11/6~8 警察委員会県外調査
(委員会の所管事項について調査してきました。
①KDDI株式会社ではスマートドローン=ドローン+4G/5G=遠隔自動飛行のソリューションに必要な機能=通信+機体+気象・地図+運航管理をプラットフォームとして提供しています。モバイル通信を活用したスマートドローンで様々な社会課題を解決すべく、今年度から監視・警備、点検、測量、農業、物流の各領域による実証を行っており、例えば愛知県内では南知多町の師崎港から篠島までの洋上約3.5キロの距離を無人飛行ロボット=飛行レベル3(無人地域での目視外飛行)想定のドローンで医療物資の輸送を行いました。昨年度埼玉県での実証では、埼玉スタジアムにおいて競技が開催されていない日におけるスタジアムや敷地内施設の警備=高高度飛行ドローンによる不審者検知と位置情報特定→巡回ドローンへの急行指示→巡回ドローンによる不審者確認と追跡を自動で行いました。今後2022年度には飛行レベル4=有人地帯での目視外飛行が実現し、さらにより高いレベル=より人口密度の高い地域で、より重量のある機体が、複数機同時飛行に向けた技術開発が進みます。併せて、制度面=機体の安全性・信頼性の評価手法、操縦者・運行管理者の技能確保、運行管理に関するルール、上空電波の利用ルールなどの環境整備を進めなければなりません。

 

 

 

 


②綜合警備保障株式会社では高度化した犯罪・テロへの対応と常駐警備の効率化を実現する警備ロボット"REBORG-Z”をはじめとしたAI技術を活用した警備システムを提供しています。現在はAIによる”警備員の目”=警備先種別+警備ニーズを備えたカメラ・センサーで身体・生命・財産を狙う確信犯の未然防止と被害の最小化に取り組んでおり、今後2020年には第6世代=4K+AI+5G+IoTに当たる新システム=ドローンやウエアラブル端末などの新たなハードウエアを使うシステムで画像分析・予兆分析に向けた新技術の開発が進みます。併せて、AIによる異常検知時にコンピュータ合成音声で威嚇、煙の自動噴射などの初動対応など、どこまで機械が対応しても良いのかについて制度面の環境整備を進めなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

③トレンドマイクロ株式会社ではサイバー犯罪の最新の脅威動向と今後の予測、AI・IoTによるサイバーセキュリティーにおいて実施すべき対策について説明聴取しました。現在世界のサイバー犯罪=詐欺、業務妨害、知的財産搾取などによる年間収益は約170兆円であり、その態様はランサムウェア、フィッシング、不正送金、標的型攻撃など多種多様です。これらは金銭被害をもたらすのみならず、業務、ブランド、従業員に被害やマイナス影響をもたらすため、適切な防御策を講じる必要がありますが、技術で100%防ぐことは不可能なのが現状であり、何よりまず個々人におけるサイバー上の防御意識が必要不可欠です。その上で国際間の官民が連携した法執行プロセス、情報共有など正しい解決手法を構築していかなければなりません。

 

 


④第三管区海上保安本部では世界有数の混雑海域である東京湾などにおいて巧妙化する最近の密輸・密航事犯の最近の傾向や水際テロ対策について説明聴取しました。海上保安庁は海上における法令遵守、安全確保、犯罪取締り、海難救助などを行う国土交通省の外局の一つで、全国11管区で構成されており、愛知県は第四管区の所管です。海保は日夜、国内密漁のみならず、外国漁船による違法操業、密輸・密航事犯=薬物・銃器・不法入国、海賊・海上武装強盗、不審船による領海侵犯、海外公船による接続水域内入域及び領海侵犯などに対応していますが、領海侵犯に対する権力行使に当たっては海洋法条約が定める権限ならびに国内法による規定に鑑みて限界があることに深く考えさせられました)

 

 

 

 

 

 

11/9 リユースマーケット
(3R活動とは、3つのR=①Reduce(リデュース)は使用済みになったモノがなるべくゴミとして廃棄されることが少なくなるようにモノを製造・加工・販売すること、②Reuse(リユース)は使用済みになってもその中でもう一度使えるモノはゴミとして廃棄しないで再使用すること、③Recycle(リサイクル)は再使用ができず、または再使用された後に廃棄されたモノでも再生資源として再生利用することに取り組むことでゴミを限りなく少なくし、ゴミの焼却や埋立処分による環境への悪影響を極力減らすことと、限りある地球資源を有効に繰り返し使う社会=循環型社会を作ろうとするものです。毎年開催されるこのマーケットは環境意識の高い皆さんの交流の場でもあり、私も掘り出し物を見つけた際にはそれがここにある由縁を聞くことができ、大切に使おうと思いました。”エコ社会”を目指すと掛け声する行政において例えば、ペーパーレス化が遅々として進まない現状は言わば責任放棄であり、業務の効率化を進め、モノを減らす努力と有効活用する工夫を訴えていきたいと思います)

 

 

→ 知立西小学校学芸会
(各学年ともに力と思いのこもったステージを見せてくれました。舞台度胸にたくましく、表現力の豊かな子どもたちに感動しました。我が子の晴れ舞台を楽しみに来た保護者の皆さんも観覧席のスムーズな入替えなどに終始協力的で、和やかで温かい雰囲気の中に進行しました。子どもたちの中には人前で演じることに躊躇する子もいたことと思いますが、終わってみればみんな立派に発表できました。先生方の舞台演出と演技指導に感謝いたします)

 

 

11/10 知立文化賞表彰式
(知立市文化協会主催による表彰式に参列しました。知る人ぞ知る画廊”じんがら”オーナーの荒木八重子さんが栄えある文化賞を受賞されました。荒木さんは永年にわたってあらゆるジャンルの幅広いアーティストとともに文化振興に携わり、知立市美術展の黎明期を支えるなど知立市の文化力向上にも尽力されました。文化奨励賞にはハワイアンフラを通じてハワイの伝統舞踊を広める春日井彩由美さん。春日井さんは”Moku O Keawe International Hula Festival 2019 "のクプナ部門で優勝するなど現役ダンサーとして活躍される一方、フラスクール”カ レオ オ ラカ イ イアパナ〜カ パー フラ オ カ イエイエ”を主宰されています。文化芸術新人賞には新進気鋭のフルート奏者として活躍中の新野智子さん。演奏活動の傍ら、吹奏楽指導や音楽教室の講師など後進の指導にも力を入れておられます。文化(culture)という言葉には大きく分けて二つの意味があります。第一の意味は優れた芸術や学問、またはそれらが醸し出す上質な雰囲気を指し、第二の意味はある集団に共通する行動パターン、またはそれらの背後にある価値観を指しますが、知立市が芸術を通じてお互いに共鳴し合うことのできる品格ある文化の香るまちとなりますよう、私も文化振興に力を尽くしてまいります)

 

荒木八重子さん

 

春日井彩由美さん

 

新野智子さん

 

→ 南陽音楽サークル”ひびき” 第10回記念コンサート
(南陽区の皆さんによる定期演奏会に出掛けました。毎年様々なジャンルに挑戦されていて、その演奏は優れたハーモニーを奏で、時間が経つのを忘れます。曲間も軽快でユニークなMCによって退屈することなく、会場の雰囲気は終始盛り上がり、最期は満場の拍手喝采の中で幕を閉じました。南陽区は比較的新しいまちであり、その成り立ちから多様性を認め合う風土が育まれて生きており、日頃から住民の皆さんの寛容さを実感できます。今日もそうした温かな雰囲気の中でゆったりとコンサートを楽しむことができました)

 

 

 

文化祭
(長篠町、新地町、谷田町、八ツ田町、牛田町にお伺いしました。工夫を凝らした展示会開催にあたり、町内役員や出展者の皆さんのご尽力に感謝いたします。才能あふれる住民の皆さんのジャンルをまたいだ様々な逸作に見入りながら、ご案内いただいた皆さんとの会話も弾み、最期には呈茶の御接待もいただきながら、町内の暮らしにまつわる色んなお話を聞くことができました。各町に息づく文化に触れ、市民の皆さんの底力を知ることで、次の知立のまちづくりを構想することができます。それぞれから頂戴した喫緊の行政課題についても、しっかりと対策を講じてまいります)

 

 

長篠

 

 

新地

 

 

谷田

 

 

八ツ田

 

 

牛田

 

 

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