6/1~ 愛知県経済産業局、労働局、感染症対策局、教育委員会、県民文化局、総務局ほか打合せ
(県民生活・事業経営・学校運営や医療現場への追加支援、流行”第2波”に向けた感染防止対策について関係部局と協議しました)
 

6/3 議員連絡会
(6月定例県議会に提出予定の補正予算をはじめとする議案の説明を受け、質疑しました。
 

〇2020年6月”補正予算”43億555万円のうち、”新型コロナウイルス感染症対策”予算(既報の2019年2月補正20億円+2020年4月補正365億円+5月専決補正25億円+2020年5月補正288億円と合わせて、計736億余円となる)は38億円であり、その内容は、
①感染拡大防止対策や医療面での対策、
②県民生活への対策、
③経済対策
の3本柱で編成し、主な事業項目は以下のとおり。
 

①-1.民間児童福祉施設等職員応援金189,700千円:緊急事態宣言中も事業を継続に協力し、直接的なサービス提供に従事した保育士等のモチベーションの維持し、活動の促進を図るため、民間児童福祉施設等=民間保育所、認定こども園、地域型保育事業、放課後児童クラブ、幼稚園、児童養護施設等に応援金10万円を交付、
①-2.新型コロナウイルス感染症対策熱中症予防啓発費17,094千円:外出自粛で暑さへの適応が遅れ、合わせてマスク着用による熱中症リスクが高まる恐れがあることから、熱中症予防に向けた啓発を実施、
①-3.タクシー事業者感染拡大予防対策事業費補助金74,136千円:運転席と後部座席を隔離する飛沫感染防止用スクリーンの設置に要する経費を支援、
 

②-1.学校非常勤講師配置費528,427千円:夏季休業期間中の授業を実施するために必要な非常勤講師を配置、
②-2.高等学校運営費51,100千円:県立学校での夏季休業期間中の授業において生徒が学習に集中できる空調環境を整備、
②-3.私立高等学校等オンライン学習支援事業費補助金387,640千円:学校や家庭において学習内容の予習復習による学力定着を図る環境を確保するため、私立学校の民間オンライン学習支援サービスの導入を支援、
②-4.地域子ども・子育て支援事業費補助金401,982千円:小学校の臨時休業に伴い、平日の午前中から開所するなど、放課後児童クラブの運営に追加的に必要な経費を支援、
②-5.介護予防広報活動費14,790千円:居宅や入居施設で過ごす時間が長くなる高齢者に対して、居宅や施設内で活用できる文化・芸術活動などを映像化、ウェブサイトでオンライン配信(DVD配布)、
②-6.スポーツ施設整備費62,165千円:愛知県武道館の空調設備改修工事を実施、
 

③-1.新型コロナウイルス感染症対策中小企業事業継続計画策定支援事業費7,217千円:新型コロナウイルス感染症対策あいちBCPモデル(仮称)を策定、セミナーの実施
③-2.新型コロナウイルス感染症対策新サービス創出支援事業費150,376千円:中小企業等が取り組む感染症対策に資する新サービス・新製品開発や販路拡大に対する支援、
③-3.クラウドファンディング活用事業者支援事業費83,958千円:県内の小売店、ホテル・旅館等を対象とした、クラウドファンディングの活用による商品券等の販売促進や、クラウドファンディングサイトを通じた参加店舗や県内の地域特産品・観光地等のPRによる消費喚起、
③-4.げんき商店街推進事業費補助金460,000千円:冷え込んだ県内の消費を喚起するため、市町村が商店街の活性化に向けて実施するプレミアウ商品券発行事業に対する支援を拡充、
③-5.中小企業テレワーク導入支援事業費12,123千円:中小企業等へのテレワークに関する専門家の派遣や出張相談会を実施、
③-6.雇用維持特別対策事業費28,061千円:離職を余儀なくされた求職者の早期の再就職を支援するため、地域単位の小規模就職面接会を実施、新規学卒者等を対象にしたインターネットを活用した合同企業説明会を実施、
③-7.農林水産物輸出力維持・強化緊急対策事業費補助金190,751千円:輸出先国おけるか定食へのシフトやマーケットの回復に対応するため、必要な設備の整備や導入を支援、
③-8.外食産業インバウンド需要回復緊急支援事業費補助金54,500千円:減少したインバウンド需要の回復を推進するため、訪日外国人が安心して利用できる衛生管理の徹底や改善等への取組を支援、
③-9.花の王国あいち需要拡大推進事業費負担金5,000千円:花きの活用拡大に取り組む”花の王国あいち県民運動実行委員会”を支援、
③-10.漁場清掃活動支援事業費補助金402,522千円:水産物の需要低迷で影響を受けている漁業者を支援するため、休漁日を活用した漁場清掃を支援、
③-11.漁業金融対策費4,937千円:債務返済に必要な融資に対して利子補給し、無利子化するほか、漁業者等の資金繰りに支障が生じないよう、運転資金の融資に対して利子補給し、無利子化を実施、
③-12.あいちの農林水産物消費回復緊急対策事業費115,000千円:売上が減少している農林水産業を支援するため、通販サイトを活用した県産農林水産物(加工品を含む)の販売促進を支援、
③-13.観光物産販売支援事業費369,300千円:売上が減少している観光関連産業を支援するため、通販サイトを活用した県産観光物産品の販売促進を支援、
③-14.観光消費喚起事業費300,000千円:県内旅行商品(助成対象=個人向け:主として県内を出発し、県内1泊以上する個人型旅行商品等、団体向け:県内を出発し、県内1泊以上かつ県内2か所以上を訪問する宿泊ツアーや、県内を出発し、県内2か所以上を訪問する日帰りツアー)の購入者に対する代金の1/2相当分の割引=最大1人1回あたり1万円を実施、
③-15.観光誘客地域活動事業費94,361千円:県内各地の観光協会や商工会等による観光誘客イベントを実施、
③-16.中部国際空港拠点維持費補助金44,000千円:セントレアに本拠地を置く航空運送業者に対して事務所賃料を支援、
③-16.あいちスポーツコミッション事業費4,000千円:スポーツイベントの再開情報等を発信、
③-17.学校給食事業者支援金116,200千円:学校の臨時休業により、売上が減少した学校給食関係事業者に対する支援金の交付
 

〇”新型コロナウイルス感染症対策”予算以外の補正予算の主な事業項目は以下のとおり。
 

①あいちトリエンナーレ事業費38,433千円:組織委員会および推進協議会(いずれも仮称)の設立、運営準備、
②障害者施設設置費補助金366,220千円:対象を当初12施設から23施設に拡大、
③主要農作物種子対策費17,984千円:条例に基づく品種開発や種子の安定供給体制の整備、
④家畜飼育衛生管理強化対策費補助金56,000千円:養豚場における簡易更衣室の整備への支援、
⑤新体育館整備・運営等事業契約20,000,000千円(債務負担行為):PFI手法による設計・建設=2021/6~2025/3および維持管理・運営=2025/4~2055/3の一本発注、
⑥議員報酬等△24,643千円:期末手当の減額
 

〇条例関係は、
①制定1件
愛知県新体育館の公共施設等運営権に関する実施方針に関する条例:愛知県新体育館=愛知県体育館の歴史および伝統を継承するとともに、国際的な規模のスポーツの競技会等を開催することができる施設として整備する施設
 

②一部改正5件
 

〇その他の議案は、
①工事請負契約の締結4件ほか、計10件
 

〇報告・提出・同意案件など、計6件
 

臨時議会に臨んでは、新型コロナウイルス感染症による県内の影響の現状分析と将来予測を慎重に行い、追加補充すべき対策について議論を深めるとともに、トリエンナーレや新体育館の在り方などについても議論を尽くしてまいります)


 

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