碧海郡知立町から、
昭和45年12月に知立市として市政施行した
時の人口が、
42,356人。
その後、
昭和57年1月に 50,000人、
平成9年5月に 60,000人、
平成20年12月に 70,000人を超え、
平成25年6月現在で 70,659人(外国人 4,072人含む)です。
過去43年を経て、1.66倍に人口が増えたわけですが、
この間の主なインフラ事業(区画整理事業、道路事業除く)
を列挙しますと、次の通りです。

昭和49年 知立西小学校開校、国道155号バイパス完成
   51年 八ツ田小学校開校
   52年 竜北中学校開校
   53年 市庁舎新築移転、中央公民館開館
   54年 知立南小学校開校、猿渡公民館開館、
       消防庁舎新築移転、知立文化広場完成
   57年 福祉体育館開館、知立南中学校開校
   58年 国道23号知立バイパス開通
   59年 保健センター開館
   60年 市営駅前駐車場建設
   61年 知立東高校開校、クリーンセンター完成
   62年 図書館・歴史民俗資料館開館

高度経済成長時代の力強い勢いを感じることができますが、
市政施行後初めて行われた選挙である昭和49年8月の市議選、
翌50年の県議選、翌51年の市長選の候補者公約を調べると、
目玉政策は
鉄道高架事業および知立駅周辺開発整備であることも
納得できます。
(ちなみに、知立駅が現在地に移設されたのは昭和34年。)

駅周辺整備事業の現在までの経緯は、
昭和51年に鉄道高架事業調査が行われてから動き始め、
平成9年度に補助事業として新規採択され、
翌10年度に都市計画決定後、

12年度に事業認可を取得し
名古屋本線の仮線用地補償から着手、
22年度には工事協定を締結して仮線工事に着手し、
現在に至っています。
この間、同時に、幹線道路整備や区画整理事業も併せて
都市計画決定、事業認可され、工事着手しています。

現在の知立駅周辺の地形は、
昭和31~39年度に区画整理事業に
よって出来上がったもので、
旧市街地に近接した地区(43.7ヘクタール)を、
新駅設置に伴って整備されたものです。
(ちなみに、その後、昭和40~53年度には市中心部の
未開発地域《当時、農地で、先に整備済みの駅周辺市街地と
昭和42年に完了した
知立団地に挟まれた地域 74.4ヘクタール》が
区画整理事業によって整備されて以降、
内各地で区画整理事業が続く。)

昭和39年度当時から50年が経過した駅周辺の中心市街地は、
性的な交通渋滞のみならず、
南北、東西に分断されていることから
新たな空間を確保(道路、公園含む)するとともに、
生活環境や都市機能を高める効果(市街地の発展)を目指して
行われるのが、
いわゆる鉄道高架と周辺整備事業ですが、
同時に
市内人口が少子高齢化の影響でピークアウトを迎えることを
考え併せると、当然ながら、もっと早くやっておくべきだったことは
言うまでもなく、しかしながら、これからの都市間競争を
勝ち抜くために必要な要素であるインフラの整備でもあるわけで、
新しい時代に即した、また、
来を見据えた(リニアインパクトなど)、
事業の修正見直しは大いに加えて行くべきだと思います。