 議員連絡会
(12/16の閉会を前に、既報のとおりの補正予算案=一般会計△1,725億421万余円+特別会計△289万余円+企業会計△1億4,654万余円11件をはじめ、人事委員会の給与等に関する勧告に伴う給与改定(一般職:期末手当年間2.55月→2.4月、特別職:期末手当年間3.35月→3.25月)を行う“愛知県教育委員会教育長給与条例等の一部改正”など条例関係議案18件、“ジブリパーク整備工事公園緑地事業愛・地球博記念公園北口周辺整備工事合併工事”等の工事請負契約の締結などその他の議案13件の計42議案と、昨日12/13に追加提出された補正予算案=一般会計868億2,938万余円+企業会計6,236万余円2件をはじめ、その他の議案3件の計5議案の審査結果と態度、加えて、”愛知県私学振興予算の充実について”、”私立幼稚園関係補助金の充実について”、”「教育の公平」をめざして、学費と教育条件の公私格差を抜本的に是正するために、私学助成の拡充を求める”請願の計3件、下記のとおりの意見書案の計6件に対する態度を議会事務局に伝達しました。
併せて、本会議運営順序などについて確認しました。
なお、1)本県議会におけるデジタル化の取組について、議会基本条例で定める議会・議員の機能をデジタル化がもたらす効果を活かすことで高めていこうとする目的で進めることとし、①資料・会議のデジタル化(資料の電子化、クラウドサービスの活用による管理の効率化など)、②議会図書室のデジタル化(資料検索・閲覧の利便性向上、レファレンス機能の充実など)、③情報発信のデジタル化(音声反訳アプリ、傍聴者へ貸与する端末の導入など)を進めていくため、端末・システム等の導入に向けて、専門性を有する事業者等に委託して調査を実施することとしました。
また、2)本県議会における災害時対応要綱等について、大規模災害や緊急事態等の非常事態発生時、二元代表制の視点から、議会においても、危機管理体制を構築することにより、非常事態に対応することが重要であることから、骨子案および検討のポイントについての協議から始め、素案→案と段階を追って協議を進めることとしました。
続いて、議員の総定数(102人)、選挙区の在り方および各選挙区の定数配分(最大較差2.28=江南市98,255人/弥富市43,025人、逆転現象=豊川市184,661人:定数3人⇔安城市187,990人:定数2人、現行定数が人口比例による定数より少ない選挙区=豊田市・岡崎市および額田郡・安城市、現行定数が人口比例による定数より多い選挙区=瑞穂区・昭和区・豊川市)等については、令和2年国勢調査(確定値)結果を踏まえて、検討することとしました。
※意見書案は、以下のとおり。
1.学校施設の防災対策に対する支援の強化について
①防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策を始めとする学校施設の防災対策関連予算を継続的・安定的に確保するととともに、学校施設環境改善交付金について、国庫対象の拡大や国の負担割合の引上げを行うなど、学校の防災対策に対する支援を強化を図ること
2.港湾地域における脱炭素化の推進について
①港湾管理者によるCNP(カーボンニュートラルポート)形成計画の策定が着実に進められるよう、計画策定マニュアルの作成後も、計画策定に向けた十分な技術的支援や社会・技術動向の迅速な情報提供等を行うこと
②荷役機械の電化や水素・アンモニア燃料化、大型車両用の水素ステーションの導入等に係る研究開発や施設整備を促進するため、技術的支援の強化や財政支援の拡充などにより、民間企業の負担軽減を図ること
③岸壁や大型貯蔵施設の整備など、大型船の受入れが可能な港湾の環境整備を促進するため、国庫補助事業における国の負担割合の引上げなど、港湾管理者等に対する財政支援を拡充すること
3.教職員の定数改善及び外部人材の配置拡充について
①義務標準法を改正し、中学校における学級編成の標準を引き下げるとともに、新たな教職員定数改善計画を策定すること
②不安やストレスを抱える児童生徒に対する支援体制を強化するため、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の外部人材の更なる配置が図られるよう、財政措置を拡充すること
4.性的少数者に関する理解の増進について
①性的指向や性同一性の多様性が尊重され、性的少数者が不当な扱い等を受けることのない社会の実現に向けて、学校教育や社会教育等の機会を通じた普及啓発を強化するなど、性的少数者に関する理解の増進を図ること
5.子宮頸がん予防ワクチン接種の勧奨について
①接種対象者やその保護者に対し、接種の意義や有効性、副反応など、予防ワクチンに関する正確な情報をこれまで以上に積極的に発信すること
②接種後に副反応が疑われる症状が生じた場合に、迅速な治療等が受けられるよう、医療機関や学校、自治体等の連携強化を図ること
③接種対象者の把握や個別の通知、接種記録の管理など、地方自治体が行う予防ワクチン接種の勧奨に係る取組を支援すること
6.医療的ケア児等への支援の充実強化について
①保育所や学校等での医療的ケア児の受入れを促進するため、医療的ケアを行うことのできる看護師、保育士、介護福祉士等の積極的な育成や、その配置に要する経費に対する女性の拡充など、医療的ケア児等への支援の充実強化を図ること)
12/15 議長主催講演会
(トヨタ自動車 CN(カーボンニュートラル)先行開発センターの海田センター長から、”カーボンニュートラルに関する自動車産業の現状と取組”と題して、講演がありました。
トヨタ自動車のCN戦略の機微に触れることができました。
奇しくも昨日、トヨタ自動車はEV(電気自動車)の世界販売台数を2030年に350万台へ引き上げる目標を明らかしたところであり、脱炭素に向けて世界的なEVシフトが進む中、遂に本腰を入れてEV戦略の強化に乗り出すという報道がなされたばかりです。
従来、EVとFCV(燃料電池車)で合わせて200万台としていた目標から大幅に積み増し、そのために新たに電池の開発に2兆円を投資するなど、EV開発に4兆円を投じる計画である一方、EVだけに注力するのではなく、各国の事情や消費者に合わせて、HV(ハイブリッド車)やFCVなどフルラインアップで電動車を広げる戦略に変更はないとのこと。
自動車関連産業の集積の分厚い愛知県として、自動運転や、MaaS(Mobility as a Serviceの略で、出発地から目的地までの移動に対し、様々な移動手段・サービスを組み合わせて一つの移動サービスとして捉えるもの)の社会実装に向けて、次世代モビリティの開発を加速化してまいります)
12/16 定例県議会本会議(閉会)
(既報のとおりの補正予算案=一般会計△856億7,483万余円+特別会計△289万余円+企業会計△8,418万余円13件をはじめ、条例関係議案18件、その他の議案16件の計47議案を審議した結果、すべてを可決・同意し、承認しました。
加えて、請願の3件、ならびに国に対する意見書6件について可決しました)
12/18 ボランティア
(旧東海道の松並木(山町~牛田町)の道路清掃ボランティアに参加しました。
昨晩の激しい風雨によって落ちた松葉が、車・歩道一面に散乱しており、竹ぼうきで掃き掃除しました。
隣接住民の方から、この時期は連日飛び散る松葉に手が負えないという話をお聞きし、市指定天然記念物の松並木であるだけに、豊川市御油のようにしっかりとした保存・管理が為されるべきと実感しました)
→ 知立駅付近連続立体交差事業の三河線豊田方の仮線工事に関する住民説明会(第1回:竜北中学校)
(来年(令和4年)早々着手する名鉄三河線豊田方仮線工事の概要説明が地域住民の皆さんに対して行われました。
愛知県知立建設事務所鉄道立体課他から、事業の概要および工事の説明があった後、質疑応答が行われました。
住民の皆さんから知立市に対して、鉄道立体化に伴って新しく整備される市(あるいは県)管理道路や移転新設する三河知立駅周辺市(あるいは県)管理道路における自動車交通量と、近隣住民に及ぼす影響(渋滞や交通安全)などについて懸念の訴えがありました)
12/19 ボランティア
(知立小学校おやじの会にて、備品倉庫を整理しました。
コロナ禍で断捨離ブームが再燃しています。
断捨離とはそもそも、執着を手放すヨガの考え方を日常の片付けに応用したものであり、目の前のモノを少しずつ行うのが極意とのことですが、今年も年の瀬の大掃除に際して、思い出に浸る間なく、作業を進めました。
おかげで、倉庫内もスッキリと、参加した皆さんの心もデトックスできたようです)
→ 知立駅付近連続立体交差事業の三河線豊田方の仮線工事に関する住民説明会(第2回:知立中学校)
(昨晩に引き続いて、名鉄三河線豊田方仮線工事の概要説明が地域住民の皆さんに対して行われました。
愛知県知立建設事務所鉄道立体課他から、事業の概要および工事の説明があった後、質疑応答が行われました。
住民の皆さんから知立市に対して、鉄道立体化に伴って新しく整備される市(あるいは県)管理道路における信号機設置の有無や自動車交通量と、近隣住民に及ぼす影響(渋滞や交通安全)などについて、昨日同様に懸念の訴えがありました)