英語はやさしく -30ページ目

英語はやさしく

英語ペラペラに話す必要はないけど、英字新聞読んだり、相手の言っていることをだいたいわかりたいという人は多いはず。英文法を中心に、ただのひけらかしやら、英語にちなんだ情報を発信します。



 
①When the blackout occured, I was taking a shower.
(停電が起こった時、私はシャワーを浴びていた。)

 この文章は、停電が起こったという「出来事」を過去形で表わし、その時の自分の「状況」を過去進行形で説明している。
 
 感覚的には、「状況」を時の流れ(時間軸)としてみれば、「出来事」はその流れにクサビを打ち込むがごとく遮る過去の一点というところ。
 
 過去進行形には時間の長さがあるが、過去形にはそれがなく、出来事として一点に凝縮されている。 

blackout
(EVENT)

ーーーーーーーーーー→
taking a shower
(SITUATION)

 そもそも、停電のような、人に語りたくなる出来事がなければ、「シャワーをあびていた」という、ごくごく日常的な過去の状況をわざわざ表現する必要はないと考えるけど、どうだろう? 


What were you doing when the gigantic earthquake happened?
(大地震が起きたとき、どうしてた?)

 過去進行形を使って、人に過去の状況を聞くときも、だいたい何らかの出来事(この場合は地震)を前提にすると思う。
 たとえば、「昨日の午後9時に何してた?」と急に聞かれたとしたら、「テレビ見てたけど・・・何かあった?」と、聞き返したくなるだろう。
 ここで相手が「・・・別に理由はないけど・・」と返したら、かなり「????」な状況になりはしないだろうか?




②She didn't get frightened , because blackouts had been happning over and over again.
(彼女は怖がらなかった。停電はしょっちゅう起こっていたからだ。)

 彼女が停電で真っ暗になっても怖くなかったのは、それ以前になんどもおんなじ目にあって慣れていたということ。
 過去のある時点までに、ある出来事が何度も繰り返し起こったことを表現するために、過去完了進行形は使われる。例文のときに起きた停電以前にも、停電は起きていたということ。


previous blackouts
↓  ↓  ↓  ↓
   ーーーーーーーーーーーーーー→New one!

 この際、事前に起こっていた地震がそれぞれ何時起こったのか、ということには着目していない。ただ、起こったことがあるという事実を述べるにすぎない。 

 動詞によっては、ある時点まで~をし続けたという継続をあらわすことができる。

Until she finally appeared, I had been waiting 1hour.
(彼女がついに現れるまでに、私は一時間待ち続けていた。)

   ーーーーーーーーーーーーーー→she came!
had been waiting



③On may 21th , a solar ecripse came under people's observation.
(5月21日、日食が観測された。)

 過去形だけの文章では、ある出来事が起こったという事実を述べるのみ。その時、人々がどういう状況でいたのかを表現するのには、過去進行形が必要。


At that moment, everyone were looking up at the sun behind the moon.
(その瞬間、みんなは日蝕を見上げていた。)


 今回の解説はこんなもんです。次回は時制の一致を解説したいと思います。では・・・

・△・)ノ

Present perfect continuous
(現在完了進行形)

 
☆「動作の継続」

I have been doing this puzzle for 20 minutes.
(パズルを20分やり続けている。)

How long have you been waiting for a train.
(どれくらい、電車を待ち続けているのですか?)

It has been raining for 2 hours.
(かれこれ、2時間ぐらい降っているよ。)

 「やりつづける」、「待ち続ける」、「降り続ける」など、ある動作・出来事が継続して行われていることを表現するときに使われる。
 例文だけでは、その状態がもう終わるのか、これからも続くのかどうかは決まっていない。
 


☆「つい、今しがたまで・・・」

① The sky is clear, but the ground is wet.
It has been raining.
(空は晴れてる。でも地面は濡れてる。雨が降っていたんだ。)

② She smells cigar on father.
(彼女は父親に煙草の匂いを嗅ぎとった)
"Have you been smoking?"
(タバコ吸ってたでしょ?)

③ I've been running , so I'm very tired.
(ランニングしてたから、くたくただよ。)


 ①の場合、青空だけども、地面は濡れている。このことから、つい、今しがたまで降っていたことが分かる。このように、現在の状況から直前まで行われていた状態・行為を類推して述べるときにも、現在完了進行形は使われる。

 ②の場合は、煙草の匂いを嗅ぎ取った娘が、父親に対して、さっきまで喫煙していたことをとがめている。「よーし、お父さん、禁煙しちゃうぞー」とか、宣言していたんだろうね。

 ③、さっきまでランニングしていたから、今疲れているということ。①,②とは逆に、現在の状況(疲れている)の理由を説明するために、今まで何をしていたかを述べている。

 


☆現在完了と現在完了進行形の違い


 この二つの使い分けは、ケンブリッジの『English grammer for use』という文法書に詳しく載っている。少しだけ、引用します。

① She has been painting the ceiling.

② She has painted the ceiling.


 ①の場合、天井にペンキを塗っているという行為自体に注目しており、その行為が完了したかどうかは考慮していない。この文章の場合、後に続くのは、「She is caked with paint.」(彼女はペンキまみれだ。)など。
 ペンキ塗りをしていた結果、ペンキまみれになったけど、ペンキ塗りの作業自体が未完か完了かは、注目されていない。

 ②の場合、注目しているのは、ペンキ塗り作業が完了したこと。だから、「This room has become so funcy!」(この部屋、ファンシーになったね)など、作業が完了した結果、どうなったのかを述べる文章が後に続く。

例文

I've been running 10km, and I'm not tired at all.
(10キロ走ったけど、全然疲れてない。)
・・だから、走り終わらないで、もっと走るかも

I've run 10km. It's my new record!
(10キロ走ったぞ。これは新記録だ。)
・・走った終わった結果が新記録だということ

 
 時制の違いを例文で比較したい場合はケンブリッジの『English grammer for use』がお勧めです。ちょっと、高いけど(4000円!)・・・


 次回は、過去形・過去進行形・過去完了進行形・・をやるかもしれない。

では、・△・)ノ



おまけ


 共和党大統領候補のロムニーさん、この人はマサチューセッツ州の知事をしていた人だけど、この人の在任中、州のJob creation ranking(その州が一定期間にどれほど働き口を増やしたかというランキング)が37位から、47位になったのだ。(ニューズウィーク5月7日発行の政治コラムより)

 ほとんど、最下位。この人は選挙運動中に、「私は、オバマと違って、経済を知っているぞ、雇用を増やすことができるぞ」とか、いっていたけど、大丈夫なのかね?
 
 オバマさんが、同性愛者の結婚について、歴代大統領で初めて賛成を表明したけど、アメリカ国民を二分するような厄介な問題にわざわざ言及するのは、結構余裕で選挙に勝てると踏んでいるからなのかな?

 同性愛に関して、一方のロムニーさんは、高校時代に同性愛者をいじめて、ハサミでその人の髪をバサバサ切っちゃったことが暴露されて、ニュースをにぎわせている。本人は「よく覚えてないけど、まぁ、高校時代は馬鹿なこともしたし、謝っとくよ」的なスタンス。
 
 まあ、いろいろがんばれ、ロムニーさん・・・








Present perfect(現在完了形)


☆「完了・結果」をあらわす現在完了


①"I have finished my homework."
(宿題をおえたぞ。)
②"I did my homework."
(宿題をやった。)

 ①は現在完了、②は過去形(Past simple)、この二つの違いは、今現在と関わりがあるかどうか。
 
 ①は、今現在の状況と絡めて、湧きおこる達成感を表現したり、今から別なことに取り掛かれることを示唆するために使われる。
 よって、この文章の後には "so,I'll go out.(だから、外出するぞ)" と付け加えることができる。宿題そのものには、焦点はあたっていない。

 ②は、「過去において、自分は宿題をやった。」という事実のみを表現するもので、母親に「宿題済ませたの?」と聞かれたときなどに使う。今の状況とは関係ない。

 日本語でも、「夕飯の準備が整ったよ」とか「ふろが湧いたぞ」とよくいうけど、これらは「だから、食べようよ」や「だから、いつでも入れるよ」といったことを相手に暗に伝えている。現在完了はそれと一緒。文法的には、「完了・結果」をあらわす現在完了と呼ばれたりする。



☆「経験」をあらわす現在完了


①"I've been to France five times."
(フランスには、五度ほど行ったことありますわよ。)
②"Have you ever seen Evangelion4.0?
(エヴァ4.0、観たことある?)


 同じ要領で、「経験」を言い表すことができる。
 
 ①は、五回行ったことを単純に表現するのではなく、「何度もフランス旅行体験しているから、いいホテルや店のことならまかせて!」的な、現在貯まった経験値の豊富さを言い表している。
 
 ②は疑問形。焦点は今持っている経験値だから、いつどこでそれを経験したかは問題じゃない。だから、この問いに答えるときは、過去の特定の時点をあらわす副詞と一緒に使うことはできない。

○ "Yes,I have. I've seen ten times."
× "Yes,I have. I have seen yesterday."


 yesterdayは、「昨日」という特定の日をあらわす副詞だから、現在完了とともに使うことはできない。時間を特定する副詞は、過去形の文章で使う。

"I watched Evangelion2.0 two weeks ago."
(二週間前に、エヴァ破みたよ。) 


☆「状態継続」をあらわす現在完了

①"I've lived in the city since I was six."
(六歳のころからこの街で暮らしている。)
②"How long have you been married?"
(結婚してから、どれくらいたつの?)


 過去の基準点から、今現在まで、その状態が続いていることを表現するときに使う。
 
 ①は今現在も変わらず住み続けていることを表す。
 
 ②において、たずねている人は相手が今現在も離婚せずに、結婚した状態が続いていることを知っている。
 

 次回は Present perfect continuous(現在完了進行形)の解説をします。
では、 
・△・)ノ