愛知県が進める名鉄知立駅(知立市)の高架化事業で、

28日から鉄道の仮線の利用が始まる。

2023年度の完成を目指す工事の節目で、

線路の移設などが今後本格化する。

知立駅は名鉄本線と三河線が乗り入れ、

一日6万人が利用している。

事業は名古屋本線と三河線の計4.3キロを高架化し

、市の中心部を分断する10カ所の踏切をなくす計画。

鉄道を運行させながら工事を進めるため

、順次仮線を設けて路線を頻繁に切り替える

複雑な工程になっている。

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今回利用を始めるのは

名古屋方面から知立駅に至る長さ1キロの仮線。

仮線は当面、回送電車の運行などに使う。
また、現在の2・3番線ホームの南側に仮ホームを設け、

併せて南改札口を新設。

これまで北改札口しかなかったため利便性が向上する。

仮ホームは三河線の豊田市方面行き乗り場になり、

乗り換えや南北の改札口へは渡線橋を利用する。

27日の終電から28日の始発までの間に

切り替え工事を行う。


高架化は2010年度に着工した。

完了までには6つの手順を踏むが、

その最初の一つをクリアすることになる。

愛知県建設事務所の担当者は

「ようやくここまでこれた。まだ先は長いので、

今後も安全第一で順調に工事を進めたい」と話した。


※「高架事業が一向に始まらない」と

40数年来言われ続けてきた懸案事業。
「100年に一度の大事業と称される

知立駅周辺連続立体交差事業(いわゆる高架事業)」


事業主体の愛知県がこの高架事業を着工することが

できたのは、私が1期目の仕事であり、

知立市の事業費負担額から23億円を

(愛知県が肩代わりして)軽減することができたのは、

2期目の仕事です。
これからも引き続き、

高架事業の早期完成と、事業費の縮減に向けて、

愛知県ならびに名鉄に対して、

あらゆる方策を提言しながら折衝を続けてまいります。